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111 第3王女は常識人

俺達は歩いて彼らに近寄って行った。

相手が王族の女である事は分かっているが目的が分からないので手を出せない。

以前、反乱軍は冒険者と一般人だけで構成されていたのだが、もしかしたらコイツがあの方である可能性もある。


すると俺達が傍まで来ると彼女は馬から下りて兜を取った。

その顔は年齢にしては大人びており、凛々しいと言える顔立ちをしている。

ただ鎧を着るために髪は急いで切ったのか綺麗な赤い髪の後ろは不揃いでガタガタだ。

しかも苦労が絶えないのか目の下には濃い隈が出来ていた。

あの若さで何日も徹夜しているような顔をしていると哀れみが無いと言えば嘘になる。


そして、こんな時の会話はゲンさんが担当する事に決まっている。

ゲンさんは前に出ると軽く頭を下げて自己紹介から始めた。


「お初にお目に掛かります。私はゲンジュウロウという者です。不勉強なもので、申し訳ありませんがお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?」


ゲンさんは相手が15歳だからと言って侮ったりはしない。

名前を聞いているのもそれ以外に理由がる。

すなわち国王との関係や、彼女の立場を知りたいからだ。


「丁寧な挨拶に感謝します。若輩者ゆえ侮られる事も多いのです。私はこの国の第三王女アルフィエノ ディスニアです。良ければアルフェとお呼びください。」


「ありがとうございます。それではアルフェ王女。」

「アルフェで構わない。」

「それではアルフェ様。私達にどのようなご用でしょうか?」


すると彼女は咳払いをして横の騎士の一人から手紙を受け取った。

それを開き彼女は目を通しながら話し始めた。


(カンぺか?)


「この度ギルド経由であなた達の事を知りました。子供たちを助けるのに大変世話になったと。」

(世話どころか王国兵はそこの二人が皆殺しにしましたよ。)

「それであなた達にお願いしたい。私と一緒にこの国を救ってもらえないだろうか?」


そう言って彼女は深く頭を下げる。

以前から思っていたがこちらの世界は日本の様に頭を下げる風習がある様だ。

王族ですらこうして頭を下げているので礼儀の1つなのだろう。

それを見てゲンさんは微笑むと彼女の肩に手を置いた。


「頭をお上げください。それで、どこまでやっても良いのかな?」


ゲンさんは既にこの国の国王に対して堪忍袋の緒が切れた状態だ。

その為アルフェが了承すれば城深くに籠ろうと国王を城ごと一刀両断にしてしまうだろう。


「ち、父ではあるが殺して・・もらっても構・わない・・・。」

「本当にそう御考えですかな?死とは取り返しの利かない結果ですぞ。」


すると彼女は目尻に涙を浮かべて今にも泣きだしそうに話し始めた。

きっと言葉も詰まりながらだったので苦渋の決断なのだろう。


「恐らく父も、城に残った兵士たちももう手遅れだ。」

「それはどういう事ですかな?」

「城はデーモンに占領されてしまった。父は・・・父は既に人ではない。父は・・・魔王に変えられてしまったのだ。」


そして俺達は彼女の衝撃の告白に言葉を失った。

居るとは聞いていたがまさかここで出会うとは思わなかったからだ。

魔王とは魔物たちの王にして破壊の支配者。

現れれば多大な犠牲が生じ大量の死の上に討伐される。


「以前から厳しい人ではあったが今の様に変わったのは数年前だ。我が国に結界石を作れる者が来た時に父は欲望に取りつかれてしまった。おそらくそこをデーモンに付け込まれたのだろう。魔王化した人間は元には戻らない。しかし、孵化する前なら我々人間でも倒せる。」

「孵化とは何ですかな?」

「孵化とは魔王として真の誕生を迎える事を指している。勇者がスキルを進化させて真の勇者となる様に魔王は一定以上の絶望を周囲へと与えて進化する。そうなったら真の勇者にしか魔王は倒せなくなる。」


