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第4章:今度はSayoがヒポリウスに教える番
星の学舎の中庭。いつものお茶の時間。
ある日、Sayoはヒポリウスの隣でお茶を飲みながら、ふと思った。
「ねぇ、ヒポリウスってさ、何でも知ってるように見えるけど、本当に知らないことってないの?」
ヒポリウスは紅茶を一口すすり、目を細めた。
「ふむ…確かに、わしは多くのことを知っておる。だが、それでも世の中には、まだまだ知らぬことがあるのじゃよ。」
Sayoはにっこり笑い、「じゃあ、私が教えてあげる!」 と宣言する。
「おお?おぬしが、わしに教えるとな?」
「うん!だって、ヒポリウスだって知らないこと、きっとあるでしょ?」
「ふふふ…よかろう。では、わしの知らぬことを教えてくれ。」