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餃子の皮の、こんこんちき

作者: 樽おじさん
掲載日:2015/06/04

私は嘘つきですか?

チョコレートのような甘さ、チョコレートのような苦味。

どちらも正しいけれども、どちらも両立しない。


嘘をつくのは簡単だけれども、

嘘をつき通すのは難しい。

どちらも正しいけれども、両立しない。


おなかが空いた僕は、けれどもおなかが本当にすいているかどうかわからない。

嘘をついていないのに、何かに嘘をついている感触。

おなかがすいているのに。おなかがすいていないと思うのは嘘か?


お前は嘘つきだと何度も言われた。

嘘つきだと言うのであれば嘘つきなのだろう。

だがしかし、違うのだ。

私を嘘つきに仕立てることが大切なのだ。

私が嘘つきであるかどうかは関係ない。


ズルいことをしようとするとたくさんの尻尾が出る。

私に尻尾はないから、みんなが尻尾をつけようとする。

私はそれに抗わなくて、尻尾をつけて小躍りする。

私はズルいよ。私はズルいよ。

あなた方の悪意を悪意として受け止める私はズルいよ。


またしばかれるのだ。

結局はサンドバックであり、肉片でしかない。

スープに入っている肉片と同じ。

スープの味がわからないのであれば、それは本物の肉片ではなくてもいいわけなのだから。

私はスープにサンドバックを入れた。

奴らはそれを美味しそうに食べていたよ。

血を吐きながら。


どうしようもないことを解決しようとして、

少し頑張ると、まるで魔法使いのように見えるようだ。

おかげさまで、最近は些細なことでさえおきればすぐに魔法使いの役だ。

魔法は使えないのに、魔法使いのように。

そう。結局は本物でなくていい。

怒りの矛先を向ける場所と、崩すべき塔があればいい。

土台は極めて柔く、ただし見た目は荘厳でなければいけない。


乞食のように群がるので、という表現はおかしい。

乞食のように要求するのでと言ったほうが正しい。

返すことができないのに、返す気がないのに、

ありがたそうにするあなた。


嘘をついている。

疑っているわけではない。

嘘をついている。

それが事実だ。

ただ、それだけだ。

矛盾の例え話において、商人の嘘つきを追求しないことが、倫理的におかしい。

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