そういう事か。

それなら勇者が居ない俺達でも魔王を倒せるって事か。


「そしてあなた達が多くの人々を救ってくれたおかげ時間が出来てこうして戦う準備を整えることが出来た。もう時間が無い。どうか協力して欲しい。」


そう言って彼女は今にも土下座しそうな程に頭を低く下げ、それを後ろで見ている騎士たちは痛々しそうな顔で見つめていた。

するとゲンさんは俺達に顔を向けると確認も兼ねて問いかけて来る。


「どうするかね?これからは本当の戦争じゃ。自分たちで進む道を選びなさい。」


すると真っ先に手を上げたのはやはりサツキさんだ。

彼女はいつも通りの笑顔を浮かべてゲンさんの横に寄り添った。


「私は当然参加するわよ。戦争なんて初めてだもの。」


すると今度はアスカが真剣な顔で前に出る。

そして二人に対してある提案を口にした。


「もしこの戦に生きて帰れたら・・・私とアキトの事を認めてくれますか?」


するとサツキさんは笑顔を深めるとアスカの言葉に頷きを返した。

どうやらこれから向かう先はそれ程までの危険があるようだ。


「良いわよ。それならアキトも参加ね?」

「望む所です。」


するとアキトは覚悟を決めて前に出るとそのままアスカの横に並んだ。

そしてサツキさんとゲンさんの視線が俺へと向けられた。


「お前はどうする。儂らにはもともと覚悟がある。しかし、お前は一応、一般人じゃ。ここで断っても構わんぞ。お前は何のために戦うのじゃ?」

(一応じゃなくて紛れもない一般人なんだけどな。)


俺はゲンさんの言葉に苦笑を浮かべるとここには居ない皆の顔を思い浮かべた。

ここに来た理由はライラが今後、安全に暮らしていける環境を作るためだ。

その為にはこの国の王族が邪魔な存在であり、どうしようもない相手なら殺すことも視野に入れていた。

なのでこの戦いに参加する事に関して言えば肯定できる。

ただ、この国の腐敗具合を見て新しい不安も湧いてきている。

ここは未来を見据える為にも確認が必要そうだ。。


「ちょっと聞くが、国王が死んだら次の国王は誰だ?」

「それは・・・分かりません。私は所詮第三王女ですから。」

「なら今回の功績を利用して国王になれ。そしてライラに掛けた指名手配を取り下げろ。それが出来るなら俺も協力してやる。」


この国の上層部は既に腐敗し、それは既に各地へと広がりつつある。

そんな中で再び馬鹿な奴が国王になればライラを再び狙って来るだろう。

それだけでなく、この国は今もヘザー達バンパイアの生け捕りに懸賞金を掛けている。

その辺の事を撤廃してくれるような奴でなければ犠牲が増えるばかりだ。


すると俺の態度に一人の騎士が前に出て来た。

その顔にはあきらかに怒りが宿り、今にも剣を抜きそうな程に歪めている。

そして怒気を含んだ声で俺に怒鳴りかかって来た。


「貴様!この方を誰だか分かっているのか!?」


しかし、俺は態度を変えず、周りに聞こえる声量で返答を返した。


「所詮は第3王女なんだろ。でもお前らもこいつに国王になって欲しいから付いて来てるんじゃあないのか。今は変な意地は捨てて本音で言ってやれ。それが本人の為だろ。」


すると騎士は俺の言葉を聞いて呆気に取られたがすぐにアルフェへと向き直った。

その顔からは怒りが消え、真剣な目を彼女に向けている。

それに最初からお前等がしっかりと説得しておけば俺が下手な事を言わなくても良かったんだ。

この国の騎士は主に対して口ごたえをしないのが騎士道なのかもしれないが、それでは伝わらない思いもある。

すると周りの騎士たちもアルフェを中心にして地面に跪き胸に拳を当てて頭を垂れた。


「どうか国王の座にお着きください。我ら一同それを願っております。」

「え・・・あの。」


それを見て彼女はオドオドして困っているが今まで周りの思いに気付いていなかったのだろう。

するとそんな彼女に向けゲンさんも声を掛けて騎士たちを援護する。


「儂も微力ながら手を貸そう。我が国には結界石を量産する技術がある。町を回って見たが税に関して言えば悪い印象はあるが誰も結界石に対して悪い感情を持ってはおらん。この取引を成功させれば更なる功績になる。国民もお前さんの味方に付くじゃろう。」


すると彼女は少し悩んだ末に覚悟を決め、強い意志の籠った目で頷きを返した。


「分かりました。父亡き後の混乱した国を救うために私が王となります。皆さんも協力をお願いします。ですからどうか無事にこの戦いを生き抜いてください!」


「「「ハハー!」」」


そして俺も協力する事が決まったがホロ達はどうすれば良いか。

そんな事を考えていると遠くから聞き覚えのある音が聞こえて来た。


(これは車の走行音?)


