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地獄の避難所生活

「見て、明日美ちゃんよ。」

「うわ~また髪の毛染めてるじゃない……。」

とわたしに対する陰口がチラホラ聞こえる。

言っているのは性格が悪いと近所で有名な藤宮さんと木下さんだ。

また根も葉も無いこと言ってる……。


わたし、髪の毛染めてないし。

オバサン二人の根も葉も無い悪口は慣れてるのでスルーしよ……。

そしたら、二人の口からとんでもない言葉が出た。

もう、イヤなヤツと一緒になっちゃったんだなぁ~。

「明日美ちゃんのお母さんって水商売してるらしいわよ。」

「本当?それに、旦那さんは元不良よ……。」

「最悪じゃない~それに里沙ちゃんと奈央ちゃんって清楚ぶってるけれど学校ではいじめをやってるらしいわよ。」

「本当、最悪ねぇ。祐太君と一翔君なんか女の子に平気で暴力を振るってるらしいわよ。」

「まぁ、好男子ぶってる割りにはなかなかひどい人間性してるじゃない。

しかも、源君と竹崎君って好青年ぶってるけれど本当は娯楽の為に人を刀で斬って遊んでるらしいわよ。」

「うわあ、なんてひどい男の子なの!?こんな最低な両親に産まれた上にろくでもないヤツらとつるむなんて明日美ちゃんも最悪な女に違いないわね。」

「これら全部広めましょ……。本山の奥さんどんな顔するのかしら?」

はぁ!!何、言っちゃってんの?このババア達は。

嘘八百並べるのもいいところ。お母さんの職業はカフェの経営者だし、お父さんは不良なんかじゃない。

そもそも不良ってだけで悪人と決めつけるなんておかしいし、こんな事を言えるオバサンこそ悪人じゃん。

奈央と里沙は本当に清楚だし、人をいじめたりなんか絶対にしない。

5歳の頃からの仲良しだから断言できる。

祐太や一翔は女の子どころか人に暴力を振るったりなんかしない。

そもそも女の子から人気だから。

義経や季長が娯楽の為に刀で人を斬って遊んでいるなんてあり得ない。

いくらなんでもそんなことしたら大問題だ。


オバサンがこんなに私たちを悪く言う理由はわたしのお母さんがマナー違反をしていた二人を注意したところ、逆ギレして片っ端から根も葉も無いことを言いまくっているのだ。

お母さんだけでは言い足らずお父さんまで言われだし、その娘であるわたしにたいしてもあること無いこと言ってるのだ。わたしがいつも祐太達と一緒にいるのを目撃したらしく、彼ら彼女らにまで飛び火し、根も葉も無い噂の出汁にしているのだ。


許せない、絶対に。

わたしを悪く言う分には構わないけれど、わたしの大好きな人達を、大切な人達を、悪く言うのは絶対に許せない。


わたしはオバサン達に向かっていた。

「あの!!」

わたしが声をかけると、意地悪オバサン二人はこっちを見て

「噂をすればなんちゃらと言うけど、本当だったのね。」

「何かしら?」

ひたすらムカつく奴。

わたしは勇気を振り絞って言った。

「これ以上私たちを悪く言わないでくれますか?」

するとオバサン達は

「何よ、偉そうに。」

「そうよ、そうよ!!ガキの分際で年上に偉そうな口を聞いてんじゃないわよ!!」

と全く悪びれてない様子。

わたしはついにかっとなって

「あんた達みたいな奴に偉そうとか言われる筋合いはない!!」

と大声で怒鳴ってしまった。

オバサンは舌打ちをして何処かへ行ってしまった。


そしてわたしはこの日からひどい嫌がらせを受けるなんて思ってもみなかった。

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