◆第89話◆ 『――三ヶ月の約束』
恋に愛と書き、恋愛。
一括りに恋愛というが、その形は様々だ。一目惚れから始まるものもあれば、時間の経過と共に始まるものもある。
当たり前の事を言うが、恋愛とは『恋』と『愛』がなければ成立しない。どんな形であっても恋愛を成立させるには、この二つが存在することが必要条件だ。どちらか片方にも恋も愛もなければ、その関係に恋愛というイベントが発生するわけがない。
と、断言してみたが、恋も愛もなく始まった恋愛は実は存在する。それが、天馬庵と星宮琥珀の関係だ。今となってはお互いを意識している二人だが、この二人の恋愛の始まりは異質なもの。庵の『俺と付き合うってのはいけるのか?』という冗談一つが、二人を『恋』も『愛』もない恋愛関係に誘ってしまったのだ。
さて、そんな異質な二人ではあるが、結局はその関係に恋が生まれた。紆余曲折とあったが、今の二人の関係は曖昧なもの。そろそろ、けじめをつけるべきだろう。
***
「......で、話って?」
天馬家に到着し、星宮を自室に招いた庵は近くのイスに腰をおろす。ちなみにだが、星宮はもう私服に戻っている。先ほど、脱衣室で着替えてもらった。これでしばらく星宮の着物姿は見納めだ。
いつも通りの雪色のセミロングヘアが、ふわりと甘い匂いを放つ。
「天馬くんは、今私と一緒に居て楽しいですか?」
「なんだそれ」
「言葉通りの意味です。私と一緒に居て、楽しめますか? ちなみに私は楽しめます」
「あー......」
おそらく前置きだろうが、それは庵にとって、なかなか答えにくい質問だった。前の庵なら即答で「楽しい」と答えただろうが、今は無理。言い淀んでいる時点でほぼ答えを言っているようなものなので、星宮は僅かに視線を下げた。
「やっぱり、楽しくないですよね。ぶっちゃけた話、私と一緒に居るの嫌じゃないですか?」
「いやっ、それはない。星宮と居るのはやっぱ落ち着くし......その、眼福というか、いろいろと良いこと尽くしなんだけどさ」
ここで庵は言葉を区切る。庵が星宮と一緒に居て楽しめない理由を、星宮はもう薄々察しているのだろう。強がりはやめて、弱音を吐き出すことにした。
「......星宮に暴力振ったこと、まだ引きずってるんだよ俺。星宮が許してくれたのは分かってるし、俺もそれを受け入れたいんだけどさ」
「――」
「星宮の顔見る度に罪悪感を感じて、いつも通りの感じに接せれない。なんで俺みたいなクソ陰キャが星宮殴ってんだろうって......お前は何様だよって潰れそうになるんだ」
胸のうちを全て吐く。包み隠さず、情けない声で隠していたことを星宮に明かした。そうすると、甘い香りが庵の鼻腔を強くくすぐる。伸ばされた腕が、弱々しく庵の体を包み込んだ。
「......星宮?」
気づけば、星宮は庵の胸に頭を押しつけていた。ハグとまでは言えない絶妙な距離感。庵の心臓が激しく鼓動する。
「天馬くんは、優しすぎるんですよ」
「いや、は?」
震える声が、庵の耳に届く。
「私のことを、ここまで大切に考えてくれた人は初めてです。私に酷いことをしてきた人はみんな、悪びれもしないんですよ」
「何言って......結局俺は、星宮に暴力振ってるんだよ。大切にできてないだろ」
「理由があっての、暴力じゃないですか。普段の天馬くんなら、絶対にしないことです」
「......暴力は、暴力だろ」
星宮と意見がぶつかるが、被害者当人にこのように言われては反論もしにくい。しかし庵の意思も強いものだ。消え入りそうな語尾で会話をすると、星宮は少しだけ顔を上げた。
「......どうしても、自分を許せないですか? 天馬くん」
ここで自分を許せたら、どれだけ庵も星宮も救われるだろうか。でも、それは庵の固い意思が許さない。少なくとも、今のうちは――、
「そう、だな」
「......そうですよね」
