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0357.こんなに寂しい

「「ただいまー」」

「二人共、お帰り。今日はゆっくり休むといい。おや、凄い荷物だね」

「シン様がくれたんです。お醤油とお味噌と沢庵と干し柿です」

「物置で大丈夫かい?」

「はい。僕達で運んで来ます」

「頼むね」


 干し柿は机に置いて、小さめの樽を三つ運んで行く。武器や農具などを仕舞っている物置と、食料品を仕舞う物置が外にある。僕達の部屋のすぐ近くで、台所にある裏口から行く事が多い。


「ニコ、少し待つ。芋を退かさないと入れられない」

「うん」


 ヴァンちゃんがサツマイモのケースを脇に寄せ、スペースを作る。運び込んでいると、フワリさんがやって来た。


「お帰りなさい。それは何かしら?」

「調味料と沢庵です」

「あら、もしかしてこの前の?」

「はい。豚汁が作れちゃいますよ」


「まぁ、嬉しい。今晩、早速使おうかしらね。もう一つの沢庵はどんなものなのかしら?」


「大根の漬物です。切ってそのまま食べられますよ」


 フワリさんが蓋を開けて中を覗く。匂いは大丈夫かな?


「独特の匂いね。それに白じゃなくて黄色ね」

「くちなしの実とか使ってある。パリパリして美味い。俺の好物」

「そうなの。じゃあ、お昼に食べましょうね」


 匂いに抵抗はないらしい。ヴァンちゃんは安心したのか、強張っていた肩の力が抜ける。


「この後はどうするのかしら? お部屋でゆっくりする?」

「温泉に行こうと思っています」

「そうね、体を休めるといいわ」


 荷物を片付けて温泉に向かっていると、おばちゃん達が声を掛けてくれる。


「お帰り。干し芋を届けておくから食べとくれ」

「はい、ありがとうございます」

「お帰り。ミカンでも食べな」

「ただいま。後で食べる。ありがとう」


 背中をバシバシ叩くと賑やかに去って行く。今日も力強いですね。ゲフゲフ……。


 お風呂に行くと誰もおらず、一気に力が抜ける。


「「はぁ……」」


 二人同時に溜息を吐いて、お湯に首まで沈む。お風呂に来たのは泣きそうだったからだ。ここに居れば目元が濡れていてもお湯だと言い張れる。


「……寂しいな」

「うん。どうすればいいんだろうね……」


 あの家族ともう一度暮らす方法か……。


 村の中には三ヶ月毎など一定期間経つと、もう一度契約して何年も勤める子も居る。そういう契約をする子は戦闘能力があまりなく、お菓子やお料理などを得意としている場合が多い。味も人柄も気に入られ、こちらも依頼主が大好きな場合は、一生同じ場所で勤める事もあるらしい。


 僕達の場合、もう一度依頼をして貰っても、ミルンさんが受けてくれない可能性が高い。カハルちゃんはもう赤子ではなく、戦闘力の高さも知っているからだ。可能性があるとすれば、クマちゃんの花屋さんだろうか? でも、僕達でなくとも可能なんだよね……。


「良い案が浮かばない」

「うん。遊びに行くぐらいしか出来ないよね。でも、帰る時が辛いね……」

「そうだな……」


 僕とヴァンちゃんはブクブクと泡を出しながら頭まで浸かる。涙なんか出ていません、お湯ですよ~。うぅっ、ぐすっ(涙)。



 ホカホカどころではなく、汗がダラダラだ。涙がボロボロ出るから浸かり過ぎた。椅子に座りながら水を飲み、先程貰ったミカンを食べる。


「おや、二人も温泉かい?」

「じっさま、ただいま。僕達は出た所ですよ」

「そりゃ残念だ。もっと早く来れば良かったねぇ」

「またいくらでも一緒に入れますよ。僕達の依頼は終わりましたから」

「そうだねぇ。――元気をお出し」


 入る直前にポンと肩を叩かれる。お見通しですか……はぁ……。



 家に戻るとお昼が机に並んでいた。ジャガイモのポタージュにソーセージ、サラダ、パン。そして沢庵がある。合うのかな? でも、僕達の主食はご飯じゃないから、こういう風に食べるしかないよね。


「お帰りなさい。教わった通りに輪切りにしたけど、これでいいのかしら?」

「ん、大丈夫。いただきます」

「はい、召し上がれ」


 久し振りのフワリさんのご飯は優しい味がする。この味を懐かしいと思う日が来るとは思わなかった。


 村長が早速フォークで沢庵を刺して食べると、ポリポリと良い音が部屋に響く。


「――うん、歯触りがいい。沢庵は塩気があるね」

「そう。ご飯のおかず」

「ふむ、ご飯か。行商人さんに頼んで運んで貰おうか?」

「そこまでしなくても大丈夫。これだけ食べてもおいしい」

「食べたくなったら遠慮せずに言うのだよ」

「ん。ありがとう」


 美味しいのに物足りない。フワリさん達と会えて嬉しいのに、あの人たちの顔がちらつく。その内、辛さも薄くなっていくのだろうか?



