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玉依手稿  作者: Trakhtn
思想Ⅰ
12/58

神Ⅰ

N/Aの未来

わたしは本来争いとは無縁、争いを醜いと思いそして厭と思いながらここに来た。

ここでまでわたしは争いたくないし、折角争わなくてもよい時代になったというのに、

争う、人間が、厭だ。

悲しい。わたしはそれが悲しい。

どうして争うのか。その争いに意味があると思うのか。


存在しない物を、者を存在するように見せる、認識させる技術の一環として学問が存在し、

また、その存在しない物を、者を、世界を定義するために用いることができる。

学問は、人間の創造のためには不可欠であり、

また、創造は学問のためにも不可欠である。

二つは繋がっている。

人間が作り出したものは大概どこかで辻褄が合うようになっているし、

事実人間が認識することのできた世界も辻褄が合うようになっているのだが、

人間が認識できなかった世界は、

辻褄を合わせることのできない不可思議な法則の元に成り立っているとでも?


堕ちた神、神経、精神、全ては心に至る。

神を生むのは心であり、神を見るのは心であり、神を表すのは心である。

あなたの中にいる神を外に求める事なかれ。

必要なものは既に揃っており、見つけ出せていないだけなのだ。

旅をし、向き合って、自分の中にいる神を見つけ出せ。あなたは神ではないが近くに。

近くに在る。存在している。

等号ではなく、近くに在る。

あなたは神そのものではない。が、あなたが生み出した神である。

無神論者も切支丹も全員、外で知った神を模倣し自らの中に入れて信仰している。

信条、に近く、人が外で振る舞う人格を崇めている、模倣しているのに近いか。

救いを求めるな。努力した上に救いがある。

何もかも、何もしないでは何もない。

原因が無ければ理由は無い。全てを神に頼るな。

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