そしてそちらを向いて千里眼を使うとそこには俺達が乗るハマーと同じ車が走り寄って来ていた。

そしてその中に居るのは当然俺の仲間たちとアキトの部下である4人だ。

なぜか奴隷として引き受けた騎士の4人も来ていて彼らは車から降りるとアルフェの前に行きその場に跪いた。


「お久しぶりです。アルフィエラさま。」

「アナタ達、無事だったのですね!」

「はい。こちらの方々に引き取ってもらい事なきを得ました。」


するとそれを見てゲンさんは俺に視線を飛ばして来る。

それと同時に内緒話用のメールが届いたのでそれを確認してみる。


『王女に譲渡し解放しても構わん。』


どうやらアルフェの知り合いと知って日本に連れ帰るのは止めにしたようだ。

念の為にサツキさんにも視線を向けると特売のお肉をゲットし損ねた奥様みたいな顔で頷かれた。

彼らは弟子として鍛えて行くと聞いていたけど、俺が聞いていたイメージとは大きく違う様だ。

俺はゲンさんに頷くと少し急ぎ足でアルフェに歩み寄り声を掛けた。

早くしないとサツキさんの気が変わってしまい感動の場面がぶち壊しにされてしまう。


「こちらの4人とは知り合いか?」

「私の幼い時からの護衛騎士です。少し任務を外れて別の仕事をしている時に事件が起きてしまって。でも無事でよかったです。」


そう言って彼女は嬉しそうに涙を流し後ろから現れた侍女らしき女性からハンカチを受け取っている。

その姿に他の騎士たちも同じように涙を流しているのでどうやら彼らも知り合いの様だ。

それに喋り方も柔らかくなっているので今までは気を張って無理をしていたのだろう。

もしかすると心配していた知り合いと無事に会えて気の緩みから元に戻ってしまったのかもしれないな。


「欲しいならあげますよ。要らないなら俺達の国で命がけの強制労働をして貰います。」

「ダメです!・・え?あの・・・すみません。その・・・本当に良いのですか?」


色々な意味で驚いている様だが俺は嘘は言っていない。

日本に帰れば、彼らはサツキさんと命懸けの訓練を始まる事になっている。

奴隷から解放はするがそれを気に掛けるはど彼女は甘くない。

恐らく毎日立つ事も出来ない程の地獄の訓練が待っているだろう。


「本当ですよ。それでもう一度聞きますが要りますか?」

「要ります!」


すると彼女は今日一番の元気な声で返事をして来た。

やはりこれからの彼女には心を許せて信用に足る者は必要だろう。

これからこの腐敗が広がる国の国王になるならなおさらだ。


「なら返しますから好きに使ってください。」


俺はそう言ってスキルの隷属を使い彼らを奴隷から解放した。

隷属のスキルは奴隷にもできるがこうやって解放も簡単に出来る。

これは確かにこのスキルを持っている者を国が厳しく管理するのも納得だ。

これを使えばレベルの低い一般人なら好きに奴隷に出来るだけでなく、犯罪奴隷も好きな様に解放できる。


「良いのか?言っては何だが我らくらいの実力者なら売ればかなりの金になるぞ。」


そう言って来たのはサツキさんと戦ったオニキスだ。

確かに金にはなるが俺達は金が欲しい訳ではなくこれから王女になる彼女の信頼だ。

さらに、俺達はこれで彼女に借りも作ることが出来た。

こういう小さな事の積み重ねが後で生きて来る。


(まあ、美味しい所はゲンさんの総取りかもしれないけどな。)

「金には困っていない。その気になればいくらでも稼げる。でもこれでアルフェに借りが作れるだろ。こいつが国王になったら利子をしっかり付けて返してもらうから気にするな。」