 翌朝、ミルンさんの元に向かう。トウマに偏っていた仕事を僕達に回すらしい。


「おぅ、久し振り」

「トウマ、久し振り」

「ぶり」

「ぶりだけかよ。他になんかないのか?」


「んー、ぶり大根」

「何だよ、ぶりだいこんって」

「食べ物」

「話が逸れすぎだろ。『ただいま』とか『今までありがとう』とかあんだろ」


 ヴァンちゃんは聞こえていないのか、ぼーっとしている。


「おい、大丈夫かよ? 今日も休んだ方がいいんじゃないのか?」

「ん? 大丈夫。仕事すれば元気になる」

「無理はしなくてもいいのですよ。お二人共、長期依頼の後なのですから」


 ミルンさんが心配げに入って来た。


「いいんですよ。寧ろ仕事を沢山下さい。僕、痩せたいんです」

「おや、秋の味覚に負けてしまいましたか?」

「はい。ボロ負けです」

「ははは、太って帰って来たなら元気だな。バリバリ働いてくれよ」

「うん、任せて」


 その他にも僕達の指名が沢山入っているらしい。護衛の仕事がいっぱいだ。体を動かしていれば、気も晴れるかな?


 今日向かうのは、宝石を買いに行く貴族の護衛だ。ご家族からの依頼で、護衛が側に居ると嫌がるので、こっそり影から守ってくれとの事だった。


 見付からないように後ろ姿を追って行く。どの宝石屋さんに行くのかな? おっ、あの店はうひょひょさんが宝石を買った店じゃないか。


 出てくるまで外で大人しく待つ。この店は闇の国の城のすぐ近くにあるので人通りが多い。ベンチに座って噴水を眺めながら人も観察する。怪しい気配のする奴は居るかな? ――特に居ないか。後は出て来るのを待つだけだな。


 相変わらず黒い服の人ばかりだ。魔物が消えてから、晴れて青空が見える日が増えたと側に居る人達が話している。ペルソナさんの力が解放されて闇が一時的に吹き飛ばされた影響かな?


 あ、護衛対象が出て来た。またお屋敷まで歩いていくらしい。貴族の人って馬車に乗るものだと思っていたけど、歩く人も居るんだ。健康的でいいと思います。


 特に何もなく貴族のお屋敷が立ち並ぶ一角に入り、お家に到着する。闇の国は暗くて少し不気味だけど、やっぱり治安が良いな。


「旦那様、お帰りなさいませ」


「ただいま。お前達もようやく分かってくれたようだな。一人で出歩けるとは気分が良いものだ。はっはっは」


 笑いながら自室に戻って行く。僕にはさっぱり気付かなかったらしい。やっぱり、シン様が敏感過ぎるんだな。自信を無くしかけていたが、僕の気配はちゃんと消せていたらしい。


 扉の外で窺い、完全に護衛対象の気配が消えてから執事さんの前に出て行く。


「おぉ、ニコ殿。ありがとうございました。主は気配に敏感でいつも気付かれてしまっていたのですが、あなたは素晴らしいですね」


「ありがとうございます。達成のサインをお願いします」

「はい。――どうぞ」

「確かに。それでは失礼致します」


「少々お待ち下さい。いまお菓子を準備致しておりますので、お持ち帰り下さい。また依頼を出させて下さいね」


「ありがとうございます。――隠れます」


 おっと、戻って来たぞ。外にそっと出て音と気配を探る。


「また出掛ける。ついて来るなよ」

「旦那様、お待ち下さい。どちらへ?」


「『レネット』へ行って来る。さっき買った物に合わせて指輪を作りたい。手持ちと合わせてみたが、やはりしっくり来ない」


 思い立ったら即行動をする人らしい。仕えている人も忙しいだろうな。


「せめて一人は供をお連れ下さい」


「先程は良いと言ったではないか。これが終われば出歩く用も暫くはない。好きに行かせろ」


 花壇の影に隠れていると護衛対象が大股で歩いて行く。執事さんが慌てて手配をしようとしているので、ズボンを引っ張る。


「僕が行きましょうか?」

「お願いできますか? 追加料金はきちんとお支払い致します」

「はい。では」


 また見付からないように追って行く。『レネット』という事はヴィーちゃんを一目見られるかもしれない。


 屋敷を出て右に暫く歩き、十字路を左に曲がる。大通りに出て反対側に渡り、左にもう少し進むとお店が見えて来る。


 警戒しながら付いて行くが、特に危険な気配は感じられない。無事に扉の前に着くと丸いドアノッカーを鳴らす。


「――はい、お待ち下さい。――いらっしゃいませ、中へどうぞ」

「失礼する」


 ヴィーちゃんは奥の席に居るのか、ギンさんしか見えない。お見送りの時なら出てくるかもしれない。オーダーメイドは時間が掛かるから、斜め向かいにあるお菓子屋さんに行って来よう。


