夢には二通りあると考えた方が良いのかもしれない
夢には二通りあるかと思います。
自分で叶える系の夢と、人から認められて叶う夢です。
この「なろう」において、小説を書きたいという思いは自分で叶える系ですが、書籍化したいという願いは、自費出版を除外するなら、出版社から認められないと叶いません。
また、評価やブクマは読者に付けて頂くモノであり、どれだけお願いした所で付けてもらえるとは限りません。
懸命に資料を読みこみ、頭を絞ってアイデアやプロットを練り執筆しても、評価されない時はされません。
逆に、遊びで書いたつもりの作品がヒットし、書籍化する事もあるでしょう。
努力すれば叶う夢は自分で叶える系の夢であり、人から認められて叶う夢は自分の努力とは直接は無関係です。
ランキングに乗りたいと、肩に力が入っている時にはイマイチであったのに、軽い気持ちで書いたら人気となる事もあるかもしれません。
努力すれば夢は叶うと言う方にお聞きしたい。
私は新垣結衣さんのヒモになりたいのですが、どうやったらヒモにしてもらえるのでしょう?
言われた通りにやるので、どうか教えて頂けませんか?
整形して絶世の美男になれば良いのですか?
起業して世界有数の金持ちになれば良い?
芸能人となり、お近づきになる?
番組のプロデューサー?
結論を言うと、どれだけ努力した所で、彼女に拒否されたらそれまでですよね?
また、必死に努力して世界一の金持ちになったとして、金の力で新垣さんのヒモにしてもらえるのですか?
そもそも働きたくなくてヒモになりたいのに、本末転倒ですよね。
こんなバカな願いは却下し、もう少し一般的にして、彼女が欲しいにしましょうか。
笑顔の練習をする、清潔感のある服装を心掛ける、誠意ある行動を取る、積極的に女性に話しかける、まともな職に就いて真面目に働くなどなど、自分で努力出来る事はあるでしょう。
ですが、根本的な問題は、いくら彼女が欲しいと努力を重ねた所で、承諾の判断は相手が握っている事です。
許認可権は自分には無いのです。
相手をどれだけ好きになっても、相手が嫌がれば無理なのです。
逆に、何もしなくても女性が寄ってくるイケメンもいるでしょう。
諦めなければ夢は叶うなんて、半分しか当たっていません。
それは自分で叶える系の夢であって、人に認められて叶う系の夢には当てはまらないのです。
ですから、夢が叶わないと嘆いている方は、一度立ち止まってみる事をお勧め致します。
それは自分で叶える夢ですか?
他人に認められないと叶わない夢ではありませんか?
もしそうだとして、どうして認められないんだと嘆いても仕方ありませんよ?
アナタがどれだけ努力しようが、懸命になろうが、それは他人には関係無いのですから。
まあ、懸命さにほだされる女性や読者もいるかもしれませんから、努力を否定はしません。
ですが、どれだけ努力した所で、認められない時は認められないのです。
この「なろう」において言えば、ランキングに乗っている作品を研究し、真似してみるのも良いでしょう。
文体を真似、起承転結を明確にし、可愛いキャラを作ってみる。
分かりやすい文章を心掛けるのも大事でしょうし、誤字脱字を少なくする事も有効かもしれません。
けれども、それらの努力なんて読者にはどうでも良いのではありませんか?
面白ければ良い。
面白くないから評価もブクマもしない。
読者にとって、作者側の努力なんて、ほぼ無意味です。
努力もなく成功している人は確実におります。
初めて書いた小説が書籍化して、印税ウハウハな人はいるでしょう。
そんな人を見ていると、どれだけ努力しても報われそうにない現状に絶望してしまうやもしれません。
才能が無いのかもしれませんし、努力の方向性を間違えている可能性もあります。
理由は様々でしょうが、一つだけ言えます。
書かなければ叶いません。
悲観して筆を折るのは自由ですが、書いた作品が後から評価されるという事を考慮しなければ、筆を折った時点で、実は次作かもしれない成功の可能性はゼロになるという事です。
ありきたり過ぎる結論ですが・・・
自分で叶える夢と、他人に認められて叶う夢の境界は、案外曖昧なのかもしれません。
プロスポーツ選手になりたい場合、自分の努力は勿論ですが、プロスポーツは観客がいなければ成り立たない為、観客に総スカンを食う様な人は契約を打ち切られるでしょう。
早期リタイヤして田舎で悠々自適に暮らす、などは本人の努力以外にありませんが、移住した先で受け入れてもらえるのかは不明です。
人間関係に苦労して、孤立してしまう可能性もあります。
純粋に自分で叶える夢は、結果も駄目な原因も分かりやすいですね。
駄目な時は大抵が努力不足でしょう。
人から認められて叶う夢は、何が正解なのかわかりませんから、どうしたらよいのか悩み所でしょうね。
「なろう」では、結果はどうあれ炎上商法もありますし、相互クラスタですか?それも一つの手段かもしれません。
それとも同情を惹きますか?
売れた者勝ちという現実もあります。
そんなのはプライドが許さないという人もいるかもしれません。
人気は水物で、一夜にしてトップランカーとか、何気ない感想返しで総スカンとか。
謙虚に地道に執筆し続けるのが最短なのかもしれませんが、結果が伴わなければモチベーションも続きませんよね。