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5、戦闘試験

受付嬢に促され書庫奥の戦闘訓練所についていくと一人の男が居た。

どうやら彼が試験管らしい、その姿は厳つい防具に身を包み、武器は大槌を使うようだ。

身長は2メートルはあり威圧感が凄すぎる熊の獣人だ。

熊の獣人と装備のせいで見た目が強烈だ。


 「私は試験官も務めるランダだ」


「我が名はカイム!」 


 「じゃあ、早速試験を始めよう

  私は武器を使わせてもらうが良いか」


「構わない。

 こっちは無手でいきます。」


 「わかった。

  マリー、審判を頼む。」


  「わかりました。ではいきます。試験開始!!」



試験開始とともに試験官ランダの姿が消えたように見えた。

索敵スキルを頼りに試験官ランダの位置を把握する。


「そこだっ!」


右横から大槌の振り下ろしがくるのを横に回避するが

それに追従するように横薙ぎの一撃を繰り出してくる。

一撃をバックステップで回避し体勢を整える。


試験官ランダも息を整え次の攻撃をしてくる。


下斜めからの振り上げで視界を殺してきた。


その後も振り下ろし、横薙ぎ、突きを放ってきた。


【頑強】を発動して防御し

その最後の一撃は蹴りで逸し正拳突きを食らわせる。


正拳突きから連携で回し蹴り、後ろ回し蹴り、回転蹴りを繰り出す。

尻尾も鞭のようにしならせて蹴りと共に打つ。


試験官ランダもこちらの攻撃を躱すが最後の回転蹴りは躱しきれずに攻撃を食らう。


 「ごはっ!!」


だが試験官ランダは防御力が高いのかあまり効いていない。


試験官ランダは振り下ろしや横薙ぎなどの多彩な技を繰り出してくる。


 「愉しいなぁ。あははははは!!!」


こちらは殴り蹴り頭突きと繰り出し、試験官ランダの攻撃は避けては受けつつ。


「そうだな。ふはははははは!!!」


お互いに笑いながらの乱打戦。

一進一退の攻防が続くもこちらの防御力が勝り試験官ランダに隙きができた。

その隙きを突いて一撃を入れる。

尻尾で溜めを作りその力を推進力に変え、格闘術スキルの《真・正拳突き》を放った。


《真・正拳突き》


 「ぐおぉぉぉぉぉっ!!!」


試験官ランダは錐揉みしながら訓練場の壁にぶち当たり意識を失ったようだ。


  「試験終了!!

   ランダさん大丈夫ですか!!」


受付嬢マリーはランダに駆け寄り手当を開始した。


  「【回復術ヒール】」


試験官ランダ受付嬢マリーの【回復術ヒール】で意識を取り戻しこちらを見据え。


 「試験合格!!」


「ありがとうございます。」

 

 「私の負けだ。強いな。またやろう!。」


「楽しみです、またしましょう」


こんなにも楽しい戦いができ試験にも合格でき最良の結果で終わることができた。

これで身分証が手に入り門衛オルドにお金を返すことができる。


受付嬢マリーはこちらにも【回復術ヒール】を掛けてくれた。


  「【回復術ヒール】」


受付嬢マリーは手当が終わるや否や。


  「カイムさん、おめでとうございます。

   今から身分証をお作りいたしますので受付までお越し下さい。」


「わかりました」


受付嬢マリーに促され身分証を作りに行く。




ステータス

人種:蜥蜴人リザードマン(黄金種)

状態:ノーマル

Level:unknownアンノウン


名前:カイム


体力:S

魔力:C


筋力:A

耐久:SS

器用:B

敏捷:C

精神:D


《種族スキル》

水中適応・悪路適応・熱感知・頑強・強運


《スキル》

斧槍術・格闘術・身体向上・魔法[水・土]・解体・採取・薬草知識

索敵・気配遮断


《特殊スキル》

才能発現

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