表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/60

文化祭編:5 二日目〜in the afternoon〜

「うぃぃ〜〜〜、、、食った食ったぁ」


そう、親父のように言いながら、俺と俊一の後ろを歩いているのは・・・


「・・・うおっ!!涼!何時の間に?」


「まて、まてぃ!!一緒にさっきメシ食ったろ!?

 たまたま店に入る時出くわして・・・ね?零奈ちゃんも店の前で―――」


「その呼び方止めなさいって言ってるでしょ!」


(バシッ!!・・・バタッ)


あ〜あ、やっちゃた。


「全く、俺達の昼飯の説明だけすればいいものを」


お、さすが俊一は分かってんな。


「うう・・・つ、つまり??」


「ああ、説明するのが面倒だっただけ」


「・・・そう、だったのか・・・」


(バタッ)







「「アホだ」」






余計な事口走るからだ。




「それじゃ、忘れてさっさと行きましょ」


何気に悪魔だぞ、零奈。


「って言ってもどうするよ??」


「まだ、1時半よ?

 ゆっくり考えながら歩けばいいわよ」


「・・・なら、あれはどうだ?」


「お、珍しく俊一の意見か?

 どれどれ・・・・・なんか普通だな」


俊一の指の先にあるのは、お化け屋敷。


「普通じゃ可笑しいか?」


うん、明日雪降っても可笑しくないぞ?


「・・・まぁいいか。

 折角だし行くか。

 零奈もいいよな?」


「え?ええ・・・まあいいけど」


「なんだ?ノリ気じゃないな?

 もしかして怖いの苦手か?」


外見意外にも女らしい所があるとは。


「な、何いってんのよ!

 早く!行くなら行くわよっ!」


ふふふ、動揺は隠せないみたいだぞ?


「ふ〜ん、じゃあ行こうか?」


いかん、強気な零奈が怖がりだとは・・・・。

これは楽しみだ。



俺達三人は部屋に入る。



「やっ!何!?」


隣の零奈が声を上げる。


「・・・受付ですが?」


「待て零奈、受付でビビるな。

 本当に大丈夫か?」


受付も何かしら工夫してあるならともかく、普通の先輩だろ。


「ふっ」


なんか、俊一には受付でビビッた事がウケているみたいだ。


「だ、大丈夫!」


「それじゃ、3人で」


「はい。

 それでは縦に並んでお進みください」




受付の人に見送られながら、俺達は黒いカーテンを潜った。




因みに並び順は俺、零奈、俊一の順番だ。




「おお、雰囲気あるな」


真っ暗で醜いが、色々と細かい飾り付けがしてある。


「フッ・・・・」


「え?何!?今の声?」


「俊一だよ。

 俊一も無意味に笑うなって。

 零奈の声に反応しちまうから」


「すまん、紫城の様子が可笑しくてな」


「な、なによ!?

 女なんだから、怖がったっていいでしょ!」


「おいおい、零奈。

 横向いてるのは良いけどそれじゃ楽しめないぞ?

 ほら、前見て、前」


「そ、そうだけど・・・」


零奈の顔が前を向く。


その瞬間(ドシャ!!)と勢い良く上から何かが落ちてきた。


「・・・あ、固まった」


今俺達の目の前にあるのは、のっぺらぼうの人形か?

まぁとりあえず、顔がない人形だ。


「や・・・・キゃーーーーーァァァ!!!」


「っ・・・!また、大袈裟な・・・・」


思わずその声に耳塞いじまった。

本来一番前の俺が一番驚くはずなのに・・・。


「ふっ」


また、ウケてる俊一。


「もうヤダッ!

 帰る!」


と、零奈が振り返った瞬間。


「キャ〜〜〜〜〜〜〜」


「・・・俺の顔見て叫ぶな」


「って、、、、俊一?

