事件 ~前編~
今日は日曜日。
休みの日なのにニーナは学校関係の食事会に参加する為、朝早くから家を出て行った。
今日は何と言うすばらしい日だ!と、久しぶりに一人で過ごす休日に胸躍らせていた。
それに加え、もう直ぐ春休みだし。
今日は実に気分が良いっ!うむ苦しゅうない!
ところが、その気持ちも時刻が夕食時になろうとしていた時には簡単に崩れ去る事になる。
近頃起きた銀行強盗のニュースを見ながら、ソファーでゴロゴロしていると、俺の携帯に一本の電話がかかってきた。
そして今、特に何もイベントは無いのに何時ものメンバーが俺の家に集まった。
どうしてこうなった。
何故この時間帯に。
「知樹、我々がわざわざ来てやってるのに、暇つぶしの一つや二つ用意できなかったのか」
「せめて前日までには知らせろっ!!
お前らが家に来るって言ったの3分前だったろ!!
用意できるかっ!?」
「知樹~、今日の晩御飯何?」
「知らんわっ!」
「お~い、知樹。
コーラ勝手に飲んでるけど良いか?」
「だ~か~らっ!!
お前はそれを飲む前に言えよっ!!
涼、お前それ二度目だろっ!」
「・・・・・」
「ふ、冬香は・・・・、まだ家に入ってきて一言も話してないけど。。。
調子悪いのか?」
「・・・・・ううん。
いつもどおり・・・ただ・・・」
「ただ?」
「・・・知樹が困ってる姿を見てるのが面白いだけ」
はは・・・は。
全員家に入ってくるなり空き放題やりやがって。。。
何故こいつらに俺の優雅な休日のひと時を邪魔されなければならないのか。
しかもニーナが居ないという絶好の休日日和にっ・・・!!
「あれ、そう言えばニーナは何処?」
俺がちょうどニーナの事を考えているのを、見透かしたように零奈は尋ねてきた。
「今日は学校なんだとさ。
詳しい事は知らないけど教員同士で食事会を開くって言ってたぞ」
「あれ、そうなんだ。
せっかく聞きたいって言ってたCD持ってきてあげたのに」
あいつ、何時の間にそんな約束してたんだ?
「ほい」
ぽんっ、と零奈の手から俺の胸にビニール袋が押し当てられた。
多分中身はCDだろう。
「なんだよ?」
「ふ~つ~う、渡しておいてくれるわよね?
この場合」
零奈が頬を膨らまし、そう言ってきた。
物分りが悪いとでも言いたげな表情だ。
「それもそうか」
俺は胸に押し当てられたビニール袋を手に取ると、そのまま俺の目の前の机に置いた。
「知樹~、腹減ったぁ~」
「涼。
お前、人の家のコーラ勝手に飲んでおいて、尚も食い物を強請るのかよ・・・」
「だってさぁ、時間見ろよ。
もう7時だぜ~?」
むっ、言われて見れば・・・・。
「ってか、この時間に来るとか明らかに狙ってたろ、お前ら」
「いや、その様な事は断じてない」
俊一は真顔でそう言った。
嘘くさい事この上ない。
「・・・本当か?」
「嘘だ」
「あっさり白状っ!?」
白状しすぎだろっ!
週刊誌もビックリなくらい暴露してるよっ!
「ではそれに免じて、昼飯をご馳走してくれ」
「なぜそうなるっ!?」
この野郎ぉ・・・。
「じゃあさ、ここは公平にジャンケンで負けた人が、
晩ごはんを如何にかするって言うのはどう?」
零奈が俺達の話しに割り込んで提案をしてくる。
こいつらが俺の家で暴れまわっているのに、
俺がジャンケンに参加するってのは不満があるけど、仕方ない。
「むむ・・・・不満はあるけど。。。
それで良いよ」
「やったぁ!
