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犬が欲しい

 「何か戦況はこちらに不利のようね」マリオンは一人ゴチる。

 それはそうである悪魔軍は生前とんでもない事件を起こした超危険人物ばかり召喚している。


 「そろそろ新しいカード見たいわね」

 佐々木さんが近くに居た。薪割りをしている。いくら若くてイケメンに転生したとは言えやる事は爺さんだ。

 「精が出ますね、佐々木さん」

 「おお、トメさ、いやマリオン、こうでもしないと暇で仕方ないのだよ」

 戦況がひっ迫しているのに呑気な物だなとマリオンは思う。

 

 すると、人間の姿をした悪魔と地獄の番犬ケルベロス3匹が襲ってきた!

 「何者?名を名乗れ」マリオンは言った。


 黒いズボンに黒いマントを羽織った男は「私はデ・アルデ・ゴーンだ。生前50人殺した。今では悪魔軍第一軍の総長だ」


 マリオンは笑う。総長ってヤンキーか右翼かしら。プププ。

 そこでルルンが脳内に直接話しかけて来る。

 「何を笑っているのですかマリオン!その男は非常にヤバいのですよ!私に比べれば大した事ないのですが」


 何だ。また自慢か。馬鹿な天使…… だがヤバい事には変わりは無さそうだが、デ・アルデ・ゴーンは「ふむいい女だ。殺すには惜しい。そして私は強い女が好きだ」


 聞いてねえよ。マリオンは思ったが命拾いをしたようだ。しかしケルベロスを三匹残して行っている。「きゃあ? 怖い見た目ねー」マリオンブレイクの中からカードを引く。

 ドーベルマンの様な犬が出てきた。「うーんちょっと分が悪そうね」

 するとドーベルマンの様な犬が三匹同時に喋った!「やったー美人のブレイカ―だ」「やったねあんちゃん」「落ち着け彼女を守るのが先決だ」


 「さぁ私達に名前を付けて下さいご主人様!」何かリスペクトされているようだが、気にせず冷静に名づける。「よっし、上からドルズ、ゲルズ、オルズにするわ。黒い三、ごほんごほんワンズトリオ! ケルベロスを片付けなさい!」


 「分かりましたご主人様!」

 元気はいいが相手はBクラスの魔獣。全くトンデモない物を残して行ってくれたわね、あの男。

 「頑張ってね、ドルズ、ゲルズ、オルズ。私犬好きだからケルベロス倒してくれたら飼ってあげるから」

 わん!わん!わーおーんと吠えてトリオはケルベロスに向かって行った。

 

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