庵の返答に、星宮は分かっていたかのように目を細める。庵から腕を放し、改めて二人は向き合った。星宮の儚い表情が、胸にチクリと刺さる。
「前置きは、ここまでですね。やっぱり天馬くんは、優しすぎる人なんですから」
「どういうことだよ」
「私がしたかった、話の本題を話します。今から言うことは、冗談でも何でもないですからね」
その言葉に、庵は何か不穏なものを感じとる。ただ、そこには星宮の決意が見えるような気がして口を挟めなかった。若干の間があり、星宮がゆっくりと口を開く。
「――私たち、しばらく距離を取りましょう」
ゆっくりと星宮が放った言葉を脳が理解していき、飲み込んだ。不思議と、あまり大きな感情は抱かない。多少の驚きはあるが、それは仕方のないものだろう。
そして何より、庵はその言葉に安堵を覚えていたのだから。
***
本題を言い切った星宮は、軽く深呼吸をする。そして再び庵に目を合わせた。
「どうですか? 天馬くん」
「えっと、まず距離を取るっていうのはどれくらい?」
「――三ヶ月くらい、です。一年生の三学期の終わりまでですかね」
「三ヶ月、か」
三ヶ月を長いと思うか短いと思うかはその人の感じ方次第。ただ、庵にはちょうど良いくらいに思えた。三ヶ月もあれば、心の整理がつく。
そもそも、何のために距離を取るか。それは星宮が言わずとも庵は理解していた。
「今の天馬くんは、私に負い目を感じているんですよね。だから、私と一緒に居るのが精神的に辛い......あってますか?」
「まぁ、そうだな」
今は、こうして星宮の隣に居るだけでも胸がチクチクと痛む。そんな状況でまともに交際関係を続けられるはずがない。無理に続けても、それは二人の関係を悪化させる可能性があることを否定できないのだ。
この状況を星宮は、時間の経過で何とか解決しようと考えている。距離を取って、気持ちをリセットし直すのだ。
「――三ヶ月で、気持ちの整理はつきそうですか?」
「それは分からないな。でも、正直星宮と距離を取るのは賛成だ。気持ちの整理をつけたい」
「......はい」
星宮をただ拒絶したいわけじゃない。星宮のためにも、己のためにも拒絶の選択を取るのだ。
しかし、距離を取るということは、それに関連して新たな問題があがってくる。
「そういえば星宮、俺と距離を取るのはいいけどさ、星宮は大丈夫なのか?」
「え?」
心配される意味が分からず、星宮は分かりやすく首を傾げた。
「だって星宮、学校でぼっちなんだろ? 俺が居なきゃ、話し相手居なくなったりしないか?」
「むぅ、ぼっちって......」
「あ、ごめん」
言葉のチョイスをミスしたせいで、星宮の機嫌を少し損ねてしまった。頬を赤らめて、少し膨らんでいる。可愛い。
しかし、直ぐに星宮の表情は元に戻る。そして何故か、元に戻った表情はどこか誇らしげにも見えて――、
「でも、よくぞ聞いてくれましたね天馬くん。もう『ぼっち』なんて言わせません。なんと私、友達を作ったんですよ」
「え、マジ?」
「はい。秋ちゃんっていう同じクラスの女子です。可愛いですよー」
星宮は最近友達になったばかりの小岩井秋の名前を出す。星宮の口調はどこか弾んでいて、庵にその事を伝えるのがとても嬉しそうだった。ただ、庵の方は秋という名前に聞き覚えがない。
「秋......知らないな。まぁ俺陰キャだし当たり前か」
「謎理論やめてください」
自虐すると、星宮に少し強めの口調で咎められた。
「あれ。でも星宮って中学の頃いろいろあって、友達を作るのはやめることにしてたんじゃなかったのか?」
「......はい。それは、そうなんですけどね。天馬くんが辛い思いと戦うなら、私も負けてられないなって思ってですね......友達作ることにしました。それと、天馬くんが言うように『ぼっち』は嫌ですからね」
「そう、なのか。なんていうか......星宮ってすごいな」
