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のんびりいこう  作者: 本多しもうさ
痕跡
2/12

戦いの末に

6月の日差し照りつけるなか俺は黙々と庭の草とりに取り組んでいた。

母ちゃんに頼まれ500円という安請け合い。半ば強制だったけどな……

まあ、休みの日に昼間っから草とりとかのんびりしていて良いかもしれない。


草を抜き続けること二時間、ようやくすべての草を制圧した。

俺は手を洗い、台所に直行する。そして冷蔵庫からキンキンに冷えた麦茶をとり出しコップに勢いよく注ぐ。

あとは渇いた喉に流し込むだけだった。ゴクッゴクッと自分でもはっきりとわかるぐらい大きな音を鳴らした。


「ふぅ……うまい……」


全身に麦茶が染み渡った、そんな気がした。

そしてふと、1年前を思い出す。

身を焦がすような暑い真夏、毎日のように部活があり、過酷な練習の合間の僅かな休憩時間、男共は水を求めて水道めがけて突っ走る。蛇口を捻り水に食らいつくがその水は生温く、「the水道水」といった感じだった。

そういえば、女子は専用の冷水機があったなぁ……。











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