「いらっしゃいませ」


 おぉ、貴族のお屋敷が近い所為なのか高い……。チョコレートが一粒五百圓以上ってあり得ないよ。僕は場違いだから、さっさと出よう。


「ねぇ、君」


 奥から出て来たお兄さんに手招かれる。ひぃっ、僕は何もしていませんよ! でも、騒ぎになると困るので大人しく近付く。


「チョコの欠片を試食させてあげるよ。こっちにおいで」


 ケースの影に連れて行かれる。お兄さんは奥にサッと消えると欠片を持って来てくれる。


「はい、あーん」

「あーん。……ふぅおーっ、おいひぃ~」


 小さな声で叫ぶ。あ~、ビターなチョコが美味しい。口の中でスッと溶けたよ。食べ終わった後もいい香りが口中に残っている。


「ははは、予想通り食べるのが大好きみたいだね。凄く良い反応で嬉しいよ。澄まして食べる人より、君みたいな子に食べて貰った方が俺も嬉しい」


「お兄さんが作ったんですか?」

「そうだよ。高くてごめんね。良い材料を使っているからさ」


 僕がすぐに出て行こうとした理由をしっかり分かっているらしい。ばれているなら正直に話そう。


「一週間分のおやつ代を出しても買えません。僕は麦チョコを食べます」


「あ、俺も麦チョコ好きだよ。――あのさ、さっきから窓の外をチラチラ見ているけど、どうしたの?」


「人を待っているんです。お店から出て来たら、付いて行かないといけないんです」


「ああ、従者なの? なら、ここで暇つぶししていきなよ。好きにお菓子を見ていいからさ」


 お言葉に甘えてチョコレートを眺める。丸や四角やハートのチョコレートが澄まし顔でケースに並べられている。会話を想像してみよう。


「わたくし、良い材料で作られていますのよ」


「ほほほ、わたくしなんて金粉が載っていますの。あなたなんて敵じゃなくってよ!」


「何ですって⁉ きーっ!」


 みたいな感じだろうか? 顔を上げると店中の人が口元を抑えてプルプルしている。……あっ、やってしまった、ダダ漏れ。え、えへへ……。


「くくくっ、君、面白いね。近くに来たら買わなくてもいいから寄ってね」

「買わなくてもいいんですか? それなら来ます」


 百圓のチョコが無いかと探したけど見付からなかった。やっぱり普段買うお店が僕には一番だな。


 お店の中をプラプラしていると、お高いチョコが何箱もまとめて売れて行く。誰かへのお土産かな。ダーク様の所へだったりして。


 お客さんが丁度途切れた時に、お兄さんが手に何かを持ってくる。


「君はホワイトチョコレート好き?」

「はい、大好きです」


「じゃあ、これあげる。アーモンドが中に入っているよ。さっき笑わせて貰ったお礼」


「嬉しいけど、嬉しくないような……。でも、ありがたく頂戴します」

「うん。はい、あーん」

「あーん」


 アーモンドを噛み砕いて楽しんでいると、ギンさんが戸を大きく開ける。


「すみまふぇん、ごちふぉうさまでふぃた」

「お、出て来た? またね」

「――ごっくし。ありがとうございました」


 飛び出るとヴィーちゃんがトコトコ出て来た。やった、プリティーなお尻を見ちゃったぞ。頭を下げて見送るヴィーちゃん達を暫く見てから、護衛対象を追い掛ける。


 通りを渡ってさっきと同じ道を戻って行く。うん、まっすぐ帰って下さいね。


 その後も何事もなく終る。唯一あったとすれば、護衛対象が自分の足に躓いて転びそうになったくらいか。疲れちゃったのかな?


「旦那様、お帰りなさいませ」

「ああ。実に楽しかったぞ。部屋で休んでいるから茶を頼めるか」

「畏まりました」


 完全に気配が消えたので中に入る。


「ニコ殿、ありがとうございました。何事もありませんでしたか?」


「はい、ありませんでした。備考欄に追加の内容とサインをご記入頂けますか?」


「はい、少々お待ち下さいね」


 クッキーを大量に貰った。しばらくおやつには困らないな。痩せる計画がどんどん遠のいているのは気のせいだろうか?



