ソード＆ソング

プロローグ

最強の剣士

「中等部剣闘際優勝は上崎(かみさき)　剣斗(けんと)だァァァァ」

わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！

実況者がそう叫ぶと観客席からは溢れんばかりの歓声が聞こえてくる

「やっと最強の剣士になれたのか」

俺はそう言いながら涙を流していた

「剣斗流石だな負けたわ」

笑いながら差し出してきたこいつは幼なじみで親友の神谷(かみや)　傑(すぐる)

俺は差し出された手を握り握手をする

「次は高等部か」

俺はそう呟いた

「高等部では負けないからな」

そう傑は言い中等部が終わりを告げる。