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サウンドレスガーデン~あたしと子猫の世界旅行~  作者: 瑠璃色唐辛子
出会い編
7/231

第7話 ダグラス・トール3

第7話目となります。


日々アクセス解析が増えている事に多大な感謝を。

こんな作者の話を読んでくださる皆様、ありがとうございます。


2015年8月12日改稿

***



 『帝国リニアガウスの街は、要塞国家都市としても世界でも五指に入る雑多な街として有名だ。

 その街は、大規模な商業都市の側面も持ち、東西南北と中央の5つの地区に分類されている。


 ごった返した繁華街や市場などの集まる『セントラル』。


 『王族』の住まう『リニアガウス王宮』も存在する、貴族達の居住区『ノース』。


 密集した住宅地が多く点在した居住地区『サウス』。


 軍関連の施設が点在する『イースト』。


 生産や商業を生業とした畑や工場が密集する『ウエスト』。


 この5つのエリアである。


 主に『セントラルエリア』で活動の主を過ごしているのが、『商業ギルド』に所属するザエルのような『商人』達。

 この街の物流の主が全て集約されている場所。


 『ノースエリア』で過ごす貴族達は、基本的にそのエリア以外のところに出る事は無い。

 なにせ、商売も物流もわざわざ『商業ギルド』の顔役どもが揃って、各貴族の屋敷まで脚を運ぶのだ。

 そもそもエリアを出る必要が無い。

 ただし、貴族の中には雑多な世界を見てみたいという余りにも浮世離れした願望を持つ風変わりな人間もいる。

 どの世界でも、例外はいるものだ。


 貴族が『セントラル』もしくは『サウス』を通る事があるのは、基本的に戦時下。

 もしくは、大仰な魔物の討伐作戦だ。


 それ以外の理由では、わざわざ通る事などしない。


 ごった返した上に、居住区が密集したせいでさまざまな異臭を含んだ住宅街だ。

 忌避すべきものである。


 しかし、例外は先ほども言った通り、あるにはある。


 その例外である、貴族きっての風変わりで浮世離れした青年。


 『セントラル』と『サウス』の丁度境目のような雑多にモノが溢れかえった袋小路の更に奥。

 彼が、そこにあった店の扉を開いたのは、午後2時過ぎの事だった。


 『ハンターズギルド』に正式に認可され、『クエスト掲示板』の設置を許可されている唯一の酒屋兼食事処。

 その名も、『アイアン』。


 ここは言わずと知れた、『ハンター』ご用達の店ある。


 昼時を少し過ぎてからも、仕事帰りやクエストを吟味している『ハンター』で賑わいを見せていた『アイアン』。

 その店内は厳かな活気で満たされていた筈であった。


 彼が入店によって鳴り響いた来店の鐘の音。

 それと同時に、シンと、静まり返った店内。


 身なりはまぁまぁ普通の庶民的な格好である。

 しかし、どうあっても庶民に見えない理由が彼にはあった。


 いつもな寝癖を立て放題にした上で無造作に背中に流している髪。

 それを、うなじで纏めてあるのはまだ、良しとしよう。


 だが、問題は、彼の溢れ出るオーラ。

 更には、その顔も背格好も、庶民的な格好をしていたとしても隠し様は無い。

 

 全体的に、この店に入るにしては小奇麗過ぎるのだ。


 それを、店内にいた『ハンター』達も如実に感じ取っていたのだろう。


 一瞬、蹈鞴を踏みかけた彼。

 

