神様と鬼ゴッコッ!!?
「ハ・ル・ちゃーーん」
ハルちゃん言うな、馬鹿女神。
「ねぇ、ハルちゃん、どこぉ?」
バッカ、そんなもんいうわけねーだろうが。
それじゃあ、ゲームとして成り立たんでしょう?
「鬼さん、こっちら、手のなる方へーーっ」
そりゃ違う遊びじゃねーか。
そもそも、何をしているかというと―――
―――――
さかのぼること三十分前・・・
「ハルちゃん、ハルちゃんっ!!」
「ハルちゃんゆーなって・・・」
「ひまだぁー、あそぼーよー」
「そうか、暇かぁ。じゃぁ、庭のアリさんでも数えてなさい。」
「はーい、おかぁさんっ」
神様、こいつを基本馬鹿に作ってくれててありが・・・・・
「あきたっ!!!!!!!!」
五秒で飽きるなら、やる前から気づけ
「よしっ、ハルちゃん、鬼ごっこやろーー」
いやですよー、どんなことになるかわかったもんじゃない
「じゃぁ、ハルちゃんはなべのふたね。」
「はいはい、ワケわからんゲームはまた今度にしましょうねー」
「あたしは、鬼やるからクギバットねっ」
―ドスン――
轟音とともに、オレの真横のユカに穴が開いた。
コレって、鬼ごっこだよね?
「女神さん?コレはどういうことかな?」
「鬼ごっこ−Lv.1勇者と魔物−ドラ○エヴァージョン」
俺の体もつかなーーー。
「あの、女神さん?もっと消極的な遊びしません?」
「えぇぇ〜〜〜、セッカク調子よかったのにぃ」
お前の調子など知らんっ!!
「このままじゃ床かボロボロになるからだめだ」
「じゃぁ、壁に向かってするからぁ」
くそう、セにハラは変えられんっ
「ほら、かくれんぼとかのほうが面白いからっ!!!」
「しょ−がないな、じゃぁ、あたしが鬼で日本刀もって・・・」
「待て、ここは日本のルールに則ってしようっ!!!!!」
「えぇぇぇええぇっ」
「せっかく、和菓子かってあるのになぁ」
「日本LOVE!!!!」
この、グラ○ニーが・・・・・・・・
――――――――
―――――
―――
というわけで、今オレは自分の部屋のクローゼットの中に隠れてます。
「ハールーちゃーん、どこー」
言うわけないじゃないですか・・・・
「あ、発見っ!!!!!ハルちゃん・・・・」
なにっ?!!
「・・・・の携帯っ!!!!」
んだよ、携帯かよ・・・・
「じゃぁ、この一番上の女の子に告白メールを・・・・」
「やめなさいっ!!!!」
「ハルたん、めっけーー」
誰だよ、ハルたん。
「よし、じゃぁ、今度はあたしのルールで・・・・」
「和菓子オレだけでくっちまいますかなーーー」
「じゃぁ、おやつにしますかハル君っ!!!!!!!」
必死な顔で訴えてくるんじゃねぇ、グ○トニーくん
冷蔵庫からドラ焼きと、桜餅を出した。