表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愛~異世界で運命の旅路を~  作者: 関谷裕司
序章 異世界の来訪者
1/2

プロローグ

 とある国の大型デパートで、それは起きていた。周りからは多くの銃声、銃弾が飛び交っている。現在、テロリストと国から派遣された特殊部隊『77(ダブルセブン)』が銃撃戦を繰り広げられている。その銃撃戦に、俺は巻き込まれていた。今日、俺は非番だったんだけれども・・・。

 この大型デパートは、四階建てで、各フロアには、12の店舗がある。一つ一つの店舗には一人、もしくは二人のテロリストが攻め込んでいる。店舗と店舗は壁を一枚隔て、更に移動がしやすいような設計になっている。だが、2つの店舗間でしか移動はできない。例えば、店舗が1→2→3と並んであったら、1→2←3とは行けず、1→2l壁l3→4、1←2l壁l3←4みたいな感じになっている。・・・なぜこうしたのかはよくわからない。

 とある飲食店にいた俺は、入ってきたテロリスト二人、隣の店舗に攻めていたテロリスト一人を制圧した。制圧を終えた俺は、ベレッタ92A1(以下ベレッタと呼称)のリロードをする。敵の武器は、かの有名なAK-47、M1911コルト・ガバメント、通称コルガバを携帯していた。アタッチメントは別々だが、武器は統一しているそうだ。

※日本語ではありません

「・・・こちら将也まさや、二階の飲食店『Japanese Foods Restaurant』及び洋服屋『US Style!!』を制圧した。応答せよ」

『・・・こちら77(ダブルセブン)指揮官、了解、引き続き、制圧を頼む。アウト』

「了解。アウト」

 そこで通信は切れた。それと同時に、服屋の方から、今俺がいる店に向かって二人の足音が聞こえる。

※日本語ではありません

「動くな!」

 そこに来たのは、テロリストではなく、二人の男女。俺はベレッタを構える。

※日本語ではありません

「・・・テロリストではない?あんた、どこ人間だ?」

「・・・まずは銃を下ろそう。俺とあんたたちは敵じゃないだろう?」

「・・・貴様がどこの人間かわかるまで下ろすわけにはいかない。どこだ、答えろ」

「77(ダブルセブン)だ」

「77だったのね。私たちはイオタ・カイ。今は互いに共闘しましょ」

 イオタ・カイって、ギリシャ文字を使われているけど、ギリシャの部隊じゃないんだよな。どこぞのクレイジー大国だからね。

※日本語では(ry

「あなたはお仲間が下にいるから向かってあげて。私達は二階を制圧するわ」

「あぁ、よろしく頼む」

 そういい、俺は下の階に向かうための階段を目指す。

 途中にテロリストが何人か居たが、既に全員殺されていた。多分イオタの兄ちゃんと姉ちゃんだろうな。

※日本(ry

「ジェイニー、状況は」

「おぉ、ブラザー!よくそんな軽装で来たな!状況は一階は大方片付いて、三、四階はまだ制圧途中って感じだな」

「そうか、さっき上でイオタ・カイの部隊に会ってな。とりあえず敵ではないみたいだ」

「イオタ?なぜここにいるんだ・・・?まぁ、何にせよ、エネミーじゃないのはありがたいな!」

 と、そんな会話を続けいていたら・・・。

※日(ry

「伏せろー!!」

 上に居た残党兵がランチャーを構えて、こちらに射出する。俺は少し伏せるのが遅れ、爆風で吹き飛ぶ。後ろは幸い、壁だったが、勢いが強すぎて、背中を強打すると同時に、一瞬息が詰まる。

「ブラザー!」

 ジェイニーがこちらを見る。前からは残党が五人こちらに向かってきている。

「ジェイニー!前からくるぞ!」

「ッチ!クソが!」

 ジェイニーともう一人の男、ケオンが応戦をする。

 テロリストの弾が何発か、こちらに流れてくる。・・・腹部に2発当たった。

「・・・っ!」

 口から血反吐を吐く。・・・痛い。とても、今すぐにでも意識を手放しそうなくらい、痛い。

 手で当たったところを押さえているが、お構いなしに血はあふれる。

「ブラザー!大丈夫か!?」

「俺は指揮官と医療班に連絡を取る!」

「いりょう・・はんは・・・いら、ない」

「な!?馬鹿言うなブラザー!今ならまだ__!」

「俺、の・・・からだは・・おれが、いちばん、わかっている・・・」

「でも、指揮官には連絡は取るからな」

「あぁ」

 そういい、ケオンは連絡を始めた。

「・・・ブラザー、すまない。俺がもっと周りを見ていたら・・・」

「お前の・・・せいじゃ・・ない。お、れの・・・はんだんが・・おそ、かっ・・たからだ・・・」

「・・・マサヤ、指揮官には連絡した。今すぐ来るそうだ」

「・・・そう、か。たぶ・・ん、くるころに、は・・・死んでる・・・だろうな」

 いくら圧迫しても、とめどなく溢れる血。今にも閉じそうな瞼。俺の呼吸も段々と浅くなってきている。

「しき、かんには・・・ありがとうって・・・つたえてくれ・・・」

「・・・わかった」

 それを聞いた俺は、瞼を閉じる。

 ・・・そして俺は、絶命した。





 ・・・夢を見ていた。黒より暗く、漆黒という言葉が似あう場所で、俺は・・・。





『___!___は_________る_ら!』


 ・・・優しい声。聞いたことが無いはずなのに、懐かしく感じる。そして、温かい。俺は、どこかで___。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