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失われた魔法




「「こんにちはー!」」




冒険者ギルドに着いた俺たちは受付にいたサリーさんに挨拶した。




「あれ、セレン君にルナさん?今日は随分と早くないですか?いつもは夕方とかにくるのに?」




「まあそれは後で説明しますのでとりあえずクエストの報告してもいいですか?」




「え?あ......はい!ではこちらに出してください」




そしていつものように報告をして報酬を受け取った(案の定、ルナが大量に取ってきた野草を見てめちゃくちゃ驚かれた)。




「今日も大量、たいりょーう!!」




「お前はこの時はいつにも増してご機嫌になるよな......」




そんな雑談をしながら報酬の量を2人で確認していると、後ろから声をかけられた。




「やあ2人とも!今日も頑張ってるね!」




「レイさんだ!こんにちはー!」




「レイさんどうも。少し頑張りすぎてる気もしますがね。特にルナが......」




声をかけてきたのはこのギルドのマスターのレイさんだった。この人は俺たちがここに来ると度々会いにきてくれる。本人曰く、ゼルバさんが忙しくて会えない時は僕が代わりに世話してくれる、とのことらしい。




「今日は随分と早いね?2日はかかるんじゃなかったかな?何かに乗ってきたのかな?」




「何も乗ってきてないよ?セレンの魔法で一気に......」




「待て待て待てルナ!その話は俺がするからお前は言わなくていい!」




危ない危ない......。こんな人のいるところでそんな話されたんじゃたまったもんじゃない。せめて移動しないと......。




「すいません。そのことについて説明したいので裏に移動させてもらえないですか?」




「ここでじゃダメなのかい?」




「聞かれると少しまずいので......」




疑問を感じながらもレイさんは快く裏に通してくれた。そして【空間移動(テレポート)】について説明をした。サリーさんは驚いていたが、レイさんはなぜか訝しげな表情を俺に向けていた。......何か問題あったろうか?




「セレン君......その転移魔法というのは大昔に存在した古代魔法のことだよ。昔はその魔法はよく使われていたようだけど今では使ってる人はいないんだ。いや、正確にいうと、転移魔法を教えられる人がいないために使えなくなってしまったんだ。【失われた魔法】っていえばいいのかな......」




「......そうなんですか?」




......まいったな。ハー姉の言っていたことが理解できた気がする。今は使える人がいないからこそ、使えるとわかった日にはその場は大騒ぎになってしまう。そのことを危惧してハー姉は忠告してくれたんだろう。




「そうさ......セレン君、君はその魔法を誰から教わったんだい?」




「......え?い、いや、あの、その〜......」




なんて答えればいいんだろう?正直に神様に教えてもらったと言っていいのだろうか?いや、言ったところで信じてもらえないだろう。じゃあなんて返そう......。




「うん......まぁ、無理に答えなくていいよ。答えづらいことなんだろう?」




「はい......すみません......」




俺に気を使ってくれたのか、レイさんはそれ以上は追求してこなかった。




「でも、いつか話してくれると嬉しいな」




「はい、いつか必ず......」




そうレイさんと約束した俺たちは冒険者ギルドを出た。本来ならそのまま帰るところだが今日はいつもより時間があるため、ルナと一緒に街を回ることにした。




「ルナ、お前魔法使うなら杖持ってた方がいいと思うぞ?」




「そうなの?あまり変わんない気もするんだけど?」




「杖は持ち主の魔力を上げたり、魔法の力を上昇させる効果があるんだ。魔法つかいなら待っておいた方がいいと思うがな......」




「ふーん?セレンが言うならその通りなのかもだけど、そう言うセレンは持ってないじゃん」




「俺にはこの剣があるだろ?さすがに剣と杖両方は持てないよ」




この剣についてはここに来る前に説明しておいた。俺の知り合いから送ってもらった剣という風に。




「そっかー、それじゃあさ私の杖買いに行こうよ!武器屋ってこの近くにあったでしょ?」




「そうだな、さっき受け取った報酬もあるし、行ってみるか」




そう言うわけで俺たちはルナの杖を買うために武器屋に行くことになった。この街の武器屋に来るのは初めてだったので楽しみだった。そうして足取り軽く俺たちは武器屋に向かった。






ルナの杖を買いに行く2人。

ルナの杖はどんな物になるか。

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