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地球真拳カミカゼ ~ま、まさか!?→そのまさかよ!!~  作者: 関 涼太郎
第五話『試合放棄!? 魔女っ娘ファイター涙の必殺拳!』
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5 魔女っ娘逃避行! 粛清天使それん登場!(前編)

 

 グシャリ!!!


「ぐあ!?」


 突如、神風(かみかぜ)トオルの背中に何かが衝突! バランスを崩す!

 オッパイをトオルの腕に押し付けていたウメコがその手を放す!

 トオルは支えるものがなくアスファルト舗装に顔面から倒れる!


 ビタン!!!


「ぐあああああああああああああ!!??」


 激痛!

 いかな達人とて顔面からアスファルトに激突すれば痛い!

 だが、さすがは地球真拳継承者!

 痛みを感じると同時に状況分析を開始!


(なんだ? 何がぶつかった!?

 まさか……また俺の命を狙う暗殺者か!?)


 トオルは身体のバネを使い、瞬時に跳ね上がり戦闘態勢を取る!

 目の前には衝撃の元であろう美少女の姿!

 その姿はピンク髪のショートサイドポニー!

 しかもビキニ水着的な露出痴女ファッション!

 明らかに一般庶民ではない!


「貴様! 何奴!?」

「ご、ごめんなさい!」


 第一声は謝罪!

 暗殺者にしては謙虚である!


「前をよく見ないで走っていたから、ついぶつかっちゃって!」


 第二声は言い訳!

 やはり非道の暗殺者か!?


「おのれ……どこの国の回し者だ!?」

「危ないッ!!」


 ビキニ水着暗殺者がトオルにタックル!

 倒されたトオルの後頭部がアスファルトに激突する!


 パゴン!!!


「~~~~ッッッ!!??」


 悪魔的激痛!

 話し途中だったためトオルは完全に油断!

 ノーガード後頭部強打は危険中の危険だ!

 涙を流しながら痴女を睨み付けるトオル!


「き……きさま……! ひきょうな……!」


 目の前には美少女の顔!

 そしてそのさらに奥を通過する――殺人光弾!


 チュドオオオオオオオオオオンンンン!!!


 光弾は商店街の立て看板に着弾、爆発!

 一般庶民の悲鳴が上がる!


「攻撃!? ま、まさか!?」

「ええ、そのまさか! あのまま立っていたら直撃だったわ!」


 起き上がり、トオルが光弾の発射主を目視する。

 魔法使い的な杖を持ち、魔法使い的なローブを着込んだ連中がこちらに迫っている!

 おお、まるで魔法使い! それも悪い魔法使いだ!


「助けてください! 私、奴らに追われてるんです!」

「なんだと!? 俺の命を狙いに来たのではないのか!?」


 待ちなさい、と話に割って入るウメコ。


「その小娘……魔女っ()王国代表ファイター、プルプル・プルリンよ!」

「なにい!? そういえば見たことのある破廉恥女……!」


 そう、ビキニ水着の痴女は魔女っ娘王国のファイターであった!

 ジュラ紀代表ファイター、ティラノサウルスを爆散させた達人魔女っ娘だ!


「どうやら王国内のイザコザ……トオル、関わることはないわ。

 しかもあなたとは()()()()()()()()()()()()()()()。慈悲は無用!」

「左様なり兄上! 早くテンプラ! スシ!」


 ウメコとルリの言う通り、トオルに助ける義理はないが……!


「お願いします! 後生(ごしょう)です! 後生です!」


 トオルの顔を見上げ、ウルウルと涙目を見せるプルプル!

 涙は女の武器!

 精神力の低い一般庶民であれば容易に落とされるであろう、美少女の涙!

 しかし! 神風トオルの精神力は遥かなる高みに位置する!


(トオルはこれまでの戦いで心身ともに成長している。

 ()()()()()! ()()()()()()! ()()()()()()()()()()()()()()

 この小娘には悪いけど……助けてあげられないわ)


 ――と、ウメコズ脳内セリフの直後!


「神風さん! お願いでございます! 何でもします!」


 ムギュン!


 トオルに抱き着くプルプル!


「オ・ネ・ガ・イ!☆」


 ポヨン! ポヨポヨン!


 トオルに流し込まれるオッパイ圧!

 布面積が小さい水着越しのオッパイ圧は想像を絶するエネルギー!


「……ああ、わかった! お前はこの俺が必ず守って見せる!」

「「えええええええ!!??」」


 ウメコとルリの期待を見事に裏切るトオル!


「「そこの男! 小娘をこちらによこせい!!」」

「なんだと……?」


 迫る悪い魔法使い集団を神風トオルがギラリと睨み付ける!


「事情はわからんが……か弱い美少女を傷つける者は許せぬ!!

 道徳心の欠如した貴様らに正義はない!!

 よってこの娘は渡さん!!」


 トオルがプルプルをお姫様抱っこする!


「逃げるぞ、プルプル! しっかり捕まっていろ!」

「はいっ!☆」

「ウメコ! ルリを頼む!」


 トオルは地球真拳・地球ダッシュを発動!

 時速八千キロでその場から離れる!


「「ん待てえええええええええええい!!」」


 後を追う悪い魔法使い集団!

 その場に取り残されるウメコとルリ!


「あの程度の色仕掛けに落とされるなんて……呆れた男ね」

(しか)り! 然り!」


 ウメコとルリはプンスカ状態だ!


「そもそも自分の身体を武器に男を篭絡しようという根性が許せないわ!

 なんて下品な女なのかしら……!」

「然り! 然り!」

「……まあ、あの程度の追手なら大事にはならないでしょう。

 ルリ、テンプラ屋さんに行くわよ。私が奢るわ」

「マジっすか!?」


 胸の谷間から唐草模様のがま口財布を取り出すウメコ。

 それはルリにとって見覚えのある財布だ!


「こんなこともあろうかと……あなたのお兄さんから財布を抜き取っておいたの」

「ワオ! ()()()()()! ()()()! 尊敬しちゃう!」

「フフフ! これからはお姉さまとお呼び!」

「はい! ウメコお姉さま!」



 ◆




んよろしければァ~(^-^)ブックマーク、評価等よろしくお願いいたしますん~(^-^)

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