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超どーでもいー小話集。

これは常に下らない小説『俺のnot bad day』の中でも

選りすぐりの下らない小話を集めた話です。


オチとか関係無しで書いた物なので、本当にどうでもいい話しかないです。

覚悟してください、つまらなくてもノークレームでどうぞ。



超どーでもいー小話集。





1『ピラニア』



あ、そうだ。

俊一に貸してた参考書、明日学校に持ってくる用に電話しておこう。


『プルルルル・・・・プルルルルル・・・プルルルルル・・・・・』


あれ、出ないな。


ん?

あ、折り返しで架かってきた。


『もしもし、悪い。

 手が空いてなくて、出られなかった』


「何やってたんだよ?」


『死んだピラニアをトイレに流していた。

 それで、用件は?』



ピ、ピラニア!?

・・・排水溝とか、環境問題とか色々問題あるだろ、それ・・・・。










2『耐性って怖い』



俺と零奈と俊一の3人で昼食を食べていたとき。



「お、すまない。

 電話がかかってきた・・・・・もしもし。

 ああ、ふむ、そうか、悪いな。

 じゃあ酸化カリウムとリン酸とあと亜硝酸ナトリウムを頼む。

 ああ、4番倉庫でかまわん、残りは5番倉庫で。

 ・・・・あぁ、また頼む」




あの、高校の昼休みにかかって来る電話の内容じゃないっすよね?


「・・・おい、んなもん何に使うんだよ?」


「秘密だ」


「知樹、聞いても無駄よ。

 それに今更驚く事でもないでしょ?」


零奈・・・耐性って怖いね。











3『ピラニア2』




それは夏休み中の縁日。

町の神社では祭りがあるらしいが、行く気は無い、暑いし。

まぁ、近くの夏の終わりの祭りならニーナの勉強がてら行ってもいいけど。


『プルルル・・・・・・プルルルル・・・』


あ、電話だ。

・・・・俊一からか。

こいつから電話架かってくると碌な事が無いんだよな。


「もしもし」


『今日、縁日だろう?

 祭りに行かないか?』


「・・・・何が好きで野郎二人で祭りに行くんだよ」


『野郎二人じゃない。

 紫城も誘ったし、俺の姉も来る、多分お前の嫁も来るだろう。

 みろ、形勢逆転だ』


「形勢逆転て・・・お前の姉さん受験生なのに良いのか?

 あと、これだけは断言しておくが、ニーナは一緒に住んでいるが嫁じゃないっ。

 飽くまでも同居人、胸に刻めっ!!!」


ったく・・・あ、因みに紫城ってのは零奈の苗字な。

俊一は昔から苗字でしか呼ばないんだな、何故か。

分かりにくいけど、覚えてくれぃ。


『・・・はいはい、たった今刻み込んだ。

 で、来てくれるのか?』


「何だよ、その鬱陶しいから早く了解しろよ的なノリは!!

 ・・・しっかし、なんで夏祭りなんだ?

 もう大分前に行ったきりだぞ?」


「よくぞ、聞いてくれた。

 実はな、ピラニアの餌となる金魚が足らなくてな。

 俺様の超絶テクニックで金魚すくいの屋台から金魚を乱獲しようと――――――」


「そんなの一人で行って来いよ・・・・。

 つ~か魚の餌くらい普通に買えっ!

 俺は行かんっ!じゃあなっ!!」


『ピッ・・・・』


ったく・・・・どうしようも無い奴だ。

つ~か、捕った分を全部くれる保障が―――――『プルルル・・・・プルルル・・・』



また架かって来たぞ。


「・・・・もしもし?」






『付いてこれば捕った金魚の1割を分けてや―――――『ピッ・・・・・』』





いりません。




 
















4『鍵の謎』




あ~~昼間に寝すぎて寝れない。。。


時刻は現在夜中の2時。

明日学校あるのに結構マズイな。


・・・・よし、ここは一旦一階へ降りて何か飲もう。

そしたら、寝れるかも。


「よっと」


俺はベッドから降りて、部屋の鍵に触れる。



そういや、文化祭の朝の時さ、いつの間にかニーナが隣に居たことあっただろ?(15部『文化祭編:1 嵐の予感』参照)

その時以来、鍵を二重にしてるんだけどさ、結構進入されてるんだよね、これが。

一ヶ月に3回くらい。

一体どうやってんだか。



『カチャ・・・カチャ・・・・』


俺は鍵を開けた。




「・・・・oops」



ん?・・・・何か扉の向こうから英語が聞こえてきたような。



『ガチャ・・・』


俺は扉を開ける。

そこには、扉の前にパジャマ姿で女の子座りをしているニーナがいた。



「え、え~と・・・あっ・・・コラッ、こんな時間まで起きて何やってるのっ。

 子供は寝る時間だよっ!」



なんか、悩んだ末に怒り出しました。


「そらコッチの台詞だっ!!!