 庶民的な格好をしていながらも、溢れ出る威圧感も風格も隠し切れていない青年は、俄かに歓迎されていない事を感じ取っていた。


「(いつ来てもこの空気は慣れないな…)」


 心の中では素直な感想を述べつつも、彼の表情にはそれが表れる事は無い。

 良くも悪くも、良い顔をしていながら無表情のデフォルト付き。


 女性には困らない顔立ちながらも、部下からは『軍きっての機械人形』と恐怖と畏怖の対象。

 彼の無表情は、ここでも健在であった。


 実際、内心では極度の人見知りと上がり症に奮闘していたとしても。


 そんな内面などおくびにも出さず、静かになった店内を少しばかり見渡した青年。


 彼には、一応の目的があった。


 いつも、この店に足を踏み入れるのは、3年間一途に想い続けている少女を探す為であった。


 脚を踏み入れる勇気は、彼女から貰っていた。

 言わずもがな、心の中だけであるものの。


 だが、結局、目当ての人物がいなかった事に溜め息を吐いた。


「(今日も、空振りか…)」


 と、落胆。

 その溜め息は、3年分だけに嫌に重い。


 しかし、それだけで帰るのも腰は引ける。

 むしろ、入店したというのに、とっとと退店したとなるなら、それはこの店自体に失礼だ。


 そのまま店内の様子には意にも介さず、彼は適当な席へと足を向ける。

 強面で評判のマスターが陣取る所為で、常に空きっぱなしのカウンターへ。


 ゆっくりと腰掛けた彼に、


「注文は?」

「軽めのものを」


 その強面で評判のマスターこと、ベンが問い掛ける。

 その来訪者を見咎める事もなく。

 ましてや、邪険にもせず。


 筋肉が固まって動かないのではないかとも言われている無造作に生え揃った眉を動かす事もなく、ただ淡々と職務に勤めた。


 この一連の動作はこれまで3年間、何度も繰り返されてきたものだ。

 ベンも、ましてやその青年ことダグラスも。


 いつも通りの流れと、割り切っていた。

 その為、それ以上の会話をする事はなかった。


 もはや、それが暗黙の了解ともなっている。


 カクテルシェイカーを振っている音だけが響く店内。

 強面の顔も然る事ながら、体格にも恵まれたベンに掛かれば、カクテルシェイカーが小瓶にも見える。

 ダグラスの内心での話だが。


 そんな中、一様にダグラスの背中に注がれる視線。

 剣呑なものが多く、中には殺気混じりの視線を向ける『ハンター』もいた。


「(……嫌われたものだ)」


 そうは思いながらも、嫌われる事をしているという自覚しているダグラス。


 彼は『軍人』だ。

 名前も顔も、言わずと知れた『帝国リニアガウスの花形隊長』。


 そして、彼等は『ハンター』である。

 『軍』と『ハンター』の関係は、お世辞にも仲が良いとは言えない。


 だが、それを咎める気概も理由も無い。

 彼は黙したまま、その視線を背中に受け止めているだけだった。


「おまち」

「どうも」


 ダグラスが、カウンターに肘を付き、俯き気味にその視線に耐える事数秒。

 渋いバリトンの声と共に、グラスが目の前に置かれ、注がれていくカクテル。


 マスターであるベンが持つと、カクテルシェイカーがまるで火薬の分量秤に見えてしまう。

 それは先ほども思った事でありながら、いつもの事だと割り切って。


 注がれた琥珀色の液体。

 カクテルシェイカーや趣向の凝らされたグラス。

 このバーは趣こそ無骨だが、ダグラスにとってはお気に入りの店となりつつあった。


 ふと、組んでいた手を解いて。

 息抜きの一環である酒の入ったグラス。


 それに、いつものように手を伸ばした時だった。


「そろそろ、ここに来る理由を知らせてくれたって良いんじゃねえのか?」

「…ッ」


 今日だけは違った。


 注文以外に聞くことは無い、渋いバリトン。

 会話があった。


 そして、それはベンからの初めて、質疑。


 一瞬、ぴくりと動いたダグラスの指先。

 ベンは、その反応を目で追いつつも、そのままグラスの上に手を置いて、


「ここに通うのは貴族育ちの坊ちゃんには酷だろうが。そろそろ辞めても良いんじゃねえのか?」


 更に、続けた会話。

 ダグラスは、グラスに手を伸ばした格好のままで固まっていた。


「…いや、酷ではないが…その、息抜きに、来ているとは思っているが…」

「こんな空気の中で、息抜きが出来るとは思わねえが?」


 不意に、視線がかち合う。

 彼の眼には、何か探るような色があった。


 しかし、不思議とその眼に、ダグラスは恐怖を感じることは無かった。


「…書類を眺めて部屋に篭もるよりマシだ」


 ふ、と息を吐き出すように。

 彼は思った事をそのまま、話していた。


