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投稿遅れててすみません。

「終わったよ」

「早っ!?」


あれからまだ1時間も経ってないぞ!?

疑いたい訳ではないが、因縁がこうもあっさり終わるのはちょっと信じられないというか、信じたくないというか……。

こう、なんとも言えない気持ちになるのだ。

だからつい、疑いの眼差しを向けてしまう。


「本当に終わったのか?」


問いに伊神はフッと笑う。


「終わったよ。彼等は彼女の呪縛から解放されたんだ」

「そうか……」


此方を真っ直ぐ射貫く瞳を見て、俺は安堵を吐く。

嘘は吐いていないのだろう。

今のこの状況で嘘を吐くメリットがないし、しないと分かる程度には知っているつもりだから。

遂に終わったのか。

終わりの見えないあの地獄から、やっと。

歓喜を噛み締める。

彼等の事を深くは知らない。

なんなら、話した事のない相手の方が多いだろう。

その時の俺は赤子だったし、構っていられるほど彼等に余裕があった訳でもない。

それでも、生に足掻く彼等の努力を貶されて何とも思わなほど俺は薄情でもないし、それが分かるぐらいには彼等を知っている。


「やっとなんだな……」


あぁ、涙が溢れて止まらない。

やっとあの世に行けたんだ。

せめて、あの世でぐらい飯をたらふく食えていると良いな。

飢えなんて忘れてるぐらいにさ。

そして、来世は食うに困らない人生を送れていたら良いと思う。

その前に俺が会いに行くのが先かもな。

身体は変わろうとも寿命はあるだろうし。

その時は母に会いたいな。

あの時は俺を生かしてくれてありがとうって、礼を言いたい。

感傷に浸る俺に対し、伊神は嬉しげに提案してくる。

雰囲気をぶち壊すような提案を。


「それで、最後に会いに行かないかい?君の母親にさ」

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