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カレンとミコトの航宙軍物語  作者: ルイ シノダ
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第二章 宙域訓練 (2)

いよいよ軍事衛星”アルテミス”に来たカレンとミコト。自分達だけが特別扱いされる事に違和感を感じながらも宇宙空間で実地教練を開始する。

他の人には持っていない二人だけの”モノ”ですばらしい成果を出し始めます。

(2)


ヒサヤマに案内されて到着ロビーで自分たちのケースを受け取ったカレンとミコトは自走エアカーの後部座席に乗るとヒサヤマは、全部座席に乗ってパネルに行先をインプットした。

「2人とも、これから行くところは、他の候補生と違って航宙軍上級士官の官舎よ。貴方たちの為に特別に用意してもらったの。気に入ってくれると嬉しいわ」

カレンとミコトが言葉も言えないままに驚いていると

「どうしたの。嬉しくないの」

ミコトは

「いえ、どうして僕たちだけが地上に居たときから特別扱いされるのか分らなくて。ここに来ても他の候補生とは違うようだし」

そう言って二人が困惑した顔を見せていると

「ふふっ、君たちが一番知っているのかと思ったわ。少し考えれば分る事でしょう。座学の時もそうだけど、君たちは他の候補生と違いすぎる。出来が良すぎると言った方が良いかしら。シミュレーションにしても他の候補生とはレベルが違いすぎる。そんな君たちが彼らと一緒に教練したら、彼らは困るし、君たちはストレスが溜まるだけよ」

一呼吸おくと

「君たちはフレイシア航宙軍の未来の夢かもしれない。だから期待に応えて」

そう言って後ろを振返って微笑んだ。

カレンとミコトは意味が分らないまま、とりあえず“変な扱いではない”ということが分ると

「今後はどうなるのですか」

とカレンが聞いた。

「私も教練内容は詳しく教えられていない。私は君たちの生活面や体のケアをするのが仕事。だから君たちのおかげで私の宿舎も上級士官エリアよ。そう言う意味では君たちに感謝ね」

そう言って微笑んだ。


軍事衛星“アルテミス“は、宙港の内側直径六キロの外周を結ぶ外環とそれをさらに十字に横切るストリートとアベニュー、更に外周の内側四キロと二キロに円周上に道路がある。そしてストリートとアベニューの間を中心部に対して通る道路が有った。

これが、第一層から第六層迄同じ様に出来ている。それぞれの艦の乗員が、それぞれの層で生活するためだ。もちろん各層の間は、エレベータの他、角度を緩めた斜め方向に螺旋状に通る道路がある。

第六層より下はエネルギープラントだ。もっとも一層あたり二〇〇メートルの高さがあり、層の厚さは五〇メートルあるので住んでいる人には圧迫感はない。

カレンとミコトの乗ったエアカーは、一度一番外側の外周に乗るとA1と書かれたマークのあるストリートに入った。そして二〇〇メートル位入ると止まった。少し足元にショックを受けるとドアが開いた。