 驚かさないでよねっ!!!」


「そっちが勝手に驚いたのだろう」


・・・でも、元々色白で顔が整っている俊一は、結構暗闇では怖かったりする。


「まぁ・・・そ、そういう事でいいわ。

 じゃ、行きましょ?」


俺を抜かして歩き出す零奈。


「零奈待った!俺より先行くと・・・」


俺は、先に行く零奈を止めようとした訳なんだけど。

まぁ、お約束で間に合わなかった訳で・・・。


(スゥ)と今度は音もなく壁から何かが飛び出してきた。


勿論それは零奈の顔の前で静止する。


「お、手だ」


「手だな」


「手・・・・・いやぁぁぁぁ!!!!」


零奈は勢い良く頭を抱えてしゃがみ込む。



あ〜あ、やっちゃった。



「うわっ・・・でも結構リアルだな」


むっ、微妙に動いてるって事は本物か??


「うぉ、おい、俊一これ本物だぞ。

 何塗ったらこんな色になるんだ?」


「ガキみたいに騒ぐな、知樹」


いや、でも結構ウキウキするぞ?


「ははっ、いや、これ手袋はめてるだけだよ」


おっ、壁の向こうから声が。

フレンドリーな仕掛け人だな。


「何処の誰か分からないっすけど巧い仕掛けっすね。

 一人に対しては大成功っすよ」


「はは、褒めてくれてありがとう。

 結構考えたからね?

 君たちには効果ないみたいだけど」


「ははっ。

 そんじゃ、そろそろ先行きます」


「達者でね」


とりあえず(パシンッ)とハイタッチを交わしてお別れをした。


暗いところで不気味な手と会話出来るのは此処だけだろうな。


「な、何でそんな手と仲良くなれるのよ」


「だから、人だと思えば怖くないって」


「思えないから怖いのっ!」


「・・・そんなもんか?

 まっ、いっか。

 次は何が来ると思うよ?俊一?」


「・・・フランケンシュタイン」


「そうか、なら俺は吸血鬼あたりで」


「な、何クイズなんかやってるのよぉ〜〜」


だって、面白いんだもん。



・・・ごめん、読者の方の中で「うわコイツ、だもん、だって・・・キモッ」とか、思ってる人は忘れて。



・・・しっかし、遅いながらも結構歩いた筈なんだけど、一向に次の仕掛けが・・・。



あ〜暇だ〜〜、何も出ない、何も出ない、何が出るんだ?何が出るのかな?なにがでるかな?



「何が出るかな、何が出るかな、何がでるかな、ちゃちゃちゃちゃん」


「なんで、そのタイミングでごきげ○ようなのよ!?」


ネタ分かんない人いたらすみません。


「・・・・知樹、見ろ」


「おっ、何だ?あれは。

 今日の当たり目か?」


チュウ、チュウ・・・。



大きい・・・ねずみ????


「おおっ、大きいネズミがごきげ○ようだ」


「ヂュ〜〜〜〜!!!」


「イヤァァァァ〜〜〜〜〜〜!!!!

 ねっ、ねずみ!!!」


(バタッ)





「「ドラえ○んか」」







「って、俊一、ツッコみいれてる状況じゃねぇぞ。

 零奈、倒れたみたいだけど?」


「うむ」


「・・・?あれ??大丈夫?君?」


お、ネズミが喋った。

じゃなくて中に入ってる人が零奈を心配してるのか。


「ああ、大丈夫だと思います。

 コイツ特別怖いのが苦手なだけですから」


「あ・・・そうなの?

 ならいいけど・・・」


「んで、どうするよ?俊一」


「では、ネズミ観察でもしながら待とうではないか」


「いや、それだと起きた瞬間倒れるだろ」


「あはははは・・・・・」


「ふむ・・・・では、仕方が無い。

 運べ、知樹。

 そして先へ進むぞ」


「俺が運ぶ!?って・・・文句いってる時間は無いか・・・。

 よっ・・・と、、、、。

 うわっ、軽っ!普通、気絶してる人は少しは重いもんだろ」


よくもまぁ、この身長でこのスタイルを保てるもんだ。


「感動してないで行くぞ」


「ああ」



俺達は取り合えず走って此処を出る事にした。

まあ、仕掛けは他にもあったけど、俺達二人はオールスルーで駆け抜けた。




「到着!!!」


どうやら、歩いただけでも結構進んでいたみたいで、それ程出るまで時間はかからなかった。


「さて、零奈は寝ちまってるし・・・起きるまで待つか?」


「うむ、まだ時間はある。

 いいだろう」


と、俊一がそう言った後、俺は受付の人に許可をもらい、暫くいさせてもらう事にした。




「う〜〜ん・・・・」


おっ・・・気が付いたか??