すると俺の言葉にアルフェは唖然とし、オニキスは大声で笑い声をあげた。

今までは奴隷の立場と言う事で遠慮していたのか、豪快に笑い奴だったんだな。


「それは怖いな。まあ、無事に生き残れればの話だがな。」


そう言ってオニキスは傍に来た騎士に連れられ消えていった。

彼は鎧も武器も持ってはいないのでそれを受け取りに行ったのだろう。

俺はそのままゲンさん達の許へと戻って行った。

そこにはここに来ない筈のライラ達が来ているからだ。


「みんな来ないんじゃなかったのか?」

「実はスフィアが目を覚ましたの。」

「スフィアが起きたのか。でもどうしてみんなが来ることになったんだ?」


スフィアはエルフの国で水の精霊王であるアクアと一緒に助けた少女だ。

夢の中にも入って戦ったのでよく覚えている。


「彼女が夢で二人に危機が迫ってるのを見たそうよ。目が覚めてスキルを確認したらレベル10の予知夢を習得していたらしいわ。それで直ぐにこっちに連絡が来たの。」


もしかして何かの反動だろうか。

少し心配だが目が覚めたなら良かった。

しかし、俺は夢を見なかったのでレベルが低いせいかもしれない。

それに昨日はあまりの疲労に熟睡していた。

夢は熟睡していると見れないのでこういう事もあるのだろう。


「でも、それならこれから危険な所に行くのは分かるだろう。」

「みんなはユウだけを危険に晒したくないのよ。だからここからは一緒に行きましょ。それに危ない時には守ってくれるでしょ。」


そう言われると断り辛い。

俺も覚悟を決めて戦いに挑むが彼女達も同じように覚悟を決めてここに立っている。

それを俺の独断で否定する訳にはいかない。


「なら、約束してくれよ。危なくなったらすぐに逃げてくれ。それに逃げるのは悪い事じゃない。相手の情報を持って帰るのも重要な事だ。良いな?」

「ええ。」


返事は貰えたが実際その時になると逃げてくれなさそうで心配になる。

それならばと消極的な考えを捨て俺も覚悟を決める事にした。


そして、俺達は体を休めるために町へと入った。

アキトは今から特訓があるのでゲンさん達と町から離れて行く。

基礎的な事は来るまで習っていたので後は実践あるのみだ。

恐らくは俺と違い以前から二人の指導も受けていたので日付が変わる頃には戻って来られる・・・かもしれない。

明日か明後日には決戦となるので宿で休みたい。

そう思って中に入ると町は閑散としており殆ど人の姿が無い。


「マップで分かっていたがどうしてこんなに居ないんだ?」

「それは他の全員が先日デーモンに連れ去られたからです。」


すると俺の独り言に答えてくれたのは近くを偶然歩いていたアルフェだ。

彼女は人が疎らな町を見渡し顔を歪めている。


「デーモンたちは力を得るために生贄を求めています。おそらく連れ去られた人々は今も王都で酷い苦しみを味わっているでしょう。早く救わなければ・・・。今なら間に合うかもしれません。」


デーモンは人を簡単には殺さない。

スフィアの時の様に長い苦痛と絶望を与えてそれを糧に力を増していく。

嫌な想像になるが王都には既に以前に住んでいた者で生きている人間が居ないのかもしれない。

そう思って王都を千里眼で覗いてみた。


すると驚く事にそこには多くの人で賑わっており、道は通行人で溢れていた。

俺は町を見渡し、どういう事かと思ったがある異常な光景を目にして考えを改めた。


その異常は肉屋の軒先にあり、当たり前の風景の様に存在していた。


(あれは・・・人間の男か。)


その肉屋には既に幾つかの部位が切り取られた人間が吊るされていた。

しかもその者はまだ生きているようで体を震わせ何かを呟いている。

そして店主は客から笑顔で注文を受けると中華包丁の様な刃物で男の肉を切り裂いた。

それと同時に絶叫が上がったのだろうが俺の千里眼には音は聞こえない。

しかし、その絶叫を聞いた周囲の者達は楽しそうな表情を浮かべて見物している。

その異常な光景にこの町を歩く人間に見える者達は既に人以外の何かと入れ替わっているのだと知った。

そしてこの狂気的な光景を見て俺は先程聞いたアルフェの言葉を理解した。

そして更に奥にはまだ幾人も人間が囚われているようだ。

その中には男に女、子供も含まれている。

見ていると子供は口を動かし何かを喋っているようだ。

その言葉はスキルを使わなくても分かった。


『助けて・・・。』


最近よく聞くので口の動きも覚えてしまった言葉だ。

そして俺はスキルを切り、視点をこちらに戻した。


(確かにあそこは、もう人の都ではないな。)


俺は宿であったであろう建物に入るとそのまま部屋に向かって進んだ。


「今日はここに一泊するらしいから俺は先に寝るよ。みんなも適当な部屋で複数人で固まって寝てくれ。念のために一人にはなるなよ。」


ここには騎士に冒険者もいるが彼女達の容姿は彼らの理性を一時的に飛ばすには十分な威力がある。

特に死ぬかもしれない戦いの前に馬鹿をやる者が出るかもしれない。

俺はしっかりと彼女達に言い聞かせると部屋に入った。


そして窓を開けて外を見ていると後ろにメノウが現れる。

初めて見たが、やはりメノウも転移が使えた様だ。

彼女は何も言わずただ後ろに控えている。

そのため仕方なく俺は振り向きメノウに声を掛けた。


「ここは任せたぞ。」

「お任せください。」


メノウはいつもと違い恭しく一礼するとその姿を消した。

これでこちらの事は大丈夫だろう。

俺は部屋から飛び出るとそのまま気配を消して町から離れた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 豪快に笑い奴だったんだな。 →豪快に笑う奴だったんだな。
[一言] でもこれでアルフェに借りが作れるだろ。 →でも是で、アルフェに貸しが作れるだろ。
[一言] さらに、俺達はこれで彼女に借りも作ることが出来た。 →更に、俺達は是で彼女に貸しも作る事が出来た。
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