表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/22

お互い様

まだ戦うには早いようです。何せデッキには五十のブレイカーを呼び出す力があるのですからね。

 ルルンが戻ってきた。「どうでしたかマリオン、マイローニと気が合いそうですか?」

「ええ、一目で惚れてしまいました。」


(あの筋肉馬鹿弱いくせにまた女に色目使いやがったなー。ちょっとルックスいいからって調子に乗るんじゃないぞ……)


 「どうしたのですか?ルルン様。険しい顔なさってますが。」


 「あー。マイローニは人の姿をしていますが珍しい方です。普通のブレイカーは獣魔である事が多いのですよ。あまり変な期待をしないように・・・。コホン。」


 「はぁ。分かりました。ところで私はこれからどうすれば・・・。」


 ルルンはかなり深く思案した様子で「そうですねー。マリオン、貴方に与えたデッキは比較的残り物で弱いのですよ。前線に送り込むと戦闘不能になってしまうかもしれません。」


 そうなんだー。死ぬのかな。でも私ゼリー喉に詰まらせて死んでるしなー。美人に生まれ変わって嬉しいけどこの人達ホントに正しいのかしら。特にこの赤ちゃんのルルン怪しいわ……。


 「どうしましたマリオン険しい顔をしていますが?」

 「あ、ああデッキの順番ってあるのか。強いのから一気に召喚出来ない物かと思いまして。」


 「ああ、そうですか。それはおいおい説明しましょう。」


 私は忙しいと言う匂いをプンプンさせてまたまた天国の雲の上にさっさと戻ったルルン。


 はぁ誤魔化せたわ。(お互い様です……)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