「あれ?ここは・・・」


「受付だよ」


「って・・・事は・・・」


「もちろん、3分キッチリ寝てたよ」


「あぁ・・・やっちゃたか・・・」


「わりぃな。

 苦手なのに連れまわしちまって」


「もう・・・・・・・」


まあ、強がり言ってたそっちにも責任あると思うんだけど、

これ以上機嫌を損ねると厄介な事になりそうだから、言うのは止めとこう。


「んじゃ・・・次は何処行くか〜」


と、その直後。


俺の言葉を待つかのように、学校の放送が入った。


「今から、学校で行われた[校内、美男美女決定総合投票]の投票結果を発表します。

 名前を呼ばれた方は至急体育館までお越し下さい。

 また、万が一来ない様な事があれば・・・・後は想像にお任せします」


・・・え?そんなんあったのか?

後半の物騒な言動は無視でいこう。

この学校に居ると慣れてくるもんだ。


「おい、俊一。

 こんなイベントあったっけ?」


「・・・何を寝ぼけてるんだ?

 先日、書かされただろう??」


「は?」


「文化祭の事を色々決めたあの日よ」


「・・・ああ、俺そういえば寝てたわ」


「む・・・・・そういえばそうだったな」


「・・・確かに寝てたわね」


寝ぼけてるんじゃなくて、寝てた、という事実。




「まずは、男子部門から。

 一年生の第5位はぁぁぁぁ!!!(ダンッ!!!)投票数7票 一年B組!白沢 涼君!!」


お、何処かでノックアウトしてる野朗が微妙な票数で5位か。

確かにアイツも黙っていればいい感じだとは思っていたが・・・馬鹿すぎるのが玉に傷。

しかし、涼が7票となると・・・・俺の隣のコイツが一体何十票・・・いや、何百票獲得してるのやら。。。


「ま、順当か?」


「普段はふざけてるけど、ルックスだけはいいからね、アイツ」





「続いて第4位はぁぁぁぁ〜〜〜〜!!(ダンッ!!!)投票数35票! 一年B組朝倉 知樹君!!」





「って俺!?」


「知樹の容姿もそれ程悪くはないという事だ」


「本当に分かって無かったの?」


「はぁ・・・」


まあよく分からんが、いい評価を受けているというのは良い事だ。

素直に喜んでおこう。


3位、2位は知らない奴だった。

まあ、そりゃ知り合いも少ないし知ってるほうが不思議なくらいだからな。





「そして、栄えある第1位は・・・・(ジャララララ〜〜〜〜ドンッ!!!) 投票数215票!! 滝野 俊一君!!」







「やっぱり、お前だったか・・・」


「まぁ、私はそうだと思ってたけど?」


「あの親父と母から授かった体にしては上出来というところか」


「俺は見たこと無いけど」


「私も」


誰も見た事のない俊介の両親・・・・一体何者だ??





「・・・・あ、そういえば零奈は誰に入れたんだ?」


「わ、私!?

 べ、別に、誰だっていいじゃない・・・」


「ま、順当っちゅうことで俊一ってとこか?」


「っち・・ちがっ・・・」


ちが??


「・・・ほう」


何故か俊一も興味津々だ。


「ん?違うのか?

 つーと・・・誰だ??」


「もうっ!!

