プロローグ
題名の読み方は「いしずえのハート」。
「いしずえのしんぞう」ではありませんww
序盤は不思議なことがたくさんあって、謎が深まっていきますが、徐々に解決していく物語です!
この宇宙には数々の世界が点在している。
その数は数え切れるものではない。
大きな世界から小さな世界。
それぞれの世界には別々の特色がある。
たとえば、ロマンドという世界は商業が栄えている。
数々の食料を栽培し、つくり、宇宙列車に乗せて世界各地に運んでいる。
宇宙列車とは、世界と世界をつなぐ列車。たった1つだけの列車は1年中休むことなく動き続けている。
そんな宇宙で近頃問題がおき始めていた。
宇宙に点在している無数の世界が徐々に崩壊し始めている。
ある世界は生物が全滅した。また、ある世界は宇宙列車とのつながりを断ち切られてしまい、孤立。
理由はまったくのなぞに包まれているが、その崩壊は確実に進んでいる。
崩壊した世界はまだ全体の10パーセントにも満たないが、このままでは宇宙のバランスが崩れてしまう。
商業の町のロマンドが崩壊すれば、食料に関して全世界的な不況に陥ることは確実だ。
この宇宙全土のピンチにある国が立ち上がった。
この宇宙最大の世界・ハイラント。それを治める王国ゴールドシルン。
「この闇に包まれた事件。われわれがなんとするしかないだろう」
まさに王様。といえる格好の玉座に座している男が神妙な顔つきでそう言った。
「確かにこの国は全宇宙で一番の戦力を備えております。ですが、全世界を救うには人手が少なすぎます」
王の前に右ひざをついた男がそう返した。
ゴールドシルンは全世界で一番の戦力を持っている。平和なこの宇宙では過去に一度大きな戦争があっただけで、最近では何の事件もなかった。
ほかにも強い兵力を持った世界もあるが、ゴールドシルンは別格だ。
「では集めろ。全世界を周り、兵力になるものを集めよ」
「しかし、武力だけでどうにかできる問題ではありません!」
右ひざをついた男はそれまで下げていた顔をあげて、玉座に座した男にそう言った。
「この怪奇現象。おそらく何者かによる仕業」
「人がやっているというのですか!?」
「人かは知らんが、意思が働いているのは間違いない」
2人の間に静かな空気が流れている。
「分かりました。今すぐに衛兵たちを世界に飛ばします」
「任せた」
すると男は右ひざを上げて立ち上がり、大きな広間から出て行った。
「ここまで戦争がおきなかったのは奇跡。ついにその糸が切れるか」
玉座に座した男はさらに顔つきが神妙になった。
読んでくれてありがとうございます!
このプロローグの後半に出てきた2人の男は、主人公ではありません。
主人公は次回から登場です!