神殺しになった日
僕は、とある県内の公立高校に通う何の取得もない一男子高校生だった。
あの日が訪れるまで。
あの日は、7月下旬の暑い昼時だった。
僕は、夏季休業中の進学課外から帰って、二階の自分の部屋でゴロゴロしていた。
下で、インターホンの鳴る音が聞こえた。
家には、僕しかいないのでインターホンに出て外に出てみると、
「神界特別宅配便です!XXX様にお届け物です。サインお願いします!」
渡されたボールペンで、サラサラっと自分の名前を書いた。
自分宛に来たその謎の宅配物を自分の部屋に持っていき、包み紙をビリビリに雑に破り中身を開けた。
中身は、何やらタブレットPCみたいな物が入っていた。
いきなり、タブレットPCからレーザー光線みたいな物が出て自分の身体を覆い、何やら訳の分からない言葉を言いだした。
「@*.~***#*())*#@「5*%#:::GPFデータより日本人と特定。基本言語を日本語に自動設定。惑星No.385586の生物のゴッドスレイヤーをXXXとして登録中。。。。登録完了」
恐る恐るタブレットPCをタッチしてみると、何やら色んなことが書かれていた。
【ゴッドスレイヤー選抜において当選された方おめでとうございます】
ゴッドスレイヤーになられた方は、いくつかのルールに守って頂かなくてはなりません。
・ゴッドスレイヤーとは、この世界で唯一、神以外の物質で対抗、殺害出来る存在である。
・ゴッドスレイヤーになられた方は、むやみに下等生物が生活する環境下での能力の行使を控える。
・ゴッドスレイヤーは、神界最高裁判所の執行員として依頼される可能性があります。
依頼された場合行かなければならない義務が発生します。
・神とゴッドスレイヤーは、あらゆる地位の上で最上位の種族である。
以上の事を理解し、楽しいゴッドスレイヤーライフをお過ごし下さい!
そして、タブレットPCの電源は自動でシャットダウンした。
タブレットPCから何やら、紙切れみたいなものが目に入った。
そこに書かれていたものは、
「アマテラスの護衛を頼む。」
と書かれたメモ書きだった。