「さあ着いたわ。貴方たちの官舎は、その二つ目の航宙軍宿泊用ビルの五階の二号室よ。結構広いから大丈夫だわ」

そう言って、ヒサヤマは微笑むと自分もエアカーを降りた。二人は、荷物の入ったケースをエアカーから取り出すとそのビルに歩いた。

中に入ろうとすると大佐の襟章をつけた人が出てきた。二人は急いでケースを置いて敬礼するとその男は立止って答礼し、

「君たちがアオヤマ姉弟か。なるほどそっくりだ。それに中々の美人だな。いや失礼。ミコト君には悪かった。ところでどちらがミコト君」

二人は滑りそうになりながら顔を見合わせると

「僕です」

と答えた。“航宙軍の服を着ていて分るはずなのに”と思いながら男を見ていると

「私は、フレイシア航宙軍航宙戦闘機部隊所属ルイス・アッテンボロー大佐だ。宜しく」そう言って答礼を止めた。

カレンとミコトは緊張した面持ちで男を見ると男が入口を出るまで直立していた。二人はいきなりの出会いに驚きながら、自分たちの部屋に行くと

「へーっ、さすがに広いや」

「うん、これならゆっくりと出来る」

「カレン、遊びに来た訳じゃないんだけど」

「そうね。でも二部屋もあるよ。それにダイニングとキッチンもあるし、バスも着いている。凄いよ」

「どうも、独身用の部屋見たいだね」

「そうだね」

そう言って二人は、部屋を決めるとそれぞれの荷物を片付けた。

「ところで、食事どうするのかな」

素朴な疑問を投げるミコトに

「自分たちで作れとか」

「まさかー」

荷物が片付いた後、冷蔵庫に既に用意されていたジュースを飲んでいるとドアのブザーが鳴った。

二人は誰だろうと思って壁に着いている玄関のカメラからを見るとヒサヤマが普段着姿で立っていた。ドアを開けると

「二人とも色々案内するから、出かける仕度をして」

そう言って入口に立って二人を見た。自走エアカーに乗りながら

「君たちは、三ヶ月間のアトラスⅢ型の実機教練が終了した後、航宙軍士官学校の仕組みから外れて、フレイシア航宙軍の准尉として訓練に励んでもらいます。もちろん、身分はまだ候補生だけど。理由は分るわよね」

そう言って二人を見た。2人が“分らない”という顔をするとヒサヤマは“仕方ない”という顔で

「通常、君たちがここ三ヶ月でこなしてしまった課程は、一般の候補生では1年かけて行うものなのよ。ましてアトラスⅢ型のシンクロモードは現役に航宙軍航宙戦闘機乗りでもほんの一部の優秀なパイロットだけが出来る操縦。つまり君たちは、本来二年間でこなすメニューを六ヶ月で終わってしまうという事。但し、それでは規定に合わないのでこれから三ヶ月のアトラスⅢ型による実機訓練のあと残り三ヶ月を航宙軍の中で磨いてもらう訳。あとの一年をどうするかは上層部が決める」

そう言って二人を見た。

二人とも目を丸くして驚いた顔をしている。ヒサヤマは、“本当に自分達の凄さ分っていないのか”理解できない頭で考えるのを止めると

「まあ、いいわ。とにかく君たちは、教練に励んで」

結局、三時間かけて軍事基地内部、商用エリア、ミドリプラント、倉庫エリアそして食事の出来るところ案内されて食事して帰って来た。

教練中は軍事基地内で食事も出来るし、普段必要な買い物は基地内で出来る。しかし軍事衛星に住む以上、一通りのことは知っておいたほうが良いということで、ヒサヤマが案内したのだ。ヒサヤマは、二人の宿舎があるビルまで送っていくと

「当面の間、私が君たちを迎えに来る。航宙軍基地内への通行は君たちのIDでは出来ないから」

そう言って二人をエアカーから降ろすと

「また、明日ね。八時には、迎えに来ますからビルの入口にいて」

そう言って一ブロック向こうの航宙軍宿泊用ビルに行った。

「カレン、明日から実機教練が始まる。楽しみだ」

「うん」

と言うと自分の部屋に分かれた。


「これが、航宙母艦」

口を開けそうになりながら見ていた。

航宙母艦“ライン”・・全長六〇〇メートル、全幅一五〇メートル、全高八〇メートル、前部両弦に一〇メートル粒子砲四門、側部両弦に自衛用パルスレーザー砲二〇門、アンチミサイル発射二四門を備え、後部両脇に核融合エンジン四基を搭載している。また一隻当り艦載機アトラスを二一〇機、常用一九二機、補用一八機を搭載する航宙母艦である。 

後部両脇に核融合エンジンの内側が少し上に窪んだ底の広い逆U形をしていてアトラスの発着ポートが横に八機分ずつ一〇メートル間隔で並んでいる。縦には一二機分ずつ並んでいる。

軍事衛星の第一層宙港に整然と並ぶ巨大な航宙母艦をゲートの外側で見ていた二人に後ろから

「着たね。着いて来なさい」

フレイシア航宙軍航宙戦闘機部隊のユウイチ・カワイ大尉は、そう言うと二人の前に立って歩き始めた。カレンとミコトは顔を見合わせるとカワイ大尉に付き添った。

航宙母艦の右にある自走レーンに乗ると二分の一ほど行ったところでエスカレータに乗った。エスカレータを降りるといよいよ航宙母艦の中に入り、更に右に少し言ったところでエレベータの前に来るとカワイ大尉は、二人を見てから自分のIDをかざした。

「君たちのIDも既に登録されている。明日からは自分達でパイロットウエイティングルームに来るように」

そう言って二人を見ると

「しかし、フレイシア航宙軍始まって以来の出来事だよ。まさか一九才の若さでこの“ライン”に乗るとは」

“どういうこと”という顔をする二人にカワイは

「この航宙母艦は、僚艦の“マザーテイル”、“トロイ”と合わせて、我航宙軍の中でもトップレベルのパイロットだけが乗れる航宙母艦だ。装備が他の母艦と違う。直ぐに覚えるだろう」