「そんなことないですよ。正直、今も不安でいっぱいです」
庵も星宮も、それぞれの壁を乗り越えるために挑戦をする。その先に何が待っているかは分からないけれど、二人が目指すゴールは同じ。また、二人で本当に心の底から笑える日々を取り戻すことだ。
「話を戻しますけど、距離を取っている間、私の心配はしなくて大丈夫です。あと、その間の天馬くんと私の関係は、他人同士ってことにしましょう。その方が、天馬くんもやりやすいと思います。そこの線引きをしとかないと、学校の廊下とかであったら気まずくなるかもしれないですからね」
「ああ、賛成だ」
距離を取るということについての確認を進めていき、二人はこれからの三ヶ月について考えだす。この空白の三ヶ月に発生しかねない問題は、何か他にあるだろうか。
「あ、そういえば天馬くん、分かってると思いますけど、この間に浮気とかしたら怒りますからね」
「さすがに俺そんな鋼メンタルじゃないから。星宮が居てくれるのに、浮気とかありえないだろ......」
「ふふ、言ってみただけです。勿論信じてますよ天馬くん」
地味に心臓にドキリとした星宮の忠告。星宮のような宝石級美少女が傍に居てくれているというのに、そんな愚行に走れるわけがないだろう。
「当たり前ですけど、私もしないので安心してください」
***
◆距離を取っている間のルール◆
・距離を取っている間、二人は他人同士。会話はNG(SNSも含む)
・浮気をしない
・――三ヶ月後、最初に話しかけるのは庵から
***
話も一段落し、二人はそろそろ解散ムードとなる。しかし、距離を取るというのは今日からの話だ。つまり、解散してしまえぱ三ヶ月間、星宮とは二度と喋れない。
このまま終わってしまうのは呆気ない。そう思った星宮は、庵の袖を掴む。
「――あの、天馬くん」
「どした」
星宮の頬が僅かに赤らんでいる。
「今日解散したら、もうしばらくはお別れです」
「......あぁ、そうだな。それがどうかしたのか?」
悲しいが、それはもう二人で決めたこと。改めてその事実を口にした星宮に、庵は首を傾げる。頬が赤いが、何を言おうとしているのか。
「このまま解散しちゃうのは、何と言うか呆気ないです。最後に、何かしましょう」
「何かって、何を?」
「何でもいいですよ。私にできる範囲のことなら」
「......え?」
『私にできる範囲のことなら』という発言からして、何かというのは、星宮が庵に対して何かしてくれるということなのだろうか。推測でしかないが、庵の思考は一瞬硬直する。
しばらくの沈黙が流れる中、星宮の頬は赤く、庵の心臓の鼓動は早い。その空間には時間の進みが遅くなったかのような錯覚すら感じられた。
庵は手汗を握りしめ、焦る気持ちを抑えて精一杯頭を回す。
「......じゃあ、なんか、恋人っぽいこと、するか?」
我ながら気持ち悪い発言をしたと後悔するが、星宮は特に何も感じていない様子。
「恋人っぽいこと?」
「えっと、そだな」
当たり前の疑問を星宮からぶつけられて、庵は再び頭を回す。恋人っぽいこととは言ってみたものの、具体的なことは何も考えていない。そもそも、恋人っぽいこととはなんだ。
(......どうせ、明日から会えなくなるんだよな)
星宮に負い目を感じているとはいえ、目の前に二度とは現れないかもというチャンスをぶらさげられれば気持ちは揺れる。
星宮は彼女。好意も見せてくれた。庵は今までの星宮との思い出を思い返す。
(手繋ぎと、ハグはもうしてるよな)
どこかピンク色のムードに酔った庵は、勇気を振り絞って口を開いた。
「じゃ、じゃあキスとか?」
「するわけないじゃないですかそんなエッチなこと!?」
ありえないくらいの即答だった。
「あぇ? キスってエッチなのか?」
「当たり前ですっ。あんなの、よくないですっ。 は、破廉恥ですよ!?」
