神様降臨ッ!!?
オレは平凡な一日を過ごす筈だった、
そうッ!!!!!!!
其の日まではっ!!!!!!
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オレの名前は、望月春奈。
断じて女の子ではない、男の子だ。
もしも、ふざけてオレのことを女の子などと呼べば、必殺正拳突きが繰り出されないとか、繰り出されないとか、どっちなんだッ!!!!!!
とまぁ、華麗にノリ突っ込みも決まったところで、もうひとつ突っ込まないといけないことがある。
そう、オレはいったい壁に向かって何を言ってるんだッ!!!!!!!!
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暇だったんだ、勉強もする気分じゃないし、テレビも面白いのやってなかったから。
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「ごめんくださーい、押し売りに来ました〜〜」
うとうとしていたオレはそんな声にたたき起こされた。
んだよ、人が眠ろうとしたときに限って。大体、押し売りに来たってなんだよっ
「あぁ〜、ソッチじゃない、ソッチじゃない。」
ドアに手をかけて部屋から出ようとしていたオレは、不意に聞こえた声にキョロキョロする
「こっちだってばーー」
おいおい、なんだろこの嫌な予感は。
大体この部屋は出入り口はこのドア一個なわけで、後は窓が二つだけ・・・
ええい、めんどくせー、
勢いよく振り向いたオレだったが、フリーズしてしまったようだ。
「え、なになに?何か顔についてる?」
えぇ、ついてますとも、なんですか其の奇妙なペイントは。
今、オレの目の前には赤いニット帽を深くかぶった上に、かおの片側には何か仮面をかぶったやつがいすの上に悠々と座っている。
そいで、首から下には黒くてぼろぼろのマントをぐるぐる巻いている。
もう、押し売りとかそういうレベルじゃねぇ。
とりあえず、携帯を取り出す。
「えっと、何してるのかな?」
あ、こいつ女だ。
この声で男だなんていわれたら、気持ち悪い。
「なにって、警察に電話?」
「どうして?」
「強盗は警察に厄介になるものなんですよ?」
「でも、あたし強盗じゃないし」
又、変なこといい始めましたよ。
「強盗じゃなかったら、なんだってんだよッ」
「え、なにって、神様?」
かわいそうな子・・・。
「どこにお電話ですかー?」
携帯のボタンを押していたオレに自称神様がいう、
「いや、だから、警察?」
「いや、だから、神様なんだって。」
ありえないってば・・・。
「なにの?」
「話すと長くなるんだけど、聞きたい?」
「あぁ、聞きたい、聞きたい。」
適当な返事をして、携帯のボタンを押す。
1、1、と押したところで、不意に電話がかかってきた。
「もしもし」
「あぁ〜、私ミカエルといいますがそちらにいきなり人が現れてませんか」
「あぁ、それならここに、おわっ」
自称神様が、おれの携帯を吹き飛ばして、たたきおりやがった。
ふりかえると、自称神様が巨大な鎌を持って、立っていた。
「何かな?そのエモノさんは?」
「なにって、ですさいず?」
おいおい、そんなもん部屋んなかで振り回すんじゃねぇ。
ほらミロ、花瓶が落ちて粉々じゃねぇか。
ってか、今まで、そんな鎌持ってたか?
「あの、それはどこから?」
「どこからって、異次元?」
どうやら、神様キャラを通すらしい。
「じゃぁ、その証拠を見せてみろよ!!」
「一名様、地獄ツアーにご招待!!」
「は?」
次の瞬間オレは激しい痛みに襲われた。
「いたいいたいいたいたいいたいいたいいたいっ!!!!!!!!!!!!!」
「ここがかの有名な針山地獄でーす」
神様少女が満面の笑みでいう。
あ、初めて目が見えた、よっしゃーー。
「じゃねぇ、分かった分かった、もういい、いいから、神様でいいから。」
次の瞬間俺は部屋に戻っていた。
「あーーーー、ツーカーレーターーーー!!!!」
そういうと、神様少女は俺のベットで眠り始めた。
なんでこーなる、
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こうして、騒々しい日常が始まった。