表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
NICO & VAN ~最愛の主様を得たモフモフのほのぼの日常譚~  作者: 美音 コトハ
第一章 鏡の魔物
51/390

0050.仲間達の退院

「ニコ、おはよう」

 

 朝食を食べていると皆が部屋に来てくれた。


「皆、おはよう。今日、退院しちゃうんだって聞いたよ」

「うん、俺達は軽い怪我で済んだから。ニコはしばらく入院なの?」

「そう、しばらく入院だって。皆いなくなっちゃうなんて、寂しいよぉ~」

 

 呆れた顔をしたトウマが僕の背中をぽすっと叩く。そ、そこは!


「いったぁっーーー!」

「うおっ、俺そんなに強く叩いてないぞ⁉」

「うぅ、そこは酷い打ち身になっているんだよぉー」

 

 僕が半泣きで痛みに耐えていると、トウマが珍しく狼狽えながら頭を撫でてくれる。


「悪かったって。チョコレートやるから許せ」

 

 なんと、チョコまでくれた。


「トウマ、頭打った?」

「なんでだよ⁉ 打ち身を突かれたいのか!」

「嘘です、ごめんなさい、調子に乗りました。平にご容赦を!」

 

 そんな僕達の様子を見て、仲間達がお腹を抱えて笑っている。


 良かった、皆の心と体が無事で。怖い思いもいっぱいしただろうけど、笑う事が出来るのなら、この先もきっと大丈夫。心配は要らない。これで安心して見送れる。


 僕とトウマも皆につられるように笑っているとドアが開き、フォレスト様が入って来た。


「おはよう。何だか皆楽しそうだね。笑うのは身体にいいから、怪我も早く治るよ」


「おぉ、凄い。じゃあ、早くニコに復帰して貰わないと」

「皆、そんなに僕の事――」

「ニコの勘違い、面白いもんな」

「うんうん。よく変な動きもしてるしな」

「笑いの宝庫だよな」

「皆、酷いよ! 僕の感動を返してっ」

「はははっ」

 

 笑われて終わった。釈然としない……。ぶすくれているとダーク様が部屋に入って来た。


「皆、揃っているか? 迎えに来たぞ」

「ダーク、いらっしゃい。お城に行くのかな?」


「ああ。フォレスト、世話になったな。今日は荷物を纏めたり、片付けをして貰う予定だ。その後に白族の村に帰す」


「そう。じゃあ、三日後の午前中に君達の村に往診に行くから、お出掛けしないで皆揃って待っていてね」

 

 皆が頷き、僕に別れの挨拶をしてくれる。


「じゃあな、ニコ。お見舞いに来てやるからな」

「早く治せよ。ヴァンの目が覚めたら、よろしく伝えてくれ」

「うん、皆ありがとう。ヴァンちゃんにも伝えるね。気を付けて帰ってね」

「ニコ、安静にしていろよ? また来るからな」

 

 そう言って僕の頭を撫でてくれたダーク様に連れられて帰っていく皆に手を振る。急に部屋が静かになった。はぁ、やっぱり寂しいなぁ……。


ニコちゃんの感動は長続きしませんでしたね。

鏡の魔物が居なくなったので、ダークと白族の契約は終了です。

しばらく休息を取ったら、別の依頼主の所で働きます。


次話は、カハルと嬉しい約束をします。


お読み頂きありがとうございました。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