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短編とかその他

肩を叩くもの

作者: リィズ・ブランディシュカ



 会社からの帰宅途中。

 デスクワークで凝った肩をほぐしながら帰宅する私は……。


 とんとん。


 肩を叩かれた。


 私は振り向く。

 しかし、そこに人影はない。


 肩を叩かれたから、後ろを振り向いた。

 なのに誰もいない。

 気配だけがあった。


 腑に落ちないけれど、いつまでも振り向いたままではいられない。

 だから、前を向こうと思った。


 そしたら、肩を叩かれた。

 もしかして、私が振り向くのにあわせて移動し、前にまわりこんだ?

 私はもう一度振り向く。

 けれど、そこには誰もいない。


 ひょっとしてからかわれている?

 今度は、肩を叩かれる前にいきおいよく振り向いた。

 けれど、そこには誰もいなかった。

 どういう事。


 私は混乱してしまう。


 そうこうしているうちに、肩を叩かれた。

 私は振り向く。


 そんな事が何度もあって、疲れてしまった。


 いい加減にして!

 悪戯ならもうやめて!


 そう叫んだけれど、反応はない。


 私は肩を叩かれても、無視をすることにした。

 そのまま、歩いてく。


 そしたら、うるさい音がひびいてきた。


 一体何事?


 疑問に思っている間に、横合いから急に飛び出してきた何かが私に勢いよくぶつかった。


『ダカラ、ヒキトメタノニ』








 バイクで暴走した少年たちが、帰宅途中の女性会社員に衝突。

 被害者は、意識不明の重体。

 過去に同様の事件が発生。


 警察は、同時間帯に地域の見回りの強化を検討。








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