ドドーン
マリオンはデッキからカードを一枚引き抜いた!
その途端辺りが暗くなった。
「何?」マリオンはビビっている。
辺りは陰っていた。そして出てきたのは岩の巨人だった。
「ちょっとウィー、百発百中じゃなかったの?こいつゴーレムじゃない!?」
「マリオン姉さんこいつがキャストでやんす」
「ええ!?」
見た目がメチャメチャ強そうだ。頑丈そうな岩の体躯。大きな手にいかつい顏。どう考えてもこいつは戦闘用にしたい。マリオンは思った。
「ちょっとウィー、コイツと友達なんじゃないの?」
「いやぁデッキから引くカード同士は基本余り交流が無いでげす。こんな奴だったかな?会ったの百五十年位前でやんすから忘れてたかもしれないでやんす」
その間にもキャストは咆哮でうるさくて仕方がない。
「ちょっとあんた言葉喋れないの?」
キャストは答えた。
「普通に喋れます」
ガク。なら叫んでないで喋ろよ。マリオンは思った。
「おーいドルズ・ゲルズ・オルズ援軍が来たわよー!」
マリオンがそう言うか否かその間にキャストがドドーンと手首から先をミサイルの様にぶっ放し、
ケルベロスに当たった。
「グオー」と言う叫び声を上げてケルベロスは粉微塵に身体を破壊され死んだ。
「ちょっと何コイツ?強すぎじゃん」
ルルンが寄ってきて言った。「あらら、キャストエラーのようですね」
「何それ?」
「キャストはランク変動型で最低ランクでは敵の弱点を見抜く力しか無いのですが、どうやらBクラスにエラーして戦闘型のブレイカ―になったようですね。ケルベロスを一撃で倒すとはそれしか考えられません」
「え、何?戦闘型だと体デカくなるの?」
「いえ、最低ランクでもあの図体です。私達も困ってしまうブレイカ―の一体です」
ズコー。マリオンはずっこけた。
まぁいいや。
「ドルズ・ゲルズ・オルズ良く頑張ったわね。お礼に飼ってあげるわ」
そう言うと三匹は安心した様子で兄ちゃんやったねとか言ってはしゃいでいる。
マリオンが気になっていたのはデ・アルデ・ゴーンとか言う男だ。ルルンが恐れる程だから相当強いのだろう。
「やった!私強い男大好き!顏もイケメンだったしまた会いたいわー」
ルルンは呆れ果て「マリオン貴方早死にしますよ」とだけ言って「すいません、ちょっとトイレに行きます」と言って天界の上の天上界へ帰って行った。
「年寄りと赤ちゃんはトイレが近くて困るわね。ホントにルルンって強いのかな?何か必殺技でもあるのかしら?私には小便小僧にしか見えないけど」ホンネを漏らすマリオンであった。
【未完】