「......まぁ、感じ方は人それぞれだよな。ごめん。少し調子乗った」
星宮が嫌がるのなら、無理強いはしない。言われてみれば確かに、キスという行為はまだ二人にとって早いかもしれない。
しかしキスという行為がエッチ判定にあたるとは、星宮の考え方はなかなか厳しいもの。偏見ではあるが、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという話を本気で信じていそうだ。
「......いえ、やっぱり待ってください」
「え?」
気まずい雰囲気になりかけていた二人だが、寸前まで頬を赤らめていた星宮が口を開く。その表情には決意――とはい言い切れない、無理やり作ったような真顔があった。
「さっきはビックリして反射的にダメって言いましたけど、よくよく考えたら私たち今日でもうしばらく会えないんですよね。それに、私さっき天馬くんに私にできる範囲のことなら何でもするっ言いましたし......な、なら、私やります。きっと、できます」
思考が急カーブしたのか、自分を言い聞かせるように星宮が訂正をする。その様子を庵はポカンと見ていたが、無論、嫌なら別にやらなくてもいいのだ。お互い合意の元を前提に庵は話している。
「ちょ、ちょっと待てって。なんかめちゃくちゃ義務感溢れてない? 嫌なら別にやらなくても......」
「嫌、じゃないです。恥ずかしいですけど。あっ、いえ、恥ずかしくないです。全然余裕です」
「落ち着いてくれ星宮」
こんなに慌てる星宮を見るのは初めてで、庵は少しだけ驚いた。星宮のような人間も取り乱すことがあるらしい。そうさせた原因は庵にあるが。
「ふぅ...ふぅ...」
「冗談抜きで、嫌ならしなくていい......からな?」
「しし、しますよ」
声音が固すぎる星宮。庵もどうしたものかと苦笑いして、この状況に気まずさを覚える。二人して、一体どんな会話をしているのやら。
「は、はい天馬くん。じゃあ目を瞑ってください。私から、してあげます」
「えっ?え......マジで? いいのか?」
「本当に......特別、なんですからね。わ、私、キスなんてしたことないですから下手くそでも怒らないでくださいよっ」
「お、怒るわけないだろ......というか、逆に経験あったら俺泣くかも」
まさかの展開に、庵も極度の緊張を感じ出す。星宮とのキス。それは、二人の恋人としての階段を大きく上ることを意味するだろう。
星宮は分からないが、庵の心の準備は整った。幸い、庵は目を瞑るだけでいいので精神的には比較的楽。問題は星宮だ。
「......じゃあ」
最後に頬を真っ赤に染める星宮の表情を見てから、瞼を閉じる。もう、庵からは何も見ることはできない。
何か、物音がする。星宮が出している物音だろう。普段は気にならないのに、この状況だとやけに耳に大きく入ってくる。心臓の鼓動が早すぎて、おかしくなりそうだ。なるべく平常を装っていたけれど、正直、庵も星宮と同じくらい緊張している。口が臭くないかや、汗をかいていないか、この心臓の高鳴りがバレていないかなど、今になってそんな心配が胸に過る。
でも、そんな心配は直ぐに掻き消された。
よく分からないけれど、甘い香りがこちらに近づいているような気がして――、
「――」
柔らかな感触が庵の頬にあった。そうして、それをした何者かは庵から遠ざかる。
「......え?」
予想外の場所に感触を感じた庵は、思わず目を開いた。そうしてまず最初に庵の目に映ったのは、口元を袖で隠しながら頬を赤らめる星宮の姿。女の子座りで、上目遣いに庵を見ていた。
「チークキス......です。普通のキスは、やっぱり私には無理でした。ごめんなさい」
「いやっ、そんなことはっ!」
謝りだす星宮に、庵は慌てて手を振って否定する。星宮は勇気を出してくれてチークキスをしてくれた。別にキスの種類に指定はなかったのだから、何も間違ったことはしていない。
