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婚約破棄の前に、契約書を差し出したら溺愛が始まりました

作者:swingout777
最終エピソード掲載日:2026/03/02
王太子の“公開婚約破棄”は、悪役令嬢を作って拍手を取るための見世物――その台本に、リュシアは乗らない。破棄宣言の前に契約書を突きつけ、「破棄はどうぞ。ただし条文通りに」と逆転する。冷徹公爵エイドリアンはその胆力と頭脳を買い、契約結婚を提案。合理で結ばれた夫婦は、王太子派が“記録を消す力”を持つことに気づく。台帳の欠番、回収箱、封印の貼り直し――消されるのは証拠だけではない。命も名も。ならば消せない形で残す、とリュシアは写しを同時拡散し、神殿で宣誓して証人を増やす。反逆の濡れ衣、偽証人、実家包囲の脅しを、記録と手続きで折り返し、貴族院で黒幕の指示系統を炙り出す。悪役の烙印を剥ぎ取り、名誉と選ぶ権利を取り戻した先で、二人は“期限なし・対等”の新契約を結ぶ。
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