カワイは、パイロットウエイティングルームに二人を案内すると、あらかじめ聞いてはいたが、回りのパイロットたちが目を丸くした。

「参ったな。噂以上だ」

「うーん、可愛い。いてー」

「私も女よ。でも可愛い」

「本当にアトラスⅢ型でシンクロしたのかよ。信じられない」

カワイの同僚の男や女のパイロットが疑心暗鬼で言っているとカワイは

「これから三ヶ月みんなと一緒の訓練に入る。宜しく頼む」

そう言って二人を紹介した。

カレンとミコトは特に座る場所が決まっている様子ではない事を理解するとテーブルと座席が空いている端の方に座った。


強烈なダウンフォースを体に感じながら“ライン”から射出されるとカレンとミコトのアトラスⅢ型は、軌道に乗った。

「カレン、ミコト。タイプAだ」

そう言って、ヘルメットに中に入って来るカワイの声に

「はい」

と二人でハーモニーをするように答えると、直ぐにシンクロモードに入った。

「ミコト、右舷」

一瞬で、ダミーに自機の底部移動した一メートル粒子砲を発射すると左舷上方に遷移した。

「カレン、上」

後部上方にそれぞれ二機のアトラスⅢ型が離れるように遷移すると二人が今いた場所に、二機よりも太緑色の荷電粒子の束が過ぎ去り、二機を眩く照らした。

二人は双方にカレンは右舷上方に回転し、ミコトは左舷上方に回転しながらお互いの機の背を合わせると一瞬で荷電粒子を発射した。カレンは、ヘッドディスプレイに映る大き目の赤い光点が黄色に変わると左に回転しながら射線を外さずに

「ミコト二連射」

二機の荷電粒子砲から一度放たれた荷電粒子が黄色い光点に届く前に再度荷電粒子を発射した。

カレンは、黄色い光点が完全に消えると

「ミコト、左舷レーダー展開全方位」

そう言って次の目標を探した


「信じられない。何ということだ」

「私も始めは下からの情報を“マユツバ”程度にしか思っていなかったのですが、これほどとは」

「とんでもない子達だ」


多元スペクトルスコープビジョン、通称スコープビジョンに映る拡大映像を見ながら、航宙軍士官学校の長官のヘラルド・ウォッカーとルイス・アッテンボロー航宙軍航宙戦闘機部隊大佐そしてカワイ大尉は三人で唸った。

その三人の後ろでサングラスのオゴオリ航宙軍開発センター長は口を曲げて声を出さずに笑った。

「ミコト、ミッションコンプリート。ラインに帰るわよ」

「了解」

二人は、ヘッドアップディスプレイでは、遠くに映る航宙母艦を視認するとシンクロモードを解いて並んで航宙した。

航宙母艦“ライン”の下まで行くと

「ライン、カレン准尉、着艦します」

「ライン、ミコト准尉、着艦します」

本来、自分の苗字を言うが、双子なので名前で言っている。まだ、機体の名前とタックネームは付いていない。

“ライン”の下まで来ると誘導ビームが二人のアトラスⅢ型を包んだ。やがて“ライン”のU字型の航宙戦闘機射出口まで入るとランチャーロックが伸びてきてアトラスⅢ型を掴んだ。

カレンは、足元にショックを感じると、アトラスⅢ型格納庫の底部がスライドして閉まる音を聞いた。

 ヘッドアップディスプレイが真白になるとカレンの頭の上のカバーが開かれた。整備員が、パイロットスーツの二箇所にあるインジェクションからケーブルを外すとカレンも自分のヘルメットについているインジェクションからケーブルを外した。

「ふーっ」

ため息を出しながらミコトの乗機の格納庫を見るとミコトが同じ様にため息をついていた。

ミコトはカレンが、アトラスから降機するのを見届けると自分も降りた。

「カレン、まあまあだったな」

「うん、もっと素早く遷移しないと上からの攻撃にあんなことしていてはだめよね」

「うん、僕もそう思う。思考パターンに遅れがあったんだ。もっと実地教練を積まないと」

二人が航宙戦闘機射出庫から出てパイロットウエイティングルームに行く途中で話していると、前から来る乗員が感心した顔で見ながら通り過ぎていく。ほんの少し前までは、なにか“おもしろいもの”でも見るような好奇の目が、今は感心の眼差しに変わってきている。

