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馬鹿に空想を与えてみた

春とは恋愛の季節

リア充共がいちゃいちゃして、非リア充共が新しい恋を求めてかれこれやる季節

僕もこの季節は嫌いではなかった

たしかにリア充共のいちゃつき方と言ったら松井秀〇のバットを一本足打法でスイングして顔を飛ばしてやりたいが僕にできるはずがない(そもそも松井 以下略と知り合いですらない)

僕にとってこの季節はただ風が気持ちいい、暖かい、授業が少し楽ってだけだ

本当にこれといった理由なんかない

僕はいつの季節になったって馬鹿な仲間と頭のいいアホと笑って過ごしていた

その馬鹿とアホも、もう居ない・・・

僕は今、地元を離れ、東京にいる・・・

超名門高校、「筑波大学附属駒場高校」に入学するために・・・・

僕は周りの奴らとは違い超優秀な青少年だった

成績はオール5でスポーツ万能、おまけに容姿の完璧というまさに「才色兼備」な男だ

「今頃あいつらなにしってかな。どーせまたバカしてんだろうな・・・ははっ」

たしかにあいつらのことも気になる

がこれからの学校生活の方のが心配だ

勉強についていけるか、友人関係を良好に築けるか、先生とはうまくやれるか

いろいろな不安がよぎる

「はぁー。僕本当にやっていけるかな」

校門の前でなぜか一人落ち込む僕。周りの人は気にもかけずどんどん校舎に入っていく

さらにへこんだ

別に声をかけて欲しいとまでは言わないけどせめてチラッとくらい見るだけでもしてくれればいいのに。

なんて考える僕は・・・惨めだ

いやなんかこう・・・・・惨めだ

「あれ・・・もしかして“ゆうちゃん”?」

ん?誰かに呼ばれたような・・・

「やっぱり“ゆうちゃん”だー」

にこにこと微笑む女の子が目の前にいた。こんな美少女なんか友人にいたっけ

そもそも僕のことを“ゆうちゃん”なんて呼ぶ人いままで見たこと・・・まてよ・・・・

「思い出してくれた?ゆうちゃん」

「・・・・一つ質問いいかな?」

「うん!!いいよ」

にこっと笑う

「・・・好きなマヨネーズの飲み方は?」

明らかに変な質問だ。けど彼女があの子ならためらいなくこう答える

「口にキャップの4分の3のとこまでつけて勢いよくぶっこむ!!!」

「口にキャップの4分の3のとこまでつけて勢いよくぶっこむ」と

僕はまた再会してしまった。マヨネーズ大好き幼馴染に・・・・・




第一章  ~桜並木の下でマヨネーズを夢見てた~




「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ここは有馬崎学園高校。主人公「窪田 康介」が通っている高校だ

「っちょ!!!勝手に主人公かえてんじゃねぇ!!!ってか痛い!!!マジで痛いから!!!ギブ!ギブ!!!」

先ほどから関節技アンクホールドを決めている方が「岡田 憲悟」

決められてる方が「川上 佑介」この作品の主人公である。

ぶっちゃけ主人公なんてジャンケンで決めたんだけどね

そうじゃなきゃこんな奴に主人公なんてできないって

「おまっ結構傷つこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!もういい加減はなせよぉぉぉぉぉぉぉ!!」

この僕を傷つけた張本人である人物は「窪田 康介」馬鹿×アホのある意味天才なやつ

「むむ、誰かにほめられたような気が・・・」


「「「ごみクズなんか誰も褒めねぇーよ」」」


これが馬鹿×アホの末路である

「ってかココロも居たのか」

「私は今来たとこよ。そしたらこの“ゴミ虫”がアホこいてたのよ」

「ゴミ虫はひどいだろ・・・・」

「黙れ“ゴミズ虫”」

「ランクがまた下がったぁぁぁ」

「腐れ“くそキモゴミズ虫”」

「これ以上下げないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

たった今目の前で康介を罵倒し続けている人物は「天根 ココロ」

本人曰く信頼してなきゃ罵倒なんかできない。とのことだ。

別に僕たちは罵倒されるわけではないが信頼されてないわけではないらしい

でもここまでいくと罵倒ではなくただの“コトダマシンガン”になっている

フッ僕って意外とセンスあるかも

「何ニヤついてんの気持ち悪い。お前も腐ってろ」

罵倒された・・・・

傷ついた・・・・

案外くるな・・・・これ

マゾ属性の方には悪いが全然気持ちよくない

康介・・・・・

いつも罵倒受け係ありがとう・・・・・

そして

これからもよろしく頼んだ!!



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