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少年少女のパワーローダー戦記  作者: MrR
終章:人の意思、人の未来
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エルドラドへ――

 Side ネロ


 既にエルドラド周辺も戦闘状態だ。


 戦闘機や軍艦が襲い来る。


 だがエルドラドを警護しているミレニアの騎士達が戦ってくれている。


 この程度ではエルドラドは落ちはしない。


「ネロ様、エルドラドに向かう空中戦艦が一つ。ブリュンヒルドです」


 宰相のカリギュラが言う。


「単艦で突っ込んで来たの?」


「はい」


「ふふふ、ヴァンらしいよ――この分だと同じ手で谷村君とかも来そうだね」


「でしょうか?」


「うん。本当に馬鹿だよ――僕の力を使えば理想の千年王国を軽く実現できただろうに――」


「ですが敵です」


「そうだ。敵だ。だから千年王国の礎になってもらう」


☆ 

 


 Side ヴァン・テスタロッサ


 =エルドラド周辺海域・上空=


 私は今、パワーローダーソーディアンを身に纏い、敵の大将格の一人――騎士然とした緑色のパワーローダーと戦っている。


『私はアイン・ミレニアの騎士、アイナ――いざ、尋常に勝負!!』


 高速で敵のパワーローダーとぶつかり合う。

 時には射撃し、時には回避し、ビームサーベル同士がぶつかり合う。

 このソーディアンの性能でも容易ならざる敵らしい。


『騎士アイナ、見事な腕前だ』


『それ程でも――ヴァン様も凄まじい技量の持ち主で。元の世界でもこれ程の戦士はいませんでした』


『それは光栄だ』 


 元の世界か――

 やはり彼達の正体は――


『なに!?』


『ここからは私が相手をするわ。ヴァンさんは一旦後退して態勢を立て直して』


『――頼む』


 確か安藤 マキと言ったか。

 緑色の異世界のパワードスーツ。

 彼女ならアイナの相手も務まるだろう。



 Side 安藤 マキ


『アンタらの正体を聞いたわ。まさかの異世界人だったなんて――』


『あら、谷村さん辺りから聞いたのかしら?』


『谷村さんを知っているの?』


『色々と有名でしたから』


『そう――』


『それにしても強いのね貴方は――』


『伊達に世界は救ってないわ』


 激しく空中でぶつかり合いながら――前時代的なチャンバラを行いながら騎士アイナと戦う。

 こっちもかなり修羅場を潜ったけど、異世界でもこれ程の実力者は稀だった。


『世界を救った――成程、嘘ではなさそうね』


『その様子だと貴方の世界は――』


『ええ、滅んだわ。誰が世界を統一するかで揉めてね』


『だからこの世界でそれを実行しようと!? そんなの間違っているわ!!』


『だけど正しさだけじゃ人々は導けないのよ』


『それは――』


 正だけで人々は導けない。

 確かにその言葉には一理ある。


『だからこそ私達は千年王国を築く。犠牲を出してでも。後に続く安息と平和のために』


『正直貴方の言う事は心が来るものがあったけど、その安息と平和のためにどれだけの犠牲者を出すつもりなの? 犠牲にされた側はたまったもんじゃないわよ』


『そうよ。それが正しい。その意味を問うからこそネロ様はこの戦いの場を設けた』


『それは有難いわね!!』


 私とアイナさんの剣がぶつかり合う。




 Side 木里 将太朗


 エルドラド甲板。

 そこで激しい戦闘が繰り広げられている。

 レオスと言う男の赤い騎士のようなパワーローダーと戦っていた。


『噂は聞いていたぞ!! 黒い翼のパワーローダー使い!!』


『どう言う噂かは知らないけど道を譲ってくれ!! 用があるのはそっちの王様だ!!』


『ならば猶更ここは通さん!!』


『そうかい!!』


 とんでもない強さだ。

 こんな奴がいるとはな。

 

「木里、二人で仕掛けるわよ!」


 そんな様子を見かねたのかサエがやってくる。 


『背に腹は代えられんか』


 俺はサエの提案を承諾した。


『二人掛かりで来るか!! 構わん!! 我々は世界を敵に回した身!! 一人が二人になった程度で揺らぎはせんわ!!』


『たく、カッコいい事言うねアンタ!!』


 俺とサエは一緒にレオスに戦いを挑んだ。



Side 荒木 将一


『その程度じゃ僕は倒せないよ。このフリーゼはね』


『チッ!!』


 青色の騎士、フリーゼとの戦い。

 他のメンバーは他のパワーローダー相手に手間取っている。

 唯一傍にいるのは朝倉 梨子だ。

 ビームピストルで必死に応戦している。


『卑怯な気もするが、まだ戦いは続く。二人掛かりで行くぞ』


『分かった将一!!』


『来るがいい。己の無力さを思い知らせてやる』


『来る!!』


 そして二対一の戦いが始まった。



 Side 藤崎 シノブ


『敵の大将格の一人か!!』


『黒騎士ノワルがお相手仕る!!』


 大剣を持ったパワーローダー、黒騎士ノワルとの対決。

 一撃一撃がとにかくとんでもなく重い。

 人間サイズのスーパーロボットとやり合っているような気分だ。


『これ程の実力を持つ者は元の世界でもそうはいなかった』


『て事は異世界の人間か』


『如何にも――』


『――止めても無駄なパターンなんだよなこれって』


『分かっているのなら話は早い』


『ああ。アンタを倒してネロを止める! アイン・ミレニアも倒す! それで終わりだ!』


『来るがいい!! 地球の騎士よ!!』


『ああ』


 俺はノワルに向かっていった。

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