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ネットサーフィンから始まる異世界生活  作者: ミネラル
一章 異世界の日々
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初対面の日

どうも皆さん、熊似の燃えるナイスガイ、ヨギルです。

今日は待ちに待った帰省の日。

愛しい妻と愛しい息子との対面の日です。


俺はギルバーツ王国という国で、騎士団団長を勤めている。

昔からの上司のクソジジイに押し付けられたんだがな。

長らく対立している隣国が不穏な動きを見せているとの情報から、

約2年もの間、任務で家を空けることとなってしまった。

当時の俺はこの任務を断れず、

出産を控えた妻を置いていく決断を迫られた。

悔しかった、2年で隣国をギルバーツ王国の支配下に置くぐらいには悔しかった。

そうして隣国を滅ぼした俺は、

今日、愛しい妻と愛しい息子の元へと帰ることになった。


あぁ、早く帰ろう。

ソフィアは元気だろうか。泣いてはいないだろうか。

エミルはどうしているだろう。腕白に育っているのだろうか。

もう少し、もう少しで家に着く。

馬車を降りて来て正解だった。

あんなものに乗っていたら2日はかかっただろうから。


我が家が見えた。

小さな子供が庭で何かしている。

もしかして、エミルか?

いや間違いない。あの燃える様な髪の色と、ソフィア似の顔立ち。

絶対にエミルだ。

涙が溢れた。目の前が霞んでよく見えない。

走ろう。力一杯抱きしめるんだ。

そう思うと自然に身体が動いていた。


「おーい、エミルー、エミッ‼」


何故だかは分からないが、人の顔程の大きさの岩が飛んできて、

俺は出鼻を挫かれた。


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