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優しい星

作者: 杜月 佑衣

数々の星を眺めながら

寒空に輝く星は花のようだと気づく


凍るように冷たい時も

光は失わず花開く


あの星には きっと

餅を搗くうさぎはいなくても

僕の大好きな人はいるだろう


優しい声で口ずさむ

懐かしい子守唄を歌う

あなたの優しいぬくもりも

あの星の元では灯となり光り輝いているのでしょう


その 淡く優しい輝きで

僕の弱さと悲しみを包んでください

唯一 本音で語れる星よ

僕の嘆きを抱いてください


あなたの腕に包まれることで

僕はもう一度立ち上がれるでしょう


その腕の中で 昔聴いた

懐かしいあの歌を聴かせてください

僕が覚えるまで 何度となくせがんだ歌を

あなたは微笑んで 繰り返し繰り返し歌ってくれた

その歌が聴こえる場所にいれば

苦しみも悲しみも知らなかった

傷つくことも知らなかった


あなたは正に咲き誇る一輪の花で

その花は星となって夜空に輝いています

そして 悩み多き僕を照らしてくれます


ありがとう ありがとう

僕の大切な 生涯で唯一の 優しい星




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