#00 上宮家事件 関係事案
????年 上宮家、国枝家、篠原家にて極秘裏に『三家交配』の契約が為される。
国枝、篠原両家は追求者の家系だが、その力が廃れていた。
また上宮も独自の理由から、他の家の力をもつ追求者を欲していた。
上宮家の男の種を両家の女に授け、子に追求者の力を宿らせようと試みた。
代価として上宮家は、才能ある子を養子として引き取る。
養子の子が生まれたら、上宮が選定した子を、両家に渡すというもの。
一九九三年 国枝家にて卓造(上宮家当主・富之の三男)の
長男・眞一の隠し子、邦宗が誕生。追求者としての才能は上等。
一九九三年 篠原家にて、武史(上宮家当主・富之の長男)の
次男・洋一郎の隠し子、久篠乃誕生。
邦明の生涯の伴侶として育てることを上宮、国枝の当主と約束する。
一九九三年 国枝家。邦宗を分家に逃がし、分家から別の子を引き取り邦宗とする。
本物の邦宗は邦明と改名。
一九九三年 上宮家。邦宗が摩り替えられたと気付く。『三家交配』の契約を破棄。
二〇〇〇年 上宮家にて、久仁子(上宮家当主・富之の次女)の長女、
里奈の下に、斉明が誕生。
『三家交配』とは無関係だが優れた逸材で、後に上宮の神童などと称される。
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