6、身分証
受付に行くとアーノルドにヨナが迎えてくれる。
「兄ちゃん、おかえり。」
「カイム兄ちゃん、おかえり。合格したの?」
「ただいま、合格したよ。
今から登録だよ」
「カイムさんこちらへ」
受付嬢に促され受付嬢に行くと書類を一枚渡される。
「カイムさんこの書類の必要事項をお書きください。」
書類の紙には名前、種族、スキル(書ける範囲で)とあったので記入していく。
★
名前:カイム
種族:蜥蜴人
スキル:斧槍術・格闘術・索敵・解体・採取
このくらいでいいだろう。
あまり手の内を晒すのもな。
「後はこの宝珠に血液を少し垂らして下さい」
解体用ナイフを【宝物庫】からだし指を少し切ろうとするも切れず困る。
そして解体ナイフをしまい斧槍を取り出し少し切ろうとするも切れずorz。
少し斧槍に魔力を流してみると魔力強化スキルを覚えて指も少し切れた。
どんだけ硬いんだこの体は。
《NEW》魔力強化
「はい。これで終了です。
再発行・再登録には大銀貨1枚を頂くことになります。
後はギルドの規則や注意事項になります。」
受付嬢からギルドの規則や注意事項について様々なことを聞く。
「では質問はありますか?」
「いえ、ありません」
「これが身分証になります。
ランクは教官を倒したことでCランクからとなっています。」
「ありがとうございます。
素材買取は換金場所で良いんですか?」
「はい。素材買取は換金場所で、
依頼書業務が受付になっています。」
「じゃあ行こうか。」
アーノルドにヨナを連れて換金場所に行く。
「すいません。買取をお願いしたいんですけど」
「は~い。倉庫にお越しくださ~い。」
買取の受付嬢は白い毛並みの兎の獣人だ。
受付嬢に言われた通りに倉庫へ赴く。
「じゃあここに出して貰えます?」
「わかった。」
受付嬢に言われた場所に素材を置いていく。
角ウサギの肉と角
大牙イノシシの肉と牙
角ウサギ肉が大銅貨2枚
角ウサギの角が大銅貨6枚
大牙イノシシの肉が大銅貨4枚
大牙イノシシの牙が銀貨1
魔宝珠が銀貨2枚
計、大銅貨2枚、銀貨4枚
あまり狩らなかったからな。orz
仕方ない門衛にはもう一日待ってもらえるように掛け合おう。
アーノルドとヨナには宿屋を紹介してほしかったのだが連れ回し過ぎたな。
「二人には迷惑をかけた、また明日にでも恩返しがしたいのだが。」
「良いよ。薬草採取の手伝いもしてもらったし。」
「お肉、美味しかったよ。」
「兄ちゃんの余裕のある時また薬草採取手伝ってよ。」
「すまない。この恩はいずれまた。」
カイムは二人と別れ門衛の元へと向かい事情を説明して待ってもらうことにし、
また冒険者ギルドの受付嬢の下に行き格安宿を紹介してもらい一晩を過ごす事にした。
宿では昼に聞いた話を整理する。
種族としては人族・亜人・獣人・その他がいるらしい。
魔物の倒した時に出てきた珠は魔宝珠といい人々の生活に欠かせないものらしい。
魔法珠は魔法具に合うように加工され、
火・水や様々な魔道具の燃料とされている。
村が城壁で守られていることからも分かる通り危険が多いみたいだ。
そして魔獣の種類も数もかなり居るみたいだ。
どうやら魔素と呼ばれるものが魔物を生み出すらしい。
魔素が濃い場所は様々な動植物や魔物が生きやすいとされているらしい。
★
ステータス
人種:蜥蜴人(黄金種)
状態:ノーマル
Level:unknown
名前:カイム
体力:S
魔力:C
筋力:A
耐久:SS
器用:B
敏捷:C
精神:D
《種族スキル》
水中適応・悪路適応・熱感知・頑強・強運
《スキル》
斧槍術・格闘術・身体向上・魔法[水・土]・解体・採取・薬草知識
索敵・気配遮断・魔力強化
《特殊スキル》
才能発現
★ ★ギルドランク
お金価値 SSS 英雄
銅貨 十円 SS 偉人
大銅貨 百円 S 名人
銀貨 千円 A 達人
大銀貨 一万円 B 玄人
金貨 十万円 C 熟練者
大金貨 百万 D 一人前
泊金貨 一千万円 E 半人前
大泊金貨 一億円 F 見習い