 いいから、さっさと体育館行くわよ!」


「へ〜い、へい」



一体誰なのかは気になったけど、零奈を怒らせるのは怖いからな、ここは従おう。

零奈はまだ発表されてないけど、多分・・・いや必ず上位入りしてくるから心配いらないだろう。



んで、体育館へ向う途中で聞いた俺の知り合いの入賞者は、零奈が一年生女子で惜しくも二票差で2位。

飯食う前に入ったあの受付の・・・・鳴海 和幸・・・だっけ?まあ、和幸先輩が2年生男子で3位、

最後の部屋のあの大人フェロモンな九条先輩は2年女子で一位。

俊一の姉さんの聖奈さんは3年女子で一位を獲得。


うむ、知り合い全員入賞を成し遂げたぞ。

確かに、俺の周りは容姿がいい奴らが多い。

そこはまだ良いけど、性格が一癖も二癖もある人が多いのが・・・。



「おい、知樹・・・ボーっとしてると・・・」


「いってぇ!!!」


体育館の扉にぶつかっちまった。


「全く何考えてるのか知らないけど、歩くくらいはちゃんとしなさいよ」


さっきまで気絶してた人が何をいいますか。


「何か言った??」


「いえ、何もいってませんです、ます」


いかん、口に出てた。


「ふざけてないでさっさと入るぞ」


う・・・俊一に注意されるとは、屈辱。



「投票結果で上位に入った方々ですか?」


体育館に入った途端に、女子の先輩にそう聞かれる。


「はい」


「それでは、お名前を」


俺達は一人づつ名前をその生徒に告げ、舞台の裏へ行くよう指示された。


奥に入ると、そこには20人以上の生徒が会話をしたり、携帯を操作してたり・・・と、まぁ、自由な事をしていた。

もちろん、知っている面々もその中にいた。


「おっ、知樹」


俺が辺りを見回していると、後ろから声を掛けられた。


「ん?・・・何だ5位か」


このセリフから分かるとおり、後ろから俺に声を掛けて来たのは涼だ。


「4位が偉そうに言うなって」


そう、涼が言い放った直後、冷たい言葉が二人に降りかかった。


「・・・ドングリの背比べ・・・」




・・・・・・。




「「一位に言われちゃしょうがねぇな」」


「なんでそんなに息ぴったりなのよ」


「「4位と5位の仲だ」」


「あっそう」


・・・そっちから聞いたくせに・・・。



「あっ!!!知樹君と俊一君!」


む・・・この声は。


「九条先輩っすか」


「さっすが〜、知樹位になると、私程美しい女は声だけで分かっちゃう?」


『いや、香水の香りで』


さっきも思ったけど、すごい香水の量付けてないか??


ってか、まだその格好!?

水着だよ?水着!派手なやつだよ!?

さらにシルクのローブっぽいのも肩に掛けていてセクシーさ倍増中!?


「あら?お鼻が良いのかしら?」


「誰でもあなたと面識あれば分かります」


「よく分からないけど、、、あら、あなた格好いいわね?

 ちょっと向こうで話さない?」


ナイスだ、涼!!!

引き付けておいてくれ!


どうせ、この人さっきからここにいる男あさりまくってるに違いないからな。

すぐに去っていってくれるだろ。


「え?あ、、、はい。

 自分でよければ」


まて、マジで赤くなるな涼。


九条先輩は涼を連れて何処か行ってし――――「それと、知樹くぅん!私を呼ぶときは・・・さ・き・さ・ま、、、ね?(はぁと)」

――――それは、出来んぞ。


・・・・よし、ホントのホントに何処か行ったな。


「ねぇ?知樹、さっきの誰?」


零奈しらないんだっけ。


「今日、俊一と店回ってた時に知り合ったただの先輩」


「・・・ただの先輩には見えないんだけど・・・」


「気にするな」



「お、さっきの後輩Aと後輩B・・・と、誰だ、その超可愛い子は!!」


あ?今度は和幸先輩か。

その後輩Aは俺のことか??

で、Bは俊一??


「和幸先輩っすか。

 え〜と、コイツは俺の幼馴染の零奈っす」


ペコリと零奈がお辞儀する。


「そんっな可愛い子が幼馴染とは・・・・!!!

 羨ましいぞ、後輩A!!

 ・・・・っと、和幸先輩って言ったか?」


「はい」


「俺そういう硬い呼び方されるの苦手だからもっと、こう・・・フレンドリーなので頼む」


「じゃあ何て呼べば?」


「そうだな・・・まぁユッキーって仲間からは呼ばれてっから、それでどうだ」


「じゃ、ユッキー先輩で」


「そそ、そんな感じでフレンドリーにな。

 おっと・・・それじゃ、俺今2年男子1位の野朗を探してる所なんだ。

 それじゃな!」


探し出して一体何するつもりだ。

謎の生命体ユッキー。


「あ、零奈今のも、同じところであった人な?」


「・・・相変わらず濃い面子集めるわね。。。。」


「いや、集まってくるのだろう、不思議と」


「俊一、お前が言うな」


「ふっ」






「それでは、準備よろしいでしょうか?」


は?何の準備だ??


