神様ワガママッ!!?
何時まで風呂に入ってる気だ。
「フーー、いい湯だった」
「人んちの風呂に何時まで入ってる気だ?」
「ん〜、三時間?」
このやろう、笑顔で言うな、笑顔で。
あれ、そういや、こいつ、仮面とかヘンなペイントとか、なくなってる。
あ、でも赤いニット帽はかぶってた。お気に入りか・・・。
「顔の変な装飾品はどうした?」
「ひあ?」
「いや、だからヘンなペイントとか仮面とか」
「・・・・・・・・・・・。」
女神は俺のいすに座ったかと思うと、考える人のポーズをとった。
「・・・何考えてる・・・。」
「春奈君の頭は常人並みか否か。」
「いや、俺が言ってるのはそういうことじゃ・・・・ってそれどういう意味だッ」
女神がケラケラ笑ってやがる。ぶっ飛ばしてやろうか
「お風呂はいるときまで仮面つけてるわけないじゃん。ペイントだって顔洗えば落ちるじゃん。全く、いくらねずみ並の知能だからって・・・・。ハァ・・・・。」
このやろういいたい放題だな。
・・・・・・・・・。
ン・・・・・・?
ちょっと待て、お前、それは・・・・。
「おい・・・、その格好はなんだ?」
「何って、パジャマ?」
そんなことを意図も簡単に言ってのけたこいつは、今現在なぜか俺の服を着ている。
「どこから持ってきた」
「どこって、そこから」
そういって女神は俺をデスサイズでさす。
いや、だから、ちょくちょくそれを出してくんなって、
ものすごく怖いんだって・・・・・・・・ん?
「そこってどこ・・・・・。」
ゆっくりと視線を下ろしていった俺は、またもフリーズしてしまった。
「な、なんじゃこりゃーーー」
おおおおい、何でパンツ一丁なんだッ!!!!!
「キャーーーー、春奈君のヘンターーイ!!!!!!!!」
お、お前が言うなーーーーーー!!!
「ま、まて、それはお前がッ!!!!!!!!!」
「問答無用ッ!!!!」
・・・・。
またコレですか。
巨大鎌の柄で殴られた俺は夕日の町へ(窓から)飛び出していった。
神様、人間って飛べたんですね・・・。