これで私が負ければ・・・・日頃の成果が・・・ふふふ」
「「「あなたは不参加でお願いします」」」
「・・・・お願いします(ペコッ)・・・」
俺達3人の動作のシンクロ率を見て、冬香が真似をする様に頭を下げた。
「・・・まさか、この俺が負ける時がこようとは」
「夏休みの時も負けてたじゃねぇか」
俊一の言葉にすかさず俺のツッコミが入る。
そう、負けたのは俊一だった。
俊一が一人だけグーで、残りは全員パーという結果だった。
やはり神様は存在するらしい。
「まぁ俊一が負けて良かったよ。
久しぶりに俊一の作った飯が食えるし」
何気にここ最近、俊一の作った飯を食っていなかったのを思い出した。
中学の頃は、料理勝負なんかもやってたんだけどな。
「そう言えばそうね」
「へぇ~、俊一って料理上手いのか?」
コイツは性格はアレなんだけど、それ以外はパーフェクト。
つまりは料理もかなりの腕前で、俺も認めざるを得ない程だ。
「まぁな、俺よか上手いかも」
「マジか・・・。
知樹の料理だって、いっつもスッゲェ美味いのにか?」
「あぁ、悔しいけど・・・・ってあれ。
俊一ぃ、何処に行くんだ?
まさか逃げるとかじゃないよな?」
俊一は、何故か台所へは向かわずに玄関へと向かっていた。
「ふっ・・・まさか。
冷蔵庫の中身が俺の料理を作るのに、そぐわない物が多い。
それに量もな。
だから、今から近くのスーパーへ買出しに行って来る」
あぁ・・・そう言えば、今日買い物に行く予定だったな・・・。
すっかり気を抜いてて忘れてた。。
「俊一~、そこまで本気にならなくても、チャーハン位で良いぞ~。
ご飯なら昨日の残りもあるし・・・・ってもう居ない・・・」
「今から買出ししてたら、遅くならない?
いざとなったら私がっ――――
「いや、その時は俺がやる」
――――知樹・・・いい加減怒るわよ」
「ご、ごめんなさい・・・・」
何か零奈の後ろに黒いオーラが。。。
「まったく、もう。。。
大体ね、私だって頑張ってるのよ?
毎日作って自分で食べてるんだからねっ。
だから今日くらいは―――――
『ガタンッ・・・・』
―――――ってあれ?今・・・玄関から音しなかった?」
確かに、玄関から物が落ちたような音がした様な。。。
「もう帰ってきたのか?
でも、せいぜい5分位くらいしか経ってないぞ?
・・・ちょっと俺見てくるわ」
俺が玄関へ向かうためリビング入り口のドアノブ捻り、ドアを開けた瞬間だった。
「発射!」
と言う聞きなれぬ声と共に、俺の視界に入ってきたのは覆面を被った4人が一斉になにやら手榴弾的な物を投げつけてきた。
「うおっ!?」
俺はとっさにリビングに転がり込み回避するも『それら』はリビングの奥に転がってゆき、白煙撒き散らしていった。
そして一瞬にして家の一階部分が白煙に包まれた。
「ゲホッ・・・ゲホッ!!!」
部屋の至る所で、咳をこむ音が聞こえた。
俺も無我夢中で声を出そうとするも、同様に声を出せないでいた。
「おいっ!
ターゲットを早く探すぞっ!」
ターゲットって何の事だっ!?
ドタドタと土足で家に何者かが侵入していく音が聞こえた。
土足で入るなっ!!!
いや、そこじゃねぇっ!
ってか何この展開っ!?
本当にコメディかっ!?
多分俺は今コメディ界で最も危険な状態にいる主人公に違いないッ!
「おいっ、待て。
女が二人居るぞっ!!」
「良いだろ、そしたら二人共持って行けばっ!!」
またもや聴きなれぬ声。
女二人って・・・零奈と冬香かっ!?
まさか・・・誘拐するつもりかっ!
「なら、手伝ってくれっ!
俺が小柄の方を持ってくから、そっちの背の高いほうを頼む!」
「おう!」
「ケホッ・・・ちょ・・・ちょっと・・・ケホッ・・・。
変なとこ・・・ケホッ・・・触らないでよっ!」
「ちっ・・・抵抗するなよっ!」
くそっ!!
