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第14話 破壊の力

レパウリドスとシノの激しい攻防が続く中、俺は地面に穴を開けてそこから成り行きを眺めていた。


早い。


今こうして眺めているのが今の俺にとってはやっとかもしれない。


さすがは激動の時代を生きてきた化け物共だ。


俺には俺の目的もあるし、今回はシノに全て任せるのはありだな。


俺はその間、ステータス確認か。


ナナ・アベルシュタイン Lv528種族「人間」


体力 1724214.0


攻撃力 1684265.0


防御力 1687524.0


素早さ 1425187.0


魔力 1542158.0


魔法防御 1257841.0


スキル

創作、思考超加速、自動超速再生、ステータス成長率アップ(最上級)、回生(最上級)、スキル共有(上級)、馬鹿力(中級)、毒生成(下級)、分裂(上級)、分散(上級)、追尾(上級)、拒絶の邪眼(最上級)、魔眼「石化」(上級)、拒悪の邪眼(最上級)、暗視(最上級)、絶対防御(最上級)、すばやさアップ(+50%)、スコーピングアイ、魔道の道(極み)(詠唱なしで魔法発動可能。魔法攻撃力アップ、魔法のMP消費50%減。)、サーチ(敵探知、素材探知)、身体強化(攻撃力+70%)、身体強化(すばやさ+70%)、身体強化(防御力+70%)、解析者、火竜の魂LvMAX(魔力消費無しで火竜を召喚)、異空間収納、糸生成、スキル付与、魔法付与、属性付与、ジャイアントキラー(上級)、MPドレイン(最上級)暴食(最上級)、腐食(最上級)、剛力(最上級)、金剛(上級)、潜水(中級)、毒無効、痛覚無効(最上級)、麻痺無効、やけど無効、物理耐性大(上級)、耐久(最上級)、剣の舞い(最上級)、金剛(中級)、並列思考(上級)、赤龍の加護(最上級)、MP増強(上級)、物理攻撃力アップ大(上級)、魔法攻撃力アップ(上級)、炎魔法の極み、水魔法の上級、土魔法の上級、毒魔法の極み、風魔法の極み、水魔法の極み、重力魔法の極み、闇魔法の極み、霧魔法の極み、古代魔法、破壊の章、魔物の固有魔法


契約魔獣との共有されたスキル、(変更は可能。※ただし、一体につき5つまで)

神狼覇気(最上級)、雷光(最上級)、固有スキル、魔力視(上級)、縮地(上級)


魔法

炎、水、毒、風、重力、闇、霧魔法の初級、中級、上級魔法を使用可能。

古代魔法「ダークファントム」、「イムルカンナム」、「イルムイーター」、「」

召喚「神千切」

自作魔法を作成可能...イグニス・ザ・オルテン(炎魔法と追尾スキルの合成魔法8羽の火の鳥を打ち出す。相手に当たるまで追尾する。)、グラビトン・ルベナスト(超圧縮の重力級を出し、全てを圧し潰す。)、アクアダストクルセイダー(毒魔法と水魔法を合わせた複合魔法。全てを溶かす猛毒を混ぜ合わせた水の圧縮レーザーを飛ばす。)、爆撃(炎、水、風魔法を組みあわせて爆発を起こす。)、浮遊魔法、破壊の章第1項・ブレイクゲート、破壊の章第2項・戒牢、破壊の章第3項・アイアン・メイデン、破壊の章第4項・グランデス・ドルマゲドン


魔物の固有スキル

神威


魔物の固有魔法

デストロイ・バニシング、エターナル・ノヴァ、神速


スキルポイント

15150


なるほど。


魔物と契約することで、契約した魔物のスキルを共有できるのか。


しかも、いつでも変更可能ということは実質、全てのスキルを共有できるということ。


これはなかなか使えるな。


神千切のスキルは強いものが多く揃っている。


場面によって切り替えて色々なパターンでの戦いに役立ちそうだ。


固有スキルに関してはどの場面でも使えそうだがな……。


神威という固有スキルは、一時的に限界を超え、ステータスを大幅にあげることの出来るスキルだ。


上がる数値は約10倍。


一撃必殺に近いものだな。


メリットとしては相手に大ダメージを与えることが出来ること。


ただ、デメリットもある。


このスキルは使用すると大きく疲弊する。


そのために数秒間動けなくなるらしい。


乱用は出来ない。


切り札としては素晴らしいがな。


あと他には、回生ってスキルか?