 悩んだ末にお姉さんぶって叱ろうという結末に至るんじゃない!」


「う~、ごめんなさ~い・・・」


謝るの早っ!?

女の子座りで泣くフリっていう、王道の許してポーズをしても許さんからなっ。




「で、それなんだよ?」


「・・・な、なんの事?」


「今隠した奴。

 その手に持ってる妙な機械の事」


俺が出てきた際に素早く隠したつもりなんだろうけど・・・完全に見えてるんだよな。

電動ドリルの様な形をした機械がさ。


「ば・・・・バレてる・・・」


「さ、悪あがきするなって」


これで、完全に諦めただろ。

ようやくこのドアの鍵の謎が――――



「ワルアガキッテー・・・ナンデスカ~?」



「急に日本語覚えたての外国人!?

 今日の今さっきまで日本語ペラペラだったろ!?」


ったく、往生際の悪い奴・・・。


「ったく・・・ほらっ、正直に言ったら怒らないから・・・な?」


ここで出ました、俺の営業スマイル。

何ヶ月も同居してれば、ニーナの弱点くらい分かってるんだぜ。


そこの君、今、卑怯だと思っただろ?

良いんだよ、身を守る事を考えたら、これくらいの笑み100回いや100万回でも振りまいてやろう。

スマイルは無料タダだぜ。


ハーーーハッハッハッハ!!



・・・いや、ごめんなさい。

そこまで嫌な人間じゃないから許してください。





「ぅ・・・・うん。

 じゃあ、、、話す」


顔を真っ赤にするニーナを見ちゃうと。。。

ニーナの純情な気持ちを踏みにじってるみたいで、何かホントごめんなさい。



「これはこの家の鍵を自動的にアンロックする機械でね。

 部屋の番号を入力したら、自動的に先の形態が変化して合鍵になるシステムらしいの。

 因みにこの部屋の新しい鍵にも対応してて・・・・確かこれの名前は・・・何だっけ?

 何とかスペシャル・・・マシンとかって言ってた」



言ってた・・・?

つまりあれだな。



「よし、分かった。

 正直に話したから、今日は俺の部屋で寝る事を許可するっ!」


ちょっと悪い事しちゃったし。


「えっ!ホント!?

 やったぁ~~~!!ありがとうございます隊長!」


女の子座りのまま満面の笑みで敬礼するニーナ。

・・・ホント心は純情なんだけどな。










そして、次の日。


『ダンッ!・・・・』


俺は俊一の机の上に例のなんちゃらスペシャルを叩き付けた。


「ほう。

 これは俺の開発した『トモキホームスペシャルアンロックマシーン(バージョン1.1)』ではないか。

 どうした、故障か?」


「故障か?じゃねぇよ!

 ニーナにこんなもん渡すんじゃ無いっ!!」


『バシコーーーン!!!』




「くはっ・・・・・・渡したんじゃない・・・・売ったんだ・・・・!」


『バタリ・・・・』



なおさらタチ悪いわ。




でも、これで進入される事も無くなったし。

めでたし、めでたし・・・か?

















なんか衝動的に考え付いたネタを書いてみただけです。

まぁ、元々メインストーリーなんて、在ってない様な物なので

本当にどうでも良いんですが。


因みに話の中で分かるものはありますが、時系列は無茶苦茶です。


一つ目のピラニアの話は筆者のリアル話だったりします。

高校時代に友達に電話したら

「今死んだピラニア、トイレに捨ててるから待って」

とか言われて、おいおい、となった事が元ネタです。


ピラニア2で涼の名前が出てこなかったのは単純に忘れられてただけです。

別に深い意味は在りません、はい。

涼の扱いがヒドイって?


う~ん・・・・仕様です。


2つ目は特に語ること無し。

まぁこいつ等の中に居るとこうなっちゃうよ、と言う例です。

私も似たような症状です、と言う方はコチラの宛先まで。


4つ目は普段のストーリーに触れてる部分ですね。

何故知樹の部屋に簡単に侵入できたのか、と言う謎が書かれています。

パジャマ姿で女の子座り・・・・ゴクリ・・・・ハッ!

ナンデモナイヨー。


この小話集はまた書くかも。

ここの部分の謎が知りたい、だとか。

このキャラクターの私生活を覗きたい、だとか。


要望があったら出来る限り書こうと思います。

感想でも、応援でも、こうしろやゴルァ!とか

何でもいいので気軽にメッセージ送ってくださいね。

方法は、私の名前をクリックしてメッセージを送信をクリックです。


え、必死だって?

べ、別にネタが無いから読者から聞いてみようとか、

そんなんじゃ無いんだからねっ!

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