どうにかして声を出さないと!
「ゲホッ・・・・ゲホッ・・・!!
お前ら・・・一体・・・二人共・・・」
ダメだ、肺が詰まって声が出ない。
「知樹っ~~~!!」
零奈の声が少しずつ遠くなってゆく。
ちっ・・・・、如何にかして二人を追わないとっ!!!
俺は声のする方に、床に這いながら進んでいった。
ひたすら白い景気だが、位置さえつかめれば大体玄関へは辿り着けるはずだ。
俺が手を伸ばしながら、前進していると『何か』に手が触れた。
明らかに人間の手触り。
「フンッ!!」
俺は、その瞬間思いっきり右ストレートをかます。
何処に当たったかは分からないが、あたった感触はあった。
しかもクリーンヒットの感触だ。
「ぐぇ!?」
お、今度は聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「何だ涼か」
俺が殴ったのは涼だったらしい。
いやぁ、すまんすまん。
「いきなりパンチは無いだろ~!
俺だって何とか、玄関に行こうと思ってたのにさ~」
「悪りぃ。
兎に角っ、今は玄関に急ぐぞ」
二人が合流してからは、玄関まではあっという間だった。
しかし、連中が気配を消してから30秒近く時間が経っていた。
もう玄関の扉を開けても跡形もないだろうな、きっと。。。
と、半ば諦めながらも勢い良く扉を開けると、そこには黒いバンが一台とまっていた。
後部座席用のドアが開けられたままで、その前には覆面の男が一人乗り込もうとする所だった。
な、なんて手際の悪い連中だ。
「おい、お前らっ!!
二人をどうするつもりだっ!!」
「ヤバイッ!
逃げるぞ・・・、クソッ、お前が逃げるのに手間取ったからっ!!
早く車に乗れっ!」
「すまんっ!!」
どうやら連中の仲間の一人が逃げるのに手間取っていたらしい。
遅れていた仲間の一人は、急いで車に乗りこみドアを閉めると、運転手は吐き捨てるようにこう言った。
「警察に連絡してみろ!
その事が分かった瞬間、こいつらの命は無いからなっ!!」
そう言って、連中は勢い良く走り去っていった。
車はあっという間に見えなくなり、闇へと消えていった。
「知樹っ!!
不味い事に・・・・どうするっ!?」
玄関に入ると半ば涙目になりながら、涼は俺に言ってきた。
「どうするって・・・・まずは俊一に知らせよう・・・。
アイツなら警察なんかよりも当てになるかもしれない」
何故か、俺は驚く程落ち着いていた。
俺は携帯を取り出して、俊一を呼び出そうとした。
が、出ない。
「出ない・・・か。
くそっ!何だってあの二人が・・・」
電話をし終わって、何故か悔しさが込み上げて来た。
もっと何か出来たはずだろ!!
「いや、あの二人だからこそじゃないか?
あの可愛さなら二人共・・・」
涼は頬を赤く染めた。
「ええいっ!!
こんな時に如何わしいわっ!!!」
一応思いっきり殴っておいた。
「・・・ん?待てよ。
二人共って・・・ターゲットは一人だったよな?
二人居て困惑してたし」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「あの二人は偶々ここにいた訳だ。
わざわざあの二人の内どちらかを狙ったなら、その家に直接行けば良いだろ?」
涼は俺の言葉に頷きながら、ある所で「あ」と言った。
「成る程、狙いはニーナ先生か」
涼は二回ほど頷いて言った。
「そういう事だ。
何処で掴んだかは知らないけど、多分ニーナの実家が金持ちだって事を理解した上での犯行だろうな。。。
となると、誘拐するのはニーナでないと意味が無い。
・・・間違いに気がついた奴らは何かしらのアクションを起こすはずだな」
「おぉ・・・何か映画みたいだな~」
狙いが二人でない事に安心したのか、気の抜けたような事をぬかしおった、この馬鹿は。
「馬鹿かっ!