こいつはレベルが上がった時に手に入れたものだ。


最上級ということは何か決められた条件をこなしたってことなんだろう。


ちなみにこのスキルの内容としては、回復系スキルの効力が大幅に上がるというものだ。


もし、下級のヒールを使ったとしたら、ハイヒール並の効力が出る。


回復特化のスキルだな。


俺には超速再生もあるからあまり必要は無いが、他のやつを回復する時には使えるだろう。


まぁ、めぼしいスキルはこんなものだろうか。


今のところまだまだ順調である。


そうして、ほくそ笑んでいると、ドガァァント今までで一際大きい音が響き渡った。


何事かと穴から外を覗くと、シノがレパウリドスを圧倒している絵面がそこにはあった。


「……さっきまでの威勢はどうしたの?雑古竜。」


『がフッ……図に乗るなよ、このガラクタが……。』


「そのガラクタに押されてるのはあなた。もう少し今の自分の状況を理解した方がいい。」


『小癪な!』


口内に冷気を溜め込みブレスとして吐き出す。


それを余裕の顔で凌ぎ切るシノ。


あの古龍とのレベルの差がよく分かる。


「もうこれ以上やってもあなたに勝ち目は無い。諦めて。」


『だまれ、ガラクタ。誇り高き竜族を舐めるな。貴様らなんかよりも順位は上の種族であるぞ!』


「それは昔の話。それにあくまであなたじゃなく、竜族のヒュリーカが特別強かっただけ。それに忘れたわけじゃないはず。私は、順位制のこの世界を終わらせたものだってこと。あなたじゃ私の相手にはならない。」


『クソが……クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがぁ!!貴様らはいつもいつもいつもいつも!!私を舐めるなぁァァァァァァ!』


瞬間の事だった。


レパウリドスの体から黒い瘴気が溢れ出した。


なんだあの黒いの……。


やばそうな気配がすごいするんだが。


と、途端にシノの顔が険しくなり、距離を取った。


「っ!〝アタックサイトスタイル〟!」


シノがフォルムを変えて一気にレパウリドスに接近する。


「〝レイト・オブ・マキナ〟…………死んで、レパウリドス。」


右手をいつもと違う銃器に変えて、レパウリドス向けて放つ。


一瞬の出来事に反応が遅れた。


俺が気づいた時には周りは白い光に包まれる。


何が起きた?


シノが右手をいつもと違う銃器に変えて、放った途端、この現象が起きた。


とにかく……今は、これを何とかしないとな……!


そうして俺はディクシオンに持ち替えて、身を守るのだった。



光が納まったあと、私はリベレーションズ・オブ・マキナに武器を変更する。


「……。」


黙々と煙が立ち上がる中、レパウリドスがいた場所を見下ろす。


今できる本気の一撃をレパウリドスに放った。


でも、あの程度じゃ死にはしない。


どこから攻め込まれても対応できるように対策する必要がある。


まずは、私の周りに防御結界を張って置いた方が……


そうして、展開しようとした時だった。


背後から強い衝撃が伝わる。


「うっ……?!」


「がァァァァァァアア!!」


そのまま私は壁に叩きつけられた。


力がさっきとは桁違いになってる……?!


速さも通常の私よりも速い。


「っ!この……!〝龍魔法・クリスタル・オブ・ドラゴノア〟!」


魔法陣と共にエネルギーが溜まり、打ち出される。


そしてそのまま横薙ぎに振るった。


だが、その攻撃を受けてもなお、レパウリドスはその場に飛んでいた。


「......なかなか粘る……。なら、こっちも本気で行く!〝スピードサイトスタイル〟」


姿を変えて、壁を蹴りあげ一気にレパウリドスとの距離を詰めた。


「〝ダブルスラッシュ〟!」


硬いうろこに向けて、2撃切り込む。


「硬い……!」


スピードサイトスタイルではこの鱗を破る程のパワーは出ない。


今現時点でスピードで勝つにはこの方法しかない。


もうひとつのスタイルを使えば、ステータス全てにおいて上回ることはできる。


でも、この狭い空間では展開するのが難しい。


ナナまで巻き込む可能性がある。


それはダメだ。


だから何とか3つのスタイルで打破しないといけない。


「〝パワーサイトスタイル〟、〝6連斬撃〟!」


ガガガン!と6回の斬撃が繰り出される。


「ガァァ?!」


「まだまだ!〝ブレイクソード〟!」


同じように剣で斬りかかった瞬間に、身体をおおっていた鱗が黒い粒子に変わり、剥がれ落ちた。


ここで、確実に殺す!


