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期待しなければ、世界は少しだけ優しくなる ——何も起きない日々の、小さな物語  作者: しゅんすけ
第1章:世界が少し優しく見え始めた頃

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4/4

第4話:期待しなければ、何も失わないと思っていた


期待しなければ、傷つかない。

少なくとも、そう思っていた。

 

何かを強く望まなければ、

叶わなかった時に落ち込まなくて済む。

そうやって、随分ラクになった気がしていた。


コンビニで買ったコーヒーが、今日は少し薄い。

別にいい。

もともと、そこまで期待していなかった。


以前の自分なら、

「前はもっと美味しかったのに」とか

「当たり外れがあるよな」とか

そんなことを考えていた気がする。


今は、ただ飲む。

最近は、何かが足りない感じがしても、

それを埋めようとはしなくなった。

不安も、希望も、

来たら来たで、帰るまで待つ。

それで困ることは、案外少なかった。


ただ――

本当に何も期待していないかと言われると、

少しだけ、分からない。


夜、スマホを置いたあと、

なぜか「明日も同じ一日でありますように」と

思っている自分に気づいたからだ。


それは、期待なんだろうか。

それとも、祈りだろうか。

違いは分からないけれど、

とりあえず今日は、

何も起きなかった一日を

悪くなかったと思えた。


それだけで、十分な気がした。


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