 おそらく、彼の眼を親類に重ね合わせた所為だろう。

 せっつきは煩わしいものの、良く人格を見極めてくれる老将に。


「そうかい…」


 ダグラスの簡潔な答え。

 それに、彼が満足したのかどうかは不明ながら。


 ベンは、そのまま静かにグラスから手を退いた。


 シェイカーを洗う為に少しキツメの蛇口を捻る音。

 それすら木霊するような店内。


 ダグラスは、詰めていた息を吐き出すようにして呼吸を取り戻した。


 純粋に驚いたからだ。


 まさか、いつも通りのこのやり取りに、3年目にして変化があるとは思っても見なかった。

 ましてや、わざわざ自分に向けてベンが言葉を発し、更には質問するとは。


「通うのを辞めろとは言わないのだな」


 変わりに、自分からも一つ質問、というよりは疑問を投げておく。

 自棄に、すんなりと声を吐き出せた気がした。


「ここは、そういう店だ。息抜きに来てるだけの貴族の坊ちゃんでも、金さえあれば歓迎すらあ」

「そうか…」


 そして、その質問に対し、ベンから返って来た返答。

 それは、それこそ『ハンター』としてはどうかと思うものの、『マスター』としては鏡のような台詞で思わず笑った。


「3年も通い詰めた貴族の坊ちゃんなんぞ、初めてだ」

「乾杯でもしておくか?」

「肝は据わってるようだな」


 は、と鼻を鳴らしたマスター。


 その後、カシャカシャとまたもやシェイカーを振り始めるベン。

 そんな彼の姿を見て、ダグラスは思わず目を瞬いた。


 以外に思えたからだ。

 マスターは仮にも『ハンターズ』に認可された店舗『アイアン』の主人だ。

 『軍人』である自分の顔を、知らないとも思えない。


 だが、


「乾杯するかと聞いたのは坊ちゃんだろうが」

「して、くれるとは、思ってなかった、んだ」


 今の自分の表情は、どんな風に見えたのだろうか。

 補足するように告げられた言葉は、多少ぶっきら棒には聞こえたものの。


「(この人も、笑うことがあるのだな…)」


 微かではあるものの口元を緩ませたのを見た、気がした。


「3年記念だ」

「…ッ…ああ」


 ふ、とグラスが傾けられる。

 目の前に差し出されたそれ。


 少しだけ胸の奥に沸いた嬉しいという感情から、ダグラスも無意識に笑っていた。

 今度は、マスターが眼を瞬かせた。


 今の今まで詰まっていた息。

 それを、ここに来て初めて吐き出した。


 3年という月日。

 長いな、と思いながらも短く感じたのは、一重に年齢を重ねた結果だからだろうか。


 自身もグラスを傾けて。

 チン、と鳴った小気味良いグラスの音。

 それと同時に、お互いに一気に飲み干した。


「それで?…どういう目的で、このバーに来てた?」


 グラスを、カウンターに置いた時である。

 唐突に、掛けられたベンの台詞。


 ダグラスは、またしても硬直せざるを得なくなった。


 上げて落すとは、駆け引きにおいては上等手段だ。

 それも、ダグラスは理解している。

 理解はしているが、今この場で使って欲しくは無かった。


 ましてや、このベンという男には、特に。


 強面で、無表情。

 彼が笑った顔も、ダグラスにとっては初めて見るものだった。


 そして、その恵まれた体格。

 まるで鋼の鎧を着込んでいるかのような、筋肉の隆起。

 首も肩も腕も、カウンターの位置から見えるだけの部位ですら、ダグラスを一回り以上上回っている。


 それだけ見ても、間違いなく『ハンター』としては歴戦の兵だ。


 それに、無表情な顔を貼り付けた頭が乗っている。

 こちらの方が、よほど『機械人形』だ。

 それも、強面の。

 ガードマンとして置いて置けば、その家は一生安泰だろう。


 閑話休題。


 そもそも、ベンは年齢でもダグラスを一回り越えているだろう。

 経験の数からしても、及ぶべくも無い。

 先ほどの、上げて落とす先述のさり気無さも相俟って、尋問に手馴れているようにも思える。

 嘘も駆け引きも、ましてや策略も通じないと感じるのは、贔屓目に見なくても理解出来た。


 ゴングが鳴る前に、ダグラスは負けている。

 しかし、タップアウトも白旗も通じない。


 冷や汗が、背中に垂れ流された。


 そんな彼の心情など、知る由も無く。


 始まりの合図のように、ベンがマッチを擦った音。

 そのマッチで火を灯したタバコを咥え、鍛え上げられた胸板を一杯に膨らませて、紫煙を吸い込んだ彼の眼は、既に尋問者か拷問吏然りと変貌していた。


「目当ての人間でもいたか?」

「…う…」


 かくて尋問は始まった。

 しかし、勝敗など最初から決まっている。


 ダグラスの頭の中は、既に真白だ。


「図星か、そうか。ちなみに、女か?」

「…ッう」