「まず、一年生の男女5位の方から順に舞台へお願いします」


ああ、こんな所に呼ばれて何もしない訳ないよな。


とりあえず涼の後ろへ・・・・。


「って涼!どうした!?ボーっとして・・・」


「・・・いや、俺には九条先輩の相手は無理だ」


「何!?一年屈指の女好きのお前が何を・・・・」


「刺激が強すぎる」


・・・・お前でもダメなのか!!


「確かに・・・・まぁいい、ボーっとしてる場合じゃないぞ舞台へ進め!!」


俺はスッと舞台へ指を指す。


「・・・あ、ああ」


しかし、その反応は生気が感じられず殆ど返事とはいえないもんだった。

・・・こんなんで大丈夫か?


「みんなぁぁぁ!!!!ありがとぉぉぉぅぅ!!!」


「立ち直り早ッ!!!!

 てか、人多いなっ!!」


涼は、こういう所にたつとテンションが上がるのか。


「それではッ!!

 5位の涼君!自己紹介をお願いします」


涼は渡されたマイクを片手で持ち、大声で言った。


「白沢 涼!!!血液型B型!趣味はカメラ!一応柔道4段、剣道3段、空手4段、そろばん4級!!!」


だから、最後いらないから。


「座右の銘は『今週妻が浮気します!』だ!!!分かったかぁぁぁぁ!!!!」



いや、分からん。



しかし、俺の心とは裏腹に体育館中が笑いと歓声に包まれる。

流石と言うべき・・・なのか??


「それでは4位の知樹君。

 自己紹介をお願いします」


・・・マイクを渡されたが何喋っていいのやら・・・・。。。。

もう、いいや、涼を超える勢いでやりゃいいんだろう!!!


「朝倉 知樹!!!血液型はAB型!!!趣味は適度な運動と料理!!!

 特技は戦闘ッ!!!座右の銘は『返事が無いただの屍は無視!!!』だぁぁぁ!!!!!」


「イェェェ〜〜〜〜イ!!!!」


アホかこの学校は?


3位と2位の奴は俺達二人の突っ走りぷりに驚いたのか中途半端に終わっていったので中略。


後は問題の俊一だ。


「それでは一年男子のトリを飾る俊一君!!どうぞ」


「キャーーーーー!!!!」


おお!!!歓声が全て黄色いぞ!!!!

さすが、俊一会場のボルテージが違う。


「・・・滝野 俊一。血液型は謎 趣味も謎、特技も謎、嫌いなものは・・・・納豆・・・」


何故に最後だけ普通!?


「座右の銘は・・・『現状維持?』」


なぜ聞く!?


こんなんじゃ会場の人は――――。


「キャ〜〜〜〜〜素敵〜〜〜俊一様〜〜〜〜!!」




・・・・予想外ぃぃぃぃ!!!!




「それでは、これにて一年生男子の自己紹介を終了いたします。

 温かい拍手でお見送り下さい」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






・・・・・・・・・・・あぁ〜〜〜〜終わった二日目・・・・。

あの後のスピーチは凄かった。

特に、九条先輩のセクシーヴォイスに何人男子が倒れたことか・・・・。

ユッキー先輩の「ユッキコ〜〜〜ルいっくぞぉぉぉ!!!」から始まった『ユッキーコール』も凄かった。

会場全体が「ユッキー!、ユッキー!、ユッキー!」と大合唱してたからな。

聖奈さんの天然ぷりに何人が萌え苦しんだのかも分からない。



まったく、俺の知り合いはスケール大きいわ。。。。




さぁて、明日はトリの体育大会か。

ま、死なない程度に頑張るか。


寝よ寝よ。








どうもです。


二日目が終了いたしました!

涼はいつも踏んだり蹴ったりで、、、ま、ツイてない男として見てやってください。


零奈の弱点やら、俊一の納豆嫌いなど自己紹介的な面もありましたので、これを元に人物紹介の番外編等も作って生きたいですね。。。


情報屋の俊一視点で。(笑)


さて、それではまた会う日まで!!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