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NICO & VAN ~最愛の主様を得たモフモフのほのぼの日常譚~  作者: 美音 コトハ
第四章 ペルソナ
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0315.大豆がいっぱい

「あの、ニコちゃん、薔薇を持って行ってもいいですか?」

「あ、ビャッコちゃん、すみません」


 握りっぱなしの薔薇をお返しする。……あれ?


「クマちゃん、あの薔薇、トゲがありませんでしたよ」

「そうなのキュ、改良して作ったのキュよ。痛くないって好評なのキュ」


「ほぉ、そんな薔薇があるのかい。良かったら今度お花を城に届けて貰えないだろうか?」


「いいでキュよ。薔薇の他にも欲しいお花はありまキュか? そうキュ、地下のお花畑に来てキュ。欲しいのを選んでいいのキュ」


「地下にお花畑があるのかい? それは楽しみだ」


 ご飯の準備はもう少し掛かるそうなので、みんなで向かう。


「親父、滑り台は止めておいた方がいいんじゃないか?」

「こんな楽しいものを逃すなどありえんよ。では、先に行っているよ」


 意気揚々と滑って行くカエン様にホノオ様が苦笑して後に続いている。


「ニコちゃーん、いいでキュよー」


 最後の僕にお声が掛かったので勢いよく滑り下りる。


「とりゃーーーっ」


 ボフンと干し草にダイブだ。んふふふ、楽しい。


 セイさんが抱き起してくれた上に、くっついていた干し草を取ってくれる。


「ありがとうございます。セイさんの好きなお花はどれですか?」

「俺か? 紫の桔梗が好きだな」


「そうなんですか。髪の毛が紫紺ですし、セイさんが持ったらきっと似合いますね」


「そうか? ニコはどれが好きなんだ?」

「僕はタンポポが好きです。綿毛を飛ばすのも楽しいですよね」


 二度楽しいお花、素敵です。


「ははは、ニコらしいな。ヴァンはどれだ?」

「んー……桜」

「そうか、桜も綺麗だな。お前達と花見をしたら楽しそうだ」


 花見か……。シン様のお家の前に大きな桜の木がある。でも、そろそろ契約期間が終わるから、僕達がその花を見る事は無いかもしれない。


 黙り込んでしまった僕達をセイさんが怪訝そうに見て口を開く。


「どう――」


「ニコちゃん達も早く来るのキュ~。カエンしゃん、リンゴ食べてキュ。とーってもおいしいリンゴなのキュ」


 クマちゃんの楽しそうな声が聞こえてきて、セイさんが口を噤む。そして、僕達は呼び掛けに応じて、ぎこちなく止まっていた足を動かし始める。


「……願いがあるなら言ってくれ。もうお前達は俺の家族なんだから」


 ポツリと上から降ってきた声に勢いよく顔を上げる。


「俺の駄目な部分も晒したんだ。当然だろ?」


 自分の顔がくしゃりと歪むのを感じる。駄目だ、いま泣いたらクマちゃん達が心配する。何回か深呼吸をして静めていく。


「……ありがとうございます。でも、僕達の願いは白族の掟に反します。口にする事は出来ません……」


「……そうか。では、俺がいつでもお前達の味方だという事だけは覚えていてくれ」


「「はい」」


 今の言葉を貰えただけで、離れてもなんとか暮らしていける気がする。ヴァンちゃんと僕は手を繋いで、揺れる心を押し込めた。


 上に戻ると良い匂いが充満していた。……うん、元気を出そう!


「うわぁ~、良い匂い~」


 クンクンとひたすらに鼻を動かしていると、シン様が僕の鼻をつつく。


「そんなに動かしたら鼻がつっちゃうんじゃないの?」

「大丈夫ですよ。鼻が喜んでいるんです」

「ふふふ、鼻が喜ぶなんて初めて聞いたよ」


 並んでいる料理は初めてのものばかりだ。カエン様がいっぱい食べてくれるといいな。


「これは、おいなりさんだよ」


 茶色の長方形で表面はツヤツヤしている。膨らんでいるので、中に何かが入っているのだろう。


「油揚げ?」

「そうだよ、ヴァンちゃん。お味噌汁によく入れている油揚げ」


 ガブリと齧ると中は酢飯だった。外はジューシーで甘じょっぱく、酢飯の中に入っている生姜の甘酢漬けとゴマが良いアクセントになっている。


「これはおいしい。初めて食べるものですが、酢が効いていて私好みの味です」


「そう、良かった。カエンが普段食べているものと違うものばかりで心配だったんだけど、口に合って良かったよ」


 カエン様は食欲が無いなんて嘘のように二個目を食べている。僕は他のも食べてみよう。


「これは何ですか?」


「これはがんもどきの煮物だよ。今日は大豆で作られたものばかりなんだよ。油揚げは豆腐を薄く切って揚げたもの。がんもどきはお豆腐を潰してお野菜などを入れて揚げたもの。それと、お吸い物の湯葉は豆乳から」


