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魔女ぷりっ!?  作者: usa
1/30

1jewelry


prrrrrrrrrrr


「ん~…」


静かな朝に響き渡る、最も苦手な音楽。


布団からもぞもぞと腕だけを出し、その音をバンと止めた。


そのまま再び、眠りの世界へ…。


しかし、幸せな二度寝タイムは長くは続かなかった。


可憐かれん!さっさと起きなさいっ」


お母さんの怒鳴り声と共に、可憐はパチッと目を覚ました。


それから、恐る恐る自分がとめた目覚まし時計を見た。


七時…三六分!?


「きゃあぁぁ!遅刻っ」


慌ててベッドから這い出ると、顔を洗いはじめた。


「全く、いつもいつもこうなんだから!」


お母さんはプリプリしながら、可憐の朝食を並べている。


お父さんは知らん顔して新聞を読んでいる。


可憐は猛スピードで制服に着替えると、トーストを頬張った。


ものの四口でそれを完食すると、慌てて牛乳で飲み込もうとした。


だが、今日の牛乳はホットミルク。


一気に飲もうとして、熱さにむせた。


「あつっ!ゲホゲホッ」

「馬鹿ね。落ち着いて食べないからよ」


お母さんが冷静にいうと、自分も仕事の支度をするために部屋に戻っていった。


お父さんは時計を眺め、「時間だ」といって家を出た。


可憐は一人あたふたしながら、髪をとかし、前髪にお気に入りのピンをとめた。


最後に鏡の前で服装チェック。


一度にこっと笑ったあと、「いってきまーす!」といって家を飛び出した。


「ひぃ~ヤバいヤバい!」


誕生日にもらった腕時計は、既に八時を指していた。


こうなったら近道だ!


可憐は時々利用する、あまり人のいない細い裏道を通ることにした。


暗いことをのぞけば、ここは最高の近道なのだ。


普段は学校まで歩いて三〇分。


しかし、この道を通れば二〇分で着く。


可憐は少し余裕を持って歩き出した。


それから一〇分も経過した頃。


学校まで残り半分。


この道のおかげで、ずいぶん時間にゆとりができた。


可憐は立ち止って、携帯を取り出した。


こんな静かすぎる道を一人で通るのはやっぱりさびしい。


音楽でも聞こうと思ったのだ。


イヤホンを取り出そうと背中のリュックに手をかけた、その矢先。


「きゃあぁぁぁっ」


可憐は思わずびくりとした。


誰もいないはずの場所から、悲鳴が聞こえてきたのだから。


だが、すぐに聞こえるわけがないと思いなおし、頭を振った。


ところが、また聞こえてきた。


「キャーっ!どいてぇ!」


なんだかさっきよりも近いような…。


それに今確か、どいて…って。


嫌な予感がして、そっと頭上を見上げた。


「いやあぁぁぁっ!!」

「うわっ!?」


空から女の子が降ってくる!?



オリジナルの連載は二度目です。


ああ、なんだか駄文の予感…(汗)


でもでも!次回もよろしくです♪

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