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プロローグ 1

プロローグは分割しました。



 


 


 世界は平穏に満ちている。







 其れを言ったのは誰か思い出せない……。











 時は架空西暦2022年。









 世界は平和を享受していた。




 子供は友人と遊び。

 若者は恋に勉強にと青春を謳歌していた。

 若き世代は自由と平和を謳歌していた。












 そう若い世代は。












 子供を育て養う親の世代は苦痛に満ちた生活を強いられていた。




 生活費に養育費。

 固定資産税に消費税。

 市民税に県民税。

 医療費など。




 其れに加え子供の塾の月謝代。

 家や車のローン。






 その他諸々が親の肩に重く伸し掛かっていた。




 重い。


 重い。


 重い責任。




 其れ等が重く伸し掛かってきた。




 だが家庭を持つということは其れを承知の上だ。

 夫婦で支えあい生きて幸せを掴む。






 此れがおしどり夫婦なら耐えて行けるだろう。




 そんな夫婦なら……。










 搾取される人生を送った夫。

 暴力を受け続けた妻。




 愛がなくなった夫婦は以外に多い。

 そんな境遇は耐えられないだろう。




 其の結果は離婚という未来もある。










 此の世界は。








 世界は偽りの平穏に満ち溢れている。




 


 其れを言ったのは誰か思い出せない。




 時は架空西暦2022年。










 世界のストレスは溢れている。


 其のストレスを受け止めていた器はもう持たない。




 ストレスは溢れる。



 



 溢れたストレスは世界を変貌させる。

 ストレスは人と世界を侵食し破壊する。

 

 

 

 世界を。

 

 人を。

 

 

 破壊する存在。


 ストレス獣。

 

 顕現し化け物と化したストレス。、

 其れがストレス獣だ。


 ストレス獣の発生には一人の天才の関与が囁かれていたが噂の領域に過ぎない。

 寧ろ世界が増えすぎた人類を間引くため顕現したという説が濃厚だが今は置いておく。


 今重要なのはストレス獣という存在が居ると言うことだ。


 

 

 

 ストレス獣という存在が世界を破壊する。

 

 

 誰に知られることもなく。

 速やかに。

 そして暴虐の限りを尽くす。





 

 

 世界はストレス獣に滅ぼされるのか?

 

 

 否。

 

 

 其れを阻まんとする存在もまた生み出した。

 

 世界を守る存在。

 

 人を守る存在。

 

 

 世界の守護者。

 

 人の守護者。

 

 

 

 

 其れは英雄の存在だ。

 

 

 英雄。

 

 

 

 

 機械を生物に埋め込み人外の力を宿した存在。

 サイボーグ。

 

 若しくは仮面ヒーロ―と呼ばれる存在。

 

 


 

 

 元はたった一人の天才が考えた理論を元に作られた。

 妄想とも思われるような非科学的な理論。

 其れは数多くの科学者の手で現実化。

 実用の段階まで高められ人を守る技術に昇華された。

 

 

 人の領域を超えた英雄を生み出す技術。

 

 

 其れが天才の成し遂げた偉業だろう。

 

 だがその天才が実は幼い子どもだと誰が知るだろう?



 

 真実は誰も知らない。

 知られてはいけない。

 

 

 いや正確に言えば知られてはいけない者たち。

 

 

 そんな輩に知られてはいけない。

 

 

 

 

 彼らはストレス獣に対抗すべく一致団結し協力した。

 其の結果殆どのストレス獣は駆逐出来た。

 

 そうして世界は守られた

 

 

 

 

 ただ一人の平穏と引き換えに。

 

 

 

 そうして世界は平和になった。

 

 

 筈だった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 今作は<一読者>として多少本音で書き込みますが、<個人的な趣向>や<ネタバレ>を感じたら感想返しをされる必要はありません。 [気になる点] 意図は以前の作品でお聞きしましたが<空白>でしょ…
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