「豆乳って何ですか?」


「工程を飛ばして簡単に言うと、大豆を粉砕して搾って取れた液体。そこへにがりを入れればお豆腐になるよ。それで、湯葉は豆乳を温めて表面に出来た膜だね」


 全部、形も見た目も違う。同じ物から出来ているとは思えない。


「――おぉ、ジューシー。おいしい煮汁がジュワッと出て来た」


 先にがんもどきを頬張っていたヴァンちゃんが目を輝かせている。僕も齧ってみると、確かに汁をたっぷり含んでいてお豆腐の味も感じる。外側は油揚げに近い食感で中は柔らかい。噛んだ断面を見てみると、いつものお豆腐より水分をギュッと抜いて固めたように見える。人参や枝豆、ひじきも入っていて体に良さそうだ。


 次は湯葉にしよう。ほうれん草と湯葉のお吸い物を一口。


 あぁー、出汁最高。まろやかで、食材のいい所だけをギュギューッと集めましたみたいな感じだ。僕が知っている味は、甘い、苦い、酸っぱい、辛い、しょっぱいだけど、どれにも当てはまらない感じがする。唯一近い気がするのは甘みかな? この味なんですかってシン様に聞いたら、「うま味っていうのがあるんだって」と言っていた。


 お吸い物に感激しているカエン様達に、「出汁はうま味なんです!」とドヤ顔で言ってみたいけど、詳しい説明を求められると困るので止めておこう。


 薄い黄色でピラピラしている湯葉を口に入れる。――うーん、ムチッというかモチッとした食感と言えばいいのだろうか? お豆腐とは遠い気がする。大豆って変幻自在なんだなぁ。


 カブの浅漬けをモグモグと食べながら、カエン様を見守る。どれも口に合うらしく良い食べっぷりだ。ホノオ様もその姿に安心したのか、隣でおいなりさんを頬張っている。


 そう言えば、今日はお肉やお魚が無いな。聞いてみようかな?


「あのー、カエン様はお肉が苦手なんですか?」


「苦手ではないんだが、最近はお肉を食べる気になれなくて、野菜やフルーツを頑張って食べていたんだよ。でも、だんだんと食べること自体が辛くなってきて、折角用意して貰ったのに数口食べるのがやっとでね。一生懸命作ってくれた人が居て、命を頂いているのに酷い話だろう」


 ご自分を責めてしまっているようだ。食べる事が楽しみではなくなってしまったのだろう。


「いつもお一人でお食事をしているんですか?」

「ああ、そうだよ。メイド達が世話をしてくれるのだがね」


「他の人にも席に着いて貰うのはどうでしょう? お皿を前に楽しくお話した充実感があったら、少ししか食べられなくても、食事は楽しいと思えるのではないでしょうか?」


 思ってもみない事だったのか、びっくりした顔をしている。変な事を言っちゃったのかな?


「成程……。私は最近、食事の時間に暗い事ばかりを考えて席に着いていたよ。私自らが食欲を失くさせていたのだね。だが、城の者が私と同じ席に着いて話してくれるだろうか……」


「座ってくれる人が居ないなら、魔国のお城で食べませんか? 僕達もヒョウキ様も居ますし、お城の人の相談事を聞きながら仲良く一緒に食べる習慣があるそうなんです。きっと大勢に囲まれてお食事が出来ますよ」


「ほぉ、魔国の城ではそのような事が行われているのか。それは是非うちの城でも取り入れたいな。宰相に相談してみようかね」


 僕の意見を馬鹿にすることなく聞いてくれた。でも、肝心の人がぼーっとしているのはいけない。


「ホノオ様も一緒にお願いしますね」

「え、俺? 俺は食事時に側に寄るなって宰相に言われてんだよ」

「ほへ? 何でですか?」


「俺の食事は唐辛子とか刺激物が大量に使われているから、匂いとかが兵器みたいだって言われたんだ」


 沈黙が部屋に落ちる。ここにも辛い物好きが居たか……。ツッコミ隊長のセイさんが口を開く。きゃー、素敵! 頑張って!


