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第二話プロローグ
『な、なんだその姿は!?』
『なんと汚らわしい……』
『今すぐここを立ち去れ!』
ある時は、石を投げられました。
『うわ、気持ちわりぃ』
『醜悪ね……。目が腐るわ』
『こっち来んなよ!』
ある時は、魔法をぶつけられました。
『お父さん……。お母さん……』
泣きじゃくって家に帰っても、私を慰めてくれる人は誰もいませんでした。使用人の人も、私がいないうちに家事を済ませて、私が戻ってくる前に帰ってしまいます。
だから私は、いつも一人でした。
一人で、泣いていました。
「私の学院に来ませんか?」
そう言って優しく笑ってくれた、人間のおばあさんが来るまでは。




