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神様のワケッ!!?

「さてさて、君はいったいなぜ俺のところに来たのかな?」

 自称神様少女と、むきあいながらいう。

 大体、何時まで寝てやがんだ、もう十五時だぞ、十八時間は寝てたぞ今頃起きてどうする。


「自称じゃないですよー、それと、寝る子は育つって言うじゃないですかーー」


 こ、こいつ俺の心を読みやがったっ!!!


「えへん、すごいでしょう。でも、コレすっごい疲れるから、普段やらないんですけど」


 よしっ、コレで人じゃないこと正式に決定っ!!!!


「だからいったじゃないですかぁ〜」

「分かったから、それで神様さんは何で俺のところに来たのかな?」

「え?でっかい部屋に住みたかったから。」


 おいおい、なんつー理由だよッ!!!!


「ならレオ(ピー)レスとかいっぱいそういう部屋があるだろーがっ」

「エー、だって、お金持ってないもん。」


 なんだこいつ、両頬膨らませやがって、面白いキャラ作りだな、え?


「あぁ〜、変な奴とか思ったでしょっ!!!」

「なぜ分かったっ!!!また心読みやがったな」

「そんなこと心読まなくても分かりますーー」


 おおう、完璧に馬鹿にした表情だなコレは。

 舌なんか出しやがって、引っこ抜いてやろうか。


「大体なんでオレの部屋なんだよ、女神様が男の部屋でいいのかよ?」

「いや、何か、えっと、ほら、成り行きで・・・・・」

 

 そんな適当に決められてたまるかっ!!!


「そんな適当な理由なら今すぐ・・・・・どした?」


 いきなり女神がオレの目の前で肩を振るわせ始めた。


「オイ、貴様、なぜ私が女神だとわかった。」


 おい、いきなりどうした。

 

 まてまて、そんな物騒なものはしまえって、


 ほら言わんこっちゃない、天井に刺さってんじゃねぇか、じゃない、何か言い訳しないと。


「いやだからさっきから・・・。」

「問答無用っーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」


「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」



――――――――――


――――――


―――



「なぜオレを切った」


 女神の不思議な魔力によってよみがえった俺は、さっきの出来事をネタに女神に詰め寄る。


「いやだって、私が女神だって知ってたから。」

「だから、それは声とか四分の一見えてる顔から判断したんだっての」

「いや、そーじゃなくて」


 なんだ?


「何で、あたしが神様だって知ってんの?」



 はいぃぃぃぃいいぃぃっぃーーーーーー!!?


「おまっ、さいっしょから自分で言ってんじゃないかっ!!!!!!!!」


 残念なことに女神はぽかんとしている。

 このばかやろう。


「じゃぁ、順を追って思い出してみよう、まずあなたはなんと言って、この部屋に乗り込んできましたか?」


「押し売りに来ました・・・・・。」

「正解ですっ。」


「さて、おれがお前は強盗かと聞いたら、あなたはなんと言いましたか?」


「神様だよー、だから最初ッから言ってたじゃん。しっかりしてよ春名君」

「え、あ、いや、スイマセン」


 ん?


 おい、これ


「おい、そーじゃねぇだろっ、ってかなんで、オレの名前知ってんだよッ!!!」


 女神はゆっくりと振り向くとこんな事いいやがった。


「あたしが、春名君の名前知ってたらいけないわけ?」


 いや、だから、その鎌を出してくるなって、また天井に刺さってるから。

 まてそれをこっちに向けるな、

 いたい、ちょっと刺さってるからっ


「い、いや、まことに結構ですっ!!!!!」


「そう、じゃぁ、あたしお風呂入ってくるから」


 そんなことをいって一階へと続く階段を下りていった。




  あぁ、神様、助けてっ!!!!!!!


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