庵は、先ほど星宮が触れた頬に手を当て、少しだけ感慨に浸る。庵まで顔が真っ赤になってしまった。
「めちゃくちゃ、嬉しい。語彙力乏しくてごめんけど、本当に嬉しい」
「そう......ですか?」
「あ、あぁ」
「......」
繰り返し庵がそう言うと、星宮は照れを隠すように口を開いて――、
「ふふっ。余計、このまま解散するのが寂しくなっちゃいましたね」
「だな、俺も同じ」
先ほどの行為が二人の心を大きく揺さぶっている状況だが、どちらもその話題はもう出そうとせずに、ただ見つめあった。庵は、ただ目の前の愛しい大切な女子を思い、心の底から笑みを浮かべる。
「――三ヶ月後に、きっとまた笑顔で会いましょうね」
宝石級の笑みに照らされ、三ヶ月の約束は二人の間に誓われた。
◇宝石級美少女の命を救ったら付き合うことになりました・第二章完◇
マムルです。というわけで第二章完結です!めちゃくちゃ長かった!書きたい事は山ほどあるのですが、目次を最初に書いておくので気になる部分だけ見てもらえれば幸いです。
◆第二章について
◆第三章について
◆次回以降の更新について
◆第二章について
さて、『第二章について』ということで何から書けばいいんでしょうね笑。
とりあえず、この物語の大枠はラブコメです。主人公とヒロインが恋に落ちていく.....そういうアレですね。そんなラブコメな皮を被ったこの作品ですが、今回は主人公の母親が死に、主人公が彼女に暴力を振り、後輩にボロクソに言われ.....とにかく散々な目にあいまくってました。
いや、本当はここまで彼らをいじめるつもりはなかったんです。なんか気づいたら主人公がピンチになりすぎていて.....ちょっと作者の私も想定外すぎて苦笑いしてました。
と、まあ裏の話はさておき、今回の第二章で私が一番やりたかった展開についてお話しましょう。それはズバリ『星宮が電車に轢かれかけている庵を助ける』シーンです。あの展開がやりたいがために第二章を書いていたまでありますからね。第二章の話の構成は、それが一番最初に思いつきました。なんかすごくドラマチックじゃないですか?第一話の内容がそのまま物語にクライマックスシーンでもう一度当時するなんて.....!
その他にもクリスマスや人生ゲーム、新キャラ前島愛利など沢山のイベントがありました。特に愛利は感想でもよく言われたのですが、めちゃくちゃ嫌われていてビックリしました笑。確かにやりすぎなところはあるんですけど、根は良い子なんですよ。
◆第三章について
さて、第二章が終わったので第三章がスタートします。第三章は第二章よりも短くなる予定です。ただ、まだ話の構成が私の中でまとまりきっていないのでどうなるかは分かりません。
そして、第三章では冬休みが終わり三学期の話になっていきますが、第三章では主人公の庵くんの登場出番がほぼ無い予定です。ラブコメとは。
いつも通りと言いますか、またメインキャラクターたちを苦しめる困難が降り注ぎますのでよろしくお願いします。第一章で出たキャラクターが出ます。次も大ピンチですね。
◆次回以降の更新について
次回以降の更新についてですが、特に更新を空けたりはせずいつも通りに続けていこうと思います(不定期更新ですが、1週間以上は空けないように頑張ります)。そして次回から第三章が始まるのではなく、幕間とキャラ設定集を先に更新すると思うので、よろしくお願いします。
書きたいことは、ざっくりこんな感じでしょうかね。他になにか思い出せば、次回の後書きに付け足します。
そして、この物語に感想やレビューを書いてくださった皆様、本当に感謝でいっぱいです。とても執筆の励みになりましたし、感想を貰える度に書いてよかったなと嬉しい気持ちになりました。ありがとうございます。
最後に、星宮はめちゃくちゃ可愛いです。異論は認めません。