表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

頂き女子VS俺

作者: ヒロモト


むかしむかし。ある所におぢさんを誘惑して銭をむしり取る頂き女子がおりました。

頂き女子では長いので仮名として『りり』と呼ぶことにしようかの 。


「ぎゃっ!」


りりは後ろからおじさんにパイプ椅子で殴られました。

おじさんの名前はヒロモト。

黒いマスクに黒いブーメランパンツのヒールレスラーでした。


「てめぇこのやろう!」


ヒロモトはりりをリングに投げ入れました。


リングには画鋲、カミソリ、蛍光灯、竹串などの狂気がたくさん。


「おじさんの気持ちを弄びやがって!」


「ひぃんっ!」


チョップチョップ。チョップの嵐。

会場は大ブーイング。

観客はりりのファンの女と洗脳されたおじさんばかり。


「うるぁ!」


「ぐあぁぁ!」


りりの反撃。ヒロモトの頬に竹串を突き刺した。

会場が歓声に包まれる。


「気持ち悪いおっさんが私みたいな可愛い女と疑似恋愛出来ただけありがたく思えっ!」


「……うおおっ」


りりの反撃は終わらない。

ヒロモトの額に竹串を何本も刺していく。

血だらけになり、意識朦朧とするヒロモトの後頭部を蛍光灯で殴った。

流石のりりのファン達も悲鳴を上げる。


「あれがりりの正体?もしかして俺は騙されていた……のか?」


1人のおじさんが呟くと次々とおじさんたちが立ち上がった。


「がんばれヒロモトー!」


「おっさんふざけんな!りりは私たちの教祖なんだよ!」


おじさんはヒロモトコールを。

若い女達はりりコールをした。


「死ねや!」


興奮したりりファンの女数人がリングに乱入して竹刀でヒロモトをタコ殴りにする。


「……死ぬぅ。マジで死ぬぅ」


「ヒロモト君!無事か!」


ヒロモトを助けたのはホストマン。

超イケメンである。


「えっ?ホストマン?うぶぅ!?」


おじさんから騙し取っていた金をホストマンに貢いでいたりりがホストマンに見とれている隙にヒロモトはりりの膝に蹴りを入れた。


「どりゃあああ!」


バケツいっぱいの画鋲を頭から被り、リングにも画鋲をばら撒いた。


「とうっ!」


「いってぇ!」


ヒロモトのドロップキックでりりはリング中央でダウン。

背中に画鋲が刺さった。

ダメージで立ち上がれないりり。

ヒロモトは華麗にコーナーロープを跨ぎ、コーナーポストに上る。


「やめて!洒落になんない!反省する!モテない弱者男性の為に彼女が出来るようにプロデュースするからぁ!!」


「シェーーー!いってきまーーす!」


「ぎぃやあぁぁ!」


敬礼ポーズからムーンサルト、ボディープレス。

お互い血まみれになったがヒロモトはりりの片足を両手で掴んで腹の上に乗った。


どこからか現れたレフリーがカウントを始めた。


「ワン!ツー!スリー!オーケー!ノックアウ!ウィナーイズヒーローモート!」


ゲットワイルドが流れる。


こうして。りりとりりに力を貸していたりりのファンはお奉行に逮捕され投獄されたのじゃった。

めでたしめでたし。







1650年。

大江戸ドーム(集客65000人)


ヒロモト◯×りり


試合終了後。私人逮捕系有中場亜が乱入。


来年の1.4でヒロモトとベルトをかけて戦う事が決定。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] >「やめて!洒落になんない!反省する!モテない弱者男性の為に彼女が出来るようにプロデュースするからぁ!!」 さすがおぢ魔法使い、そういうビジネスに関しては鋭い
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