「一食ぐらい唐辛子抜きにすればいいんじゃないか? それも嫌なのか?」


「いや、俺は辛くないのでも平気だぜ。でも、料理長が毎日俺に挑戦状を叩き付けて来るから、俺もムキになっちゃってさ。はははっ、でも、まだまだ余裕だぜ!」


 何してるんだ、火の国の王様と料理長は……。セイさん、頑張ってと脇腹をつつく。


「あ、ああ、分かった。――ホノオ、カエンさんの為だと言って止めさせろ。さすがに言う事を聞くだろ」


「聞くかなぁ? あいつ頑固だからな。親父も毎日怒られているよな」


「――お恥ずかしい話なのですが、料理長は私の幼馴染でして。非常に熱血漢で脳筋、んっ、ごほん、融通が利かない男でして……」


 いま脳筋って言ったよね? とヴァンちゃんと顔を見合わす。密かに目線だけで語り合う。ラジャー、聞かなかったフリですね!


 そんな脳き、ゲフン、ゲフン。おっと、危なかった。料理長さんでカエン様の食事は大丈夫なのだろうか?


「もしかして、カエン様のお食事もお困りのことがあるんですか?」


「いや、私の食事は至って普通だよ。毎日工夫して食べやすいものをと心を砕いてくれているんだが、食べられない日が続いてね。倒れたらどうするんだ、何なら食べられるのだと毎日詰め寄って来るんだよ」


 シン様をチラッと見ると諦め顔をしている。この後の展開をきっちり分かっているらしい。


「俺、良いこと思い付いた! シンの料理ならいっぱい食べられたじゃん。シン、うちの料理長に教えてやってくれよ」


 やっぱり、こうなりますよね~。


「お豆腐を作っている店の紹介とレシピも書いてあげるよ。大豆は畑のお肉って言われるほどタンパク質が豊富で栄養もあるから、お肉を食べられないカエンには良いと思うよ」


 そうなんだ~。だから、今日は大豆がいっぱいだったんだ。


「おお、助かるぜ。でもさ、一度来て教えてやってくれよ。あいつ絶対会わせろって、うるさくするに決まってんだよ」


 シン様が頑張って回避しようとしている事にも、『空気読めよ』ってお顔に書いてある事にも気付いていない。ホノオ様、鈍いな~。


「ホノオ、無理強いはいけないよ。シン様、申し訳ない」


「……いいよ、一回だけなら行ってあげる。でも、しつこくしたら実力行使させて貰うからね」


 カエン様には弱いらしい。きっと疲れ切って帰って来るだろうから、肩もみしてあげないと。


「勿論です。そんな事態にならぬようによく言って聞かせます」


「ふふっ、ありがとう。じゃあ、デザートでも食べようか。カエンの好きなフルーツをたっぷり使ったからね」


「それは楽しみです。先程、クマちゃんに貰ったリンゴも最高に美味しかった」


「それは良かったよ。今日はクマちゃんが育ててくれたフルーツばかりだから、きっと気に入ると思うよ」


 そして、コトリと目の前に置かれたお皿には――。


「……白饅頭?」


 ヴァンちゃんの言葉にクマちゃんがビクッと反応している。この前のダーク様の発言を引き摺っているらしい。


「違うよ、ヴァンちゃん。それはクリーム大福だよ」


 表面に白い粉がついた滑らかで丸いものは大福と言うらしい。では、早速とクマちゃんの顔よりも大きそうな大福を一齧り。


「――ふぅお~、伸びる~」


 周りのモチモチした物だけでもおいしい。中にはたっぷりの生クリームとブドウ、リンゴ、みかんが入っている。くーっ、三種類も入っているなんて贅沢!


 カエン様もモチモチが気に入ったのかシン様に笑顔を向ける。


「この周りのものは何でしょうか?」

「求肥だよ。それもお米が原料なんだよ」


「ほぉ、おいなりさんの中に入っていたものですね。お米は様々な使い道があるのですね」


 お上品に食べるカエン様と違い、ホノオ様は「うんめぇーっ」と言いながら、白い粉がボロボロ落ちるのも構わず豪快に齧り付いている。王様がそんな食べ方をしていると怒られちゃうんじゃ?


「ホノオ、『うんめぇー』は止めなさいと言っただろう。普段の行動は大事な場面で出てしまうものだよ。貴族や他国の王族と共に食事をする事が、これから増えていくのだから、気を付けなさい」


「んー? ふぉっとまっふぇ」


 ちょっと待ってと言ったのかな? 