真剣なんだよっ、それにコイツは現実に起こってるんだって!」
「あ、あぁそうだな」
涼は真剣さを取り戻したのか、目つきを変えてそう答えた。
だけども、相手の次の出方次第で動きを考えなければならないしなぁ。
下手には動けないし、警察に連絡してもなぁ。。。
俺が策を何とか頭から捻り出そうとしている時だった。
俺のズボンのポケットが振動を始めたのは。
「ん?誰からだ?
俊一か?・・・・っ零奈からだっ!」
携帯の画面に移ったのは、零奈の名前だった。
俺は即座に通話ボタンを押す。
「零奈ッ!大丈夫なのかッ!?」
「・・・ほう、この子の名前は零奈って言うのか」
が、聞こえてきたのは零奈の声ではなく、男の声だった。
・・・ったく、そういう事かよ。
零奈の携帯電話使って、俺からニーナの居場所を知らせようって寸法だな。
ちなみに電話の奥から聞こえてきたのは、男の声のみで場所が何処であるかは特定不可能。
そこら辺は抜かり無いらしい。
肝心の誘拐する相手を間違えても仕方ないが。
「二人は無事なんだろうな・・・?」
「この二人が無事に帰れるかどうかは、お前達の行動による。
お前の家に外国人が住んでいるだろう?電話でも何でも良い。
外出先から呼び出してソイツを連れて来い。
そうすれば、人質二人と交換してやろう」
・・・それは少しリスクが高いが・・・仕方ない。
「あぁ、分かった。
場所を教えてくれ」
「お前達の通う高校の体育館だ。
いいか?下手な事は考えずに来るんだ。
今から一時間以内に来い、でないと二人の安全は保障できんぞ」
「・・・・分かった」
俺が相手側の通話が途切れるのを聞いて、携帯をポケットにしまうのを見てから
涼は不安げに俺に聞いてきた。
「どうだ!?
零奈ちゃんと冬香ちゃんは無事なのかよっ!」
「そう大声を出すな。
多分、無事だよ。
こっちの出方次第じゃ危険にもなるけどな」
「どういう事だ?」
「ニーナを連れて来いってさ。
そしたら二人を解放するって」
「・・・それで・・・お前はオーケーした訳か?」
俺は黙ってコクリと頷いた。
「馬鹿ヤロウッ!!!」
『バゴッ!!』
次の瞬間には、俺は涼から殴られていた。
瞬間的な痛みは無かったけど、床に膝を着いてから徐々に右の頬が痛くなってきた。
涼は跪く俺の前に、仁王立ちをし声を荒げて話し出した。
「俺はっ!!
何時もは嫌だ嫌だって言っておきながら、本当はお前がニーナ先生の気持ちを一番思っている奴だって信じてたんだ!!
それなのに・・・マジで先生を裏切るなんて・・・お前は先生の気持ちを本当に――――」
「待て待てッ!
分かったから、そう興奮するなっ!
・・・お前は演技が出来ない奴だから、話さないでおこうと思ったんだけどな・・・」
「―――――へっ?」
興奮冷めやらぬ様子のまま、間が抜けた声を出す涼。
イテテ・・・ったく、コイツって奴は。。。
「それじゃ話すぞ。
まず俺には、決定的というか、秘策があるんだよ。
と言うか、さっきの電話の時に出来た策だけど―――――」
『ガチャ』
と、俺がその『秘策』について話そうとした所で、玄関の扉が唐突に開いた。
開けた奴は、現在の出来事の渦中の最も中心に居るであろう人物だった。
「お、ニーナ。
ちょうど良かった、実はな――――うおっ!?」
ドアから家に侵入するなり、ものの一秒で俺の胸に飛び込んできやがりました。
「あ~、やっぱりトモの近くってホッとするぅ~」
「一日居なかっただけで大袈裟な・・・」
「そんな事ないよ~。
だって・・・・あれっ!?」
ニーナが俺の胸から顔を離して、俺の顔を覗きこんだ時。
大きな瞳がより一層大きく開いた。
「どうしたのっ、そのほっぺ!?
