2、初戦闘
さて出発は良いが・・・何処に行けば良いんだ?
太陽目指して進むかそれとも棒を倒して倒れた方に行くかどうしようか?
テンプレなら叫び声が聞こえて人を助ける場面だぞ。
まったく困ったな。
まぁ聞こえないのは仕方ないか。
とりあえず向かう方向を決めよう。
「どちらにしようかな?
神さまの言うとおりっと」
運任せでも良いか。
太陽の方に向かって今度こそ出発だ。
「う~ん・・・・森だな~」
「♪♪♪♪♪♪」
あまりの暇さに独り言と唄を歌ってしまう。
☆
あれから気持ちよく唄を歌っていたら音がした。
ガサッ!!
音がした方を見ればなんとウサギでした。
けどよく見ると角生えてるな。
どうしようか?食料要るし・・・・狩るか!!!
《飛閃》
ゲーム時代の技を使ってみる。
いきなり接近戦は怖いので斧槍術の牽制技でもある遠距離術を放ってみた。
そしたら角ありウサギは真っ二つになってしまった。
牽制技で倒せてしまい、やるせない気持ちになりつつ解体を行う。
ちょっと解体しただけでスキルを覚えてしまった。
《NEW》解体
多分特殊スキルの才能発現の効果だろう。
ちょろいな。
「何だこの綺麗な珠は」
まぁ良いか、人に会った時に聞こう。
解体も終わったことだし先に進もう。
「♪♪♪♪♪♪♪」
☆
おっと次はでっかい牙の生えたイノシシだ。
あんなに簡単に角ウサギが倒せたので今度は接近戦を仕掛けてみよう思う。
大牙イノシシにわざと気づかせるため石を軽く投げ当てる。
こちらに気付き突進してきたのを横に回避しながら首元に向かって振り下ろしの技を使う。
《紫電一閃》
綺麗に首元に技が決まり頭と胴体が切り離される。
だが頭が無くなったのに突進の勢いは落ちず、
大牙イノシシは走っていってしまい木にぶつかって勢いを止める。
危なかった、真正面だと追突してたな。
ゲームとは違い倒した後も考えないと要らない被害を被るな。
気をつけよう。
よしでは解体だ。
解体を手早く終わらして先に進もう。
「♪♪♪♪♪♪♪」
☆
初戦闘から3時間も歩いている。
途中で角ウサギやでっかい牙の生えたイノシシを何匹か倒した。
この辺の魔物は弱いのか《飛閃》の一撃で倒せてしまう。
それに唄も歌いすぎてしまったのか
ちょっとお腹が空き喉が渇いたので野営をすることにした。
だが衝撃の事実に気づいてしまう。
火が点けれない事と水が無い。
事件だ。orz
困ったことになったが水を探すことにした。
最悪血を飲んで生肉を食べなければいけない。
★
ステータス
人種:蜥蜴人(黄金種)
状態:ノーマル
Level:unknown
名前:カイム
体力:S
魔力:C
筋力:A
耐久:SS
器用:B
敏捷:C
精神:D
《種族スキル》
水中適応・悪路適応・熱感知・頑強・強運
《スキル》
斧槍術・格闘術・身体向上・魔法[水・土]・解体
《特殊スキル》
才能発現