 サインを貰って村に帰ると、ヴァンちゃんがミルンさんの部屋から出て来る。


「ニコ、今終わり?」

「うん。追加の依頼を受けていたんだよ」

「ああ、だから遅かったのか。ここで待ってる。一緒に帰ろう」

「うん」


 書類を渡し、クッキーをおすそ分けして部屋を出る。


「ヴァンちゃん、お待たせ。明日はポンポコさんの護衛なんだってね」

「そう。俺とニコで行く」


 家に向かっていると小さい子達が寄って来る。


「遊んでー」

「おんぶしてー」

「あ、クッキー持ってる!」

「あー、ズボンを引っ張らないで。クッキーあげるから手を洗ってきなさーい」

「はーい」


 やっと解放された。あれ? ヴァンちゃんも手を洗いに行っている。一緒に食べる気ですね。


「おいしーい」

「サクサク~」

「うまい。もぐもぐもぐ……」


 見張り台の側に座って仲良く頬張る。ヴァンちゃんが一番モリモリ食べているな。お腹が空いていたのだろう。


「あら、そんなにクッキーを食べて。お夕飯が入らなくなっちゃうわよ」


 フワリさんが集会所から歩いて来る。村の女性達と楽しくおしゃべりしてきたのだろう。


「困る。豚汁なのを忘れていた」

「里芋がないからサツマイモでもいいかしら?」

「うむ。お手伝いする」

「えー、行っちゃうの? 僕達と遊んでよー」

「ニコ、頼んだ」

「えっ、僕一人で⁉」


 僕の荷物を持つと行ってしまった。はぁ、仕方ない。頑張って相手をしよう。


「僕、肩車がいい」

「僕、おんぶ」

「俺、お馬さんがいい」

「順番にね。じゃんけんして決めてね」


 肩車などをしただけでは終わらず、それをしたまま走り回る羽目になった。お兄さんは疲れました……。それに比べてカハルちゃんは大人しくて、我が侭も言わなかった。優しい子だから遠慮していたのかな?


「……ただいま」

「お疲れ様。小さい子に捕まったそうだね」


「はい。散々走り回る羽目になりました。女の子ならもっと大人しいのでしょうか?」


「そうとも限らんよ。女の子でも活発な子は居るからね。村の女性はお転婆が多かった」


 おばちゃん達の事かな? 男の子より大変かも……。


「フワリさんはお転婆?」


「いや、フワリは大人しくて、いつもニコニコしている子じゃった。だが、言う事はきちんと言う子だったよ」


 昔からあまり変わらないようだ。いつもニコニコしているって大変な事だ。落ち込んでいても悲しんでいても笑っているって、覚悟が無いと出来ない。心に引き摺られず、自分の事をコントロール出来ているフワリさんは、とても強い人だ。


「ヴァンちゃん、運ぶのを手伝ってくれるかしら?」

「了解」

「僕もやります」


「今日は座っていてね。そんな疲れた顔だと、転ばないか心配になってしまうもの」


「では、お言葉に甘えます」


 大人しく座っているとお味噌の良い匂いが近付いて来る。でも、シン様の所で嗅いでいた匂いと違うな。


「――さぁ、いただきましょう」

「いただきます」


 ずずっと一口飲むとサツマイモの甘みを感じる。んー、なんか違う気が……。


「お出汁が無いからコンソメなの。コンニャクもなくてごめんさないね」

「いえ、美味しいですよ。お野菜がいっぱいですね」


 コンソメだから違和感があったのか。洋風のお味噌汁みたいな感じでおいしい。シン様のお料理に使う食材は、あまり出回っていないものが多いもんね。


 ヴァンちゃんは蒸かしたジャガイモを頬張り、沢庵を齧っている。お芋がご飯の代わりらしい。


「シン様の家では、いつも誰がご飯を作るのかしら?」

「シン様ですよ。僕達はいつもお手伝いしていました」

「そうなの。掃除も洗濯もシン様がやるのかしら?」

「はい。お裁縫も上手で僕達のタキシードまで作ってくれたんですよ」

「まぁ、凄い! 何でも出来てしまう方なのね」


「そう。シン様だけじゃなくてセイさんも凄い。遊具とか棚とかちょちょいと作っちゃう」


 セイさんもお料理が出来るし、強くて優しい頼れるお兄さんなのだ。


「二人共、余程楽しかったのじゃな。シン様達の事を話す時は顔が輝いている」


 思わず顔に手をやると笑っていた。あの人達を思うだけで僕は笑顔になれるんだな……。まだ会えなくなって一日しか経っていないのに、こんなに寂しい。僕の心はすっかり、あの人達で埋まってしまったんだな……。


第5章開始です。村に帰って来た白ちゃん達は寂しくて仕方ありません。ご飯もすっかりシンの味に慣れてしまいました。元の生活に戻るまで一苦労ですね。


次話は、ポンポコさんの護衛です。


お読み頂きありがとうございました。

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