赤く腫れてるよっ!!」
「・・・コイツにやられた」
俺は隣に立つ涼を指差した。
それと同時に、涼の顔から驚くほどに血の気が引いていった。
「はっ!?
ま、待って!!、俺はニーナ先生の為を思ってですね・・・・。
はは・・ははは・・『パァァァン!!!』ひでぶっ!?」
左の頬と平手による見事な快音が家中に響く頃には、すっかりと家の中の煙幕は晴れていた。
さて事件の概要と俺の秘策を二人に明かしてゆく。
どんな作戦なのかは後ほど話すとするよ。
ミステリーチックだろ?
「なるほど・・・・でもそれって絶対成功するのか?
必ずしも、知樹の推測が当たってるとも限らないだろ?
もし外れてたら、人質の二人も・・・ニーナ先生だって無事じゃいられないんだぜ?」
涼は話を聞き終えると、すぐさま安全の確認を訴えてきた。
涼も友達思いってか・・・、気持ちは分かるんだけど。。。
「ううん、私は大丈夫。
友達の為だったら何でもするし、別に怖くないもん」
ニーナも俺の作戦に協力してくれている。
言っておくが、これは俺なんかの為じゃなく、
自分の親友が危険な目にあっている状況が我慢できないと言う、ニーナ自身の意思だ。
その証拠に、ニーナの目は今までに無いほどに真剣な眼差しだ。
「ニーナ・・・お前・・・・」
「だって、トモが守ってくれるもんね~」
「だぁ~~!せっかく感心したのに腕にまとわりつくなっ!!」
前言撤回!!
緊張感を持て緊張感をっ!!
胸を当てるなっ!!
「おいおい・・・こんな時にまで夫婦漫才かますのかよ~。
二人共あついね~」
涼も茶化すなっ!!
「誰が夫婦漫才してるんだよっ!?」
俺はニーナの腕を思い切り振りほどく。
ニーナは不満げな表情を見せるも、構っては居られない。
どこまでも普段どおりってか・・・・この状況を理解してないのか?
「ったく・・・。
兎に角、もう家を出ないと、時間に間に合わない。
あと二人共、多少は心配はあると思う。
だから、今から家から出る際に見せてやるよ。
多分、俺の推測が正しければ『アレ』が玄関付近に落ちてるはずだからな」
俺はそう言うと、そのまま玄関の扉を開けた。
二人の頭上には『アレ』の意味が分からず、クエスチョンマークが浮かんでいる。
「え~と・・・・・これだこれ。
ほらな、これで確信に変わったろ?」
だが、俺が庭にある『アレ』を探し出すと、二人の表情は驚きに変わった。
そりゃそうだ。
『アレ』は俺の証言を確たる物にする、唯一の物証だからな。
「成る程・・・知樹ってそんな頭良かったのか~」
「トモすっご~い!
実は頭良いんだぁ~、馬鹿だと思ってたよ~」
何故お前らはいちいちトゲがあるのか。
いや、こいつら二人は多分無意識だろうが。
「おっほん!!・・・・とにかく出発するぞ。
時間も無いんだから!!」
そうして、俺達は学校へ向かう事となった。
緊張?
してないさ、俺には秘策がある。
それと心強い仲間もな。
・・・・くっさいセリフだこと。
さぁ、今回は少し大規模な事件となっております。
いよいよこの小説も最終回が近づいておりましてですね、
私の最初のコンセプトである「ほのぼの学園コメディー」は何処へ行ったのか!
でもですね、今までは話なんてノリで書いていたのですが今回はそれなりに考えました。
・・・・うん、ノリで考えた(オイ
まぁそんなこんなで見える伏線や見えない伏線も沢山ある今回のお話。
実は前編、中編、後編の三部構成だったりします。
乞うご期待!!
実はもうほとんど書けちゃってたりするから、絶対に次は遅くならないです。
ヤッタネ!(誰だよお前
↓は私のブログ『U日和』
もはや小説は全く関係の無い内容で、不定期更新中。
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