“ライン”での実機教練を始めてから二ヶ月。軍事衛星“アルテミス”での生活にも慣れてきたところだった。

パイロットウエイティングルームに戻ると司令官フロアから戻ったカワイ大尉が、

「アオヤマツインズ。すばらしかったぞ」

とお世辞でない顔をして言うと

「いえ、まだ動きが遅いです。上からの攻撃にあんな遷移をするようでは、実戦では使えないかと。思考パターンがあの時、単調だったのではと二人で反省しているところです」

“他のパイロットでは、あれさえも出来ない”カワイは呆れた思いを感じながら、

「分った。実機教練に励むことは良い事だ。乗機レポートを出したら、休憩に入ってくれ」

「はい」

と二人でハーモニーすると慣れたとはいえ、カワイは“この二人のシンクロと身体能力は他のパイロットの追随を許さないな。フレイシア航宙軍航宙戦闘機部隊創立以来の逸材だ。上がどう出るのか”そう思いながら自身も訓練の為に航宙戦闘機射出庫に向った。


航宙軍は、カレンとミコトが同じパイロットスーツを着ると胸以外は全く判別つかないため、特注で二人の准尉の徽章の隣に“Karen・A”と“Mikoto・A”とパッチを付けている。

 二人は、“ライン”の中級士官用休憩エリアに入り左奥にあるカウンタから紙パックに入った“スカッシュ・オレンジ”を取ると空いているテーブルに座った。

「カレン、さっき上からの攻撃に対して二人が一度シンクロを解いただろう。もし、他に敵機がいたらシンクロに戻ることが出来なかった。あの時僕の脳波は、一瞬だけど解いてもう一度シンクロを望んだ。カレンからもそれを感じ取った。でもあれはそういう意味ではミスだよね」

そう言ってカレンも顔をみると

「私も同じ、シンクロを解いた後、直ぐに背面スクロールで戻したけど」

「僕たちは、航宙駆逐艦からの攻撃に対して自分達が隙間を作り、その間に荷電粒子の束を通らせた後、背面展開で近づいてシンクロにした。でも、あれは敵に 撃って下さいと言っているようなものだ」

「上方からのエネルギー波の感知をもっと早くする訓練をしないといけない」

「そうだね」

二人が実機訓練の反省をしている頃、


「きゃー」

目の前に放たれた緑色の荷電粒子の束が通り過ぎるとサキは悲鳴を上げながら左下方に遷移した。

「サキ、そっちはダメだ」

レイの乗るアトラスⅡ型がサキの機がインサイトされる前に荷電粒子を放った。ヘッドディスプレイに映る赤い光点が消えるとレイはサキの機に近づいて

「サキ、大丈夫か」

レイはサキの機に損傷が無いことを確認すると

「サキ、右上方」

サキが冷静になって、言われた方向に遷移すると大きめの赤い光点が右から左に動きながら荷電粒子の束を発射した。

「サキ、いまだ」

レイの言葉に自機の荷電粒子砲を発射すると同時に右上方に更に遷移して左舷方向に機を向けると大きめの赤い光点が黄色くなっていた。

「サキ止め。二連射」

二人のアトラスⅡ型から一度発射された荷電粒子の束が消える前に二度目の発射が行われた。ヘッドディスプレイに映る黄色い光点が完全に消えるとレイは

「サキ、ミッションコンプリート」

そう言って口許で微笑んだ。

二人は、航宙母艦“ネレイド”の艦低部に来ると誘導ビームが照射され、それぞれの機が航宙母艦に吸い込まれた。

アトラスⅡ型から降りると二人は、右手を上に上げてハイタッチすると“にこっ”と笑った。

「やったな。サキ」

「うん、やった。だいぶ息が合ってきた。もっと頑張ろう」

そう言ってまた笑うと肩を並べて航宙戦闘機射出庫から出てパイロットウエイティングルームへ向かった。二人が中に入ると教官が二人を呼んで

「良くやった。しかしサキの方はちょっとギリだったな。二人とも自分の戦闘をリプレイして良く反省するように」

そう言って優しい目で二人を見ると微笑んだ。


サキとレイが自分達の教練映像を見ると、サキが自機の前方に荷電粒子を放ちそのまま左舷下方に遷移していたら間違いなく撃墜されていた。レイが声を掛けて右上方に遷移したから助かっていたのが、映像を見て分った。

「う~ん」

と声を出して“へこんでいる”サキに

「大丈夫だよ。これからもずっとカバーするから」

そう言って慰めようとするレイに

「全然ダメだ」

そう言って立つとパイロットウエイティングルームを出て中級士官食堂へ向かった。


サキやレイもカレンとミコトほどではないにしろ実地教練に励みます。しかし、自分の至らなさに少なからずショックを受けたサキは、レイに対して思わぬ行動にでます。

次回をお楽しみに。

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