 分かり安過ぎる反応。

 ベンは簡単すぎて欠伸が出そうだと思った。


「これも図星か。女でこの店に来るってなりゃ『ハンター』で間違いなさそうだな」

「……ッうぐ」


 そこまえ言われてしまえば、もう限られてしまう。

 というよりも、限られ過ぎてしまうだろう。


 顔を上げたダグラスの眼。

 その眼が、いっそ哀れなほどに見開かれたまま、揺れに揺れていた。


 これ以上は、出来ればこの場では言って欲しくない。

 ダグラスの心情は、藁にも縋るものだ。


 しかし、言わなくても『ハンター』として同じ職業についているとすれば、ほぼ限定できたも同然だろう。


 この『アイアン』というバーに出入りしている『女ハンター』。

 元々『女ハンター』自体が稀少なのだ。

 それこそ、片手の指で足りてしまう。


 そして、尋問が苦手な自分が、このベンという男にこれ以上隠し通せるとは思っていない。

 万事窮す。

 背中に刺さるだけの剣呑だった視線が遂に殺気を帯びた。


 針の筵にも似た、その空気の中。


「あー…なるほどな。あのじゃじゃ馬か」


 潔く、ベンは勘付いてしまったらしい。


 これ以上は、頼むから辞めてくれ。

 そんなダグラスの願いは、空しく散った。


 このバー(アイアン)に出入りしている『女ハンター』。

 じゃじゃ馬という単語。

 更には、


「さすがウチの愛弟子だ。いつの間にか、『帝国の花形隊長』の心を掻っ攫ってきてやがったとはな…」


 彼の言うとおり。

 彼女は、このマスターことベンの『弟子』なのである。


 終わった。

 と、ダグラスが内心で跪いた。


 殺気に変わった店内の視線にも、このベンという男に尋問を受けて自らの行動で白状してしまったという事にも。


 もしかして、彼は自身をこの店に今後出入りさせたくないのだろうか。

 もしかしなくても、こうして精神的に追い詰めた上で、二度とこの店に脚を運べなくするような算段を付けているのではないか。


 そんな事を考えながらも、ベンを見上げたままで震えているダグラス。

 普段尋問する側のダグラスが、尋問される側に回った記念すべき瞬間でもあった。


 その実、ベンには彼の思っているような打算的な心情など、一切無い。

 ただ単に興味があっただけだ。


 たったそれだけの理由で、暴き立てられたダグラスの恋心は溜まったものでは無かった事だろうが。


 彼の見上げた先で、宙に煙草の煙を吐き出したベン。

 彼が、またもや微かに口元を緩ませたのが見えて、憧憬すら覚える。


 渋い男の風格。

 ダグラスが、とてつもなく憧れるものの一つであった。


 だが、しかし。

 今ばっかりはそんな彼の渋い一面は、見たくなかった。


 涙眼となりながら、ダグラスはその目線を逸らした。

 これ以上見ていると、また更に尋問が増えそうな気がした為である。


 しかし、増えたのは尋問では無かった。


「まっ、あのじゃじゃ馬、ここしばらく来てねえぞ?」

「え?」

「半年近くになるか?見かける事はあっても、この店には来てねえな。噂じゃ、子ども出来て部屋に引き篭もってるとかなんとか…」

「こ、子供ぉ…!?」


 ダグラスの素っ頓狂な声が上がった。

 そして、俯いていた顔が、途端に見上げられる。


 いつもは、歳相応に落ち着き払っていた声音。

 無表情の顔すら、今は崩れてしまっていた

 それが裏返ってしまったのを聞くやいなや、ベンがまた微かに笑った。


 新たな玩具となりえそうな、話題を見つけたからに他ならない。


「…まぁ、あくまで噂だがなあ。ガキが出来たら見せに来いって言ってたっつうのに、あのじゃじゃ馬ぁ…」


 そう言って、彼はカウンターを肘掛に、ダグラスの顔を覗きこむ。

 あわよくば、その顔に、涙の一筋でも見れないものかと期待して。


「…子ども…彼女に、…子ども…」


 だが、ベンの期待は違う形で裏切られた。


 彼は、顔面を蒼白にしたまま、茫然自失となっていた為だ。


「……おーい」

「子ども…子ども…子ども…」

「おかわり、勝手に入れとくぞ。料金加算な」


 彼の心情は、簡単に把握できた。 


 ダグラスは既に目的の女性に子どもが出来ていた事がよほどショックだった所為か。

 その場で固まって動く気配もない。


 ベンは、それがまた可笑しくて笑い、タバコの煙とともに声の無い笑い声を空に吐き出した。

 ついでに、無情なまでの追加料金を発生させつつも。


 さて、次はどうやって遊んでやろうか。


 悪戯心に火を灯し、内心では悠々と不適な笑みを浮かべていた。



***

誤字脱字乱文等失礼致します。

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