怠惰が人を殺す
掲載日:2015/02/07
……空…からシンシンと…降るソレを見ていた。
つい先程まで友人たちと過ごしていたこの部屋は、紛れもなく都内マンションのワンルームの広さだ。
喧騒に包まれ駆け足で流れていった時間とは10分も経っていないというのに、外界と隔てる無機質なガラス戸から臨む薄情なソレがボクを呼ぶ……
『あぁ、こんな日はいっそ死にたくなる。』
~怠惰が人を殺す~
そっ…と、ガラス戸に手を触れると結露がボクを濡らした。
赤いセーターはその赤みを更に濃くしたように見える。
そのまま戸を開け放てば喧騒の残り香を色濃く残した室内に、風が我が物顔で蹂躙していく。
ふと手を前に差し出した。
薄情に見えたソレが、ひとつ、ふたつ、寄ってくる。
迎えに行くかのごとく足が進む。
一歩、
一歩、
一歩。
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「ーー……次の…報…す。都内に…む……が…………ョンから飛び降り………ーー」
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