「――でもさ、ヒョウキも似たようなもんだぜ。一番偉い奴がやってるならいんじゃないの?」


 ああ、悪いお手本が身近に居た。皆の溜息が深い。


「あー……普段はそうなのかもしれないが、あの方は公式な場面で恥ずかしい振舞いをした事は一度も無いのだよ」


「じゃあ、俺もそうすればいいって事だろ。俺、堅苦しいの嫌いだし」


「お前はそんなに器用ではないだろう? あの方はきちんと使い分ける事が出来るのだよ」


「なんだよ、ちゃんと出来るよ。こんなところでまで説教しないでくれよ」


 むー、そんな言い方しなくてもいいのに。僕から見ても出来るとは思えないけどなぁ。


「じゃあ、試してみようか。僕が他国の偉い人やるからね。いくよ。今日のお食事はいかがでしたか? お気に召した物がございましたら、お土産としてご用意致しますね」


「ああ、すげぇうまかった。この大福っていうやつ最高だよな」

「はい、ブブー。やり直し」

「え、何が駄目なんだよ?」


「全部だよ。僕は気心の知れた友人じゃないんだから、ちゃんとした言葉で話してくれるかな」


「んー……。すげぇ――」


「『すげぇ』じゃないでしょ。素晴らしいとか見事とかあるでしょう。ほら、出来ないじゃない。ちゃんとお勉強してね」


 どうやら理解したらしく頭を抱えている。今までの言葉でいいと思っていたらしい。まぁ、いいか。これはホノオ様が自分で何とかしないといけない問題だし。僕は大福を堪能しよう。


 夢中で食べていると、あんなに大きかった大福が残りひと口になってしまった。さようなら、大福さん! あーむっ、モグモグ……ごっくし。はぁ~、幸せな食事だった。


 クマちゃんの作ったフルーツはみずみずしくて、酸味と甘みのバランスが良いんだよね。たっぷり入っていたクリームと相性抜群だったなぁ。もっと食べたくなってしまう味だと思いながら、手に付いていたクリームをペロッと舐める。


「あー、またお前達はクリーム塗れに……。洗いに行くぞ」


 セイさんが僕達の顔を見て立ち上がる。手や顔に付いた粉が落ちないように、指先を丸めた手で口元を覆いながら背を丸めて歩く。この恰好をしていると、自然とコソコソとした動きになってしまうのは何故だろう?


「二人共、何でそんなに抜き足差し足忍び足なの?」

「シン様、この恰好だと自然になっちゃうんですよ!」

「そう。条件反射」


 そんな僕達が後ろを付いて来るのを戸惑った目で見るセイさん。


「セイもやれば。一人だけ普通に歩いているから微妙な気持ちになるんだよ」

「いや、遠慮する。俺がやったら捕まりそうだ」


 シン様に速攻でお断りの言葉を伝えている。では想像してみよう。――うん、泥棒にしか見えない。


 ニヤつくのを我慢していると視線を感じる。そろそろと見上げると――。


「……想像したな?」

「ひーっ、すみません、ごめんなさい!」


 苦々しいお顔のセイさんに平謝りする。何でいつもばれちゃうのかな……。


 綺麗にして貰って戻ってくると、クマちゃんがリンゴや梨をお土産に渡している。


「沢山食べて元気になってキュ。明日、お花を届けに行きまキュね」

「ああ、楽しみにしているよ」


 どうやら帰ってしまうようだ。寂しいけど遅い時間だからしょうがない。


「ホノオ、帰ろうか」

「ああ。シン、今日はありがとな」

「うん。カエンも来たかったらいつでも言ってね。歓迎するよ」


「ありがとうございます。今日は楽しい食事が出来ました。皆もありがとう。お話が出来て楽しかったよ」


 手を差し出してくれたので順番に握手する。優しくて温かい大きな手だ。


「それでは、また」


 会釈して帰る親子を見送り、「お風呂に行きましょう」とカハルちゃんの手を握る。


「――うん、行こうか」


 どうしたんだろう? 元気がない気がする。シン様が膝を付いてカハルちゃんと目を合わせる。


「カエンの体の状態はどうだった?」


「だいぶ疲労が溜まっていたから、膝に座っている時に治しておいたよ。残された時間が短いから、気が焦って無理しちゃっているみたい」


「そう。でも、ホノオを見る限り教育はうまくいっていなさそうだね」


 沈黙が落ちる。カエン様はなんとかしようと頑張っているみたいだけど、本人にやる気が無ければ意味がない。


「……僕たちまで落ち込んでもしょうがないし、お風呂に入って寝ようか。さぁ、行っておいで」


 お風呂でホカホカになった僕達はすぐに眠りに引き込まれていった。カエン様も熟睡しているといいな。


火の国の料理長は大工や鉱山で働くのが似合う様ないかついおじちゃんです。

考えるよりも行動という人なので、ホノオと気が合います。ギャーギャーといつも言い合っていますが仲良しです。

昔はお肉大好きで食事の量が多かったカエンも、今はさっぱりした物が好きです。


次話は、あの部長が帰って来ます。


お読み頂きありがとうございました。

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