7 R15内での実践編Ⅱ
どうも。
自分では、頑張って描写した抑えたエロだと思っていた部分が、ちっともエロくなかったかわかみれいです(笑)。
今回は濡れ場っぽい描写を取り上げてみます。
まあ、R15の縛りもある上、エロよりもその状況にある登場人物の心情を描く方が作中の描写の主眼ではありますけど。
頑張って描写した部分、抜粋してみます。
(恥さらしですが)
Ⅱ‐① 『王妃 カタリーナの修羅』より
【あらすじ・状況】
架空の王国・ラクレイドの若き王 スタニエールの正妃 カタリーナ。
夫にとってよき友・よき相棒である自覚のある彼女だが、恋愛の対象としては愛されていない。
ある時、国の方針として外国からスタニエールに側室を迎えることになった。
正妃の立場としては、その方針に逆らう道はない。
また、国策として人質に近い形で来る側室の娘にも、カタリーナは複雑な思いを抱えている。
夫が側室の娘に冷たくしないか心配していたが……、予想に反し、夫は彼女を愛していると覚る。
(以下、抜粋)
もちろんですわ、とカタリーナはほほ笑んで夫へうなずく。
不意に夫が、肩に手をかけてカタリーナの身体を寝台に押し倒したので、驚いた。
「リーナ。私の妻は貴女だけだ、その気持ちは決して変わらない。何があってもそれだけは信じていておくれ」
熱くささやき、いつになく性急に夫は、カタリーナの寝間着をはいで肌に唇を這わせた。新婚の頃でもこんなに情熱的に求められたことはほとんどない。
ふと目の前が暗くなる。
この人は何かを埋めようと虚しい努力をしている。
許婚時代、数は少ないが、彼も遊びの逢瀬を楽しんでいた時があった。それをごまかす時、いつになく優しかったり饒舌だったりしたものだ。
『ラクレイアーンの申し子』と称えられる彼もまた、浮気をする時はただの間抜けな男であった。
不愉快な思い出が目の前を暗くする。静かで深い虚しさが身体からあふれないよう、カタリーナはしっかりと目を閉じ、まるで不貞の言い訳をするような夫の愛撫に身を任せた。
いつになく口数の多い、情熱的な彼が哀しかった。
(抜粋、終わり)
ええと。
一応、濡れ場(それなりに長い付き合いのご夫婦)の描写ではありますが。
抜粋しておいてナンですが、エロくナイですねえ。
このシーンをR18で描写する場合はもう少し書きようがあると思いますが、ヒロインの心情を追う限り、『虚無感』の心情描写が主になります。
虚無だからこそのエロ、は、R18でないと難しいかな?とエロ劣等生の私は今、思います。
よろしければご教授を。
Ⅱ‐② 『月の末裔』
【あらすじ・状況】
不思議な力を持つ血筋の末裔・るりは長年の因縁を解消し、共に戦ってくれた樹木医にして地元の土地神の化身・結木(碧生)と、心を通わせる。
互いに気持ちを確認しあい付き合い始める二人。
るりが初めて、結木の家を訪ねた時の描写です。
(以下、抜粋)
しばらくあれこれ雑談をしながら、お茶やお菓子を楽しんでいたが……ふっ、と静寂が訪れた。
碧生はグラスをテーブルに置き、頬を引いてるりを見た。
るりも手を下ろし、彼を見た。
「そっち、行ってもエエ?」
答える前に彼はそっと立ち、るりの隣に座った。ややためらうような目をしたが、彼はそっとるりの髪に手を伸ばし、撫ぜた。
日向の洗濯物に似た香りが不意に強まる。
無意識のうちにるりは、碧生の肩に額をもたれさせていた。
このまま眠りたくなるような、深い深いやすらぎ。軽くまぶたを閉じる。
次の瞬間、レモンティーと焼き菓子のバターの香りの息がかかり、顔を仰向けにされて唇にあたたかいものが触れた。
羽のような遠慮深い触れ方が、次第に強く、深くなる。
ゆっくり進んでゆく、恐ろしさと紙一重の所にある行為。
だがるりは抗わない。
あの陽を吸い込んだ洗濯物に似た香りは、フェロモンなんだと不意に知る。
「るりさん」
耳元でささやく声はかすれていて、なまめかしい。
「リビングの隣の部屋は寝室やねんけど……行く?」
さすがにるりは硬直した。
嫌、ではない。
今回小波に来ればこうなることくらい、るりもわかっている。
むしろ、そうなりたい、と思っていた。
だけど、それとそれが本能的に恐ろしいのは、別の話だった。
「やめとこか?」
自分の中にあるものを無理矢理押さえつけるような苦しい顔で、それでも笑んで、彼は言った。
るりは初めて、自分から動いて彼の首に腕を回した。
あのにおいが強く薫る。
「……ううん。行く」
(抜粋、終わり)
ええと。
まず、長めでスミマセン。
今まで書いてきた中では、初々しいながら一番ドキドキするシーンかなと、私は思っておりますが。
(キスと軽ーい愛撫程度の状況ですけどね)
やってることは、付き合い始めた高校生カップルが、初めてカレシのウチへ遊びに来ましたレベル。
アラサーカップルが何やっとんじゃ、ですが。
年齢の割にとっぽい二人なのです(笑)。
どんなものでしょうか、よろしければご教授を。