「はぁぁあ!」


鱗が壊れた部分に思い切り剣をつき立てようとした。


その瞬間だった。


突き刺そうとしていた右手が宙を舞った。


時間が遅く感じた。


その次に、明確な死を感じた。


「がぁう!!」


殴り飛ばされ、また壁に叩きつけられる。


「ぐっ……!」


「グルルルル……」


そのまま下に落下して、倒れ込んだ。


ダメだ……。


やっぱり、手加減しながらじゃ私は勝てない。


彼みたいに上手く倒すことなんて私には……できないんだ。


「ガァァァァ!」


大きく口を開き、エネルギーを貯め始めるレパウリドス。


でもまぁ……彼もこの世界にはもう来ない可能性が高い。


彼女が現れたから、神を倒す使命もないから。


だから、私ももう彼をおってもいいんじゃないかな……。


スっと目を閉じる。


このまま、壊されれば私も楽に……。


「お前にはまだ楽になる権利はねーぞ、馬鹿野郎。」


そんな声が目の前から聞こえた。


ゆっくりと目を開ければ、ナナが私の前にたっている。


「どうして……」


「どうしても何も、俺との契約はあのいけ好かないトカゲを倒すまでだぞ。忘れたのか?」


「そうじゃなくて……」


だめだ。


ナナじゃ勝てっこない。


たしかにヘラを倒すためにナナは現れた。


でも、ヘラの手先に戦えるほどまだ強くない。


このままじゃ無駄死にするだけ……。


「ナナ、ここから逃げて。そいつはナナが勝てるような相手じゃ……」


「だまれ、シノ。」


今までにない静かな声が発せられる。


「俺はな、まだやってもいないのに決めつけられるのが1番嫌いなんだよ。それに、誰がやつに勝てないと決めた?……知ってるか?シノ。可能性は無限大、なんだぜ?」


「むげん……だい……?」


「ガァァァ!」


咆哮とともに、白いブレスがレパウリドスから放たれる。


「〝ディクシオン〟」


武器を大盾に変化させて、ブレスを受けるナナ。


「よく覚えておけ、シノ。お前がここで会った人間は、神をも殺す人間だ。死ぬなんて選択肢は、俺にはない!〝魔眼・石化〟」


するとレパウリドスの口がビキビキと石に一瞬変わる。


同時にナナが宙を蹴り、一気に突っ込んでいく。


「これでも食らってろ!」


シールドでそのまま顔面にタックルをかます。


「ガッ……?!」


「〝テスタメント・アンダー・テイカー〟」


大盾を大鎌に変えて、下から振り抜けば、思い切り刃が顎に突き刺さった。


「グラァァ?!」


「いくら外装が固くても内側と下だけは弱いのが爬虫類のほとんどだ。下なんて狙われることは無いからなぁ?」


大鎌を引いて、顎を縦に切り裂く。


「〝グラビティ〟……おらよ!」


重力魔法で加速させた左ストレートをレパウリドスに見舞うと、思い切り後方に吹き飛んだ。


「……すごい。」


その一言しか出なかった。


レベルの差が大きくあるはずなのに、それをものともせず、レパウリドスを追い込んでいく。


本当にレパウリドスよりもレベルも戦闘経験も低いのだろうか?


そう疑わしくなるくらいに、ナナの戦闘は凄かった。


「古龍って言ってもこんなものか。シノのいう通り雑古龍って種族名でもなんら問題ないレベルでよえーな。警戒して損したぞ。」


ニヤリと口角をあげて、ナナは右手をゆっくりと前に突き出した。


その構えに私は見覚えがあって……その後の言葉に驚きを隠せなかった。


「俺もこれを使うのは初めてなんだが……お前で試させてもらおうか。…………〝破壊の章 第1項・ブレイクゲート〟」


瞬間にレパウリドスの背後に大きな門が出現する。


そして、それは開いたかと思えば門の中から大量の黒い棘がレパウリドスに突き刺さった。


「ガ……ァァ……」


「消えろ。雑古龍。」


尾の部分から黒い塵へと変わっていくレパウリドス。


小さな呻き声のようなものを挙げながら、消えた。


「古龍でも簡単に相手できるもんだな。」


「……なんで、〝破壊〟の能力を……持ってる……?」


「ん?あぁ、これな。なんかレベル上げていってたらいつの間にか、スキル欄にあったんだよ。」


私の方に歩み寄りながらそういうナナ。


いつの間にか現れた……?


彼の能力が、この転生者に引き継がれたってこと?


いや、そんなことはありえない。


〝破壊〟の能力は、そんな簡単に扱えるものじゃないし、呪いだと聞いた。


普通の生物が扱えば、たちまち自身の身を壊すか、力に飲み込まれる。


これは使用者であった彼が言っていたことだ。


だとしたら、考えられる答えはひとつ。


「…………ケイ……」


「あ?ケイ?誰だそりゃ。」


彼女はケイの生まれ変わりだ。


喋り方、行動の一つ一つ、〝破壊〟の技を使う時の構え方。


よく良く考えれば、その全てが昔彼がしていたものに近かった。


偶然にしてはあまりに一致しすぎている。


本当に、約束……守ってくれたんだ……。


「……なんでもない。先へ急ごう。」


「ふん。まぁ、あの雑魚龍からは取れるものは取ったし、準備は出来てる。行くか。」


言って、門へと歩を進めていくナナ。


なぜ記憶を失っているのかまでは分からないが、今はまだ……彼ではなく、ナナとして接していくのがいいだろう。


そうして、私たちは門を開けるのだった。


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