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廻る異世界物語  作者: あわてら
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第1話 転生する主人公

初めて小説を書き始めた新参者です!!

これからゆっくりですが続きもあげていこうと思っています!

よろしくお願いします!



「ガチャ」


両親が職場に行くためにトビラの鍵を閉める音がした、ということはそろそろ寝る時間になる。

基本、夕方の5時に起きて、朝の9時に寝ることにしている。


「そろそろ寝ないとな...」


そう言って俺は椅子から移動してベッドに倒れこんだ。


「昔はこんなんじゃなかったのになぁ」とふと昔のことを思い出してしまった。

10年前、そう俺がリア充をしていた時のことだ。




10年前、俺に初めての彼女ができた。

その日から俺と彼女は何年もの間仲良く過ごしていた、成績も学年で5番というなかなか高い順位を取ることができていた。

本当に高校の3年間は誰よりも幸せに生活していいたと自負していたほどだ。

そして、そのままの勢いでそこそこの大学にも合格し、かなり有名な大企業に入社することもできた。


そしてついに起きた、忘れもしないあの日の出来事。

あの日は、取引先の企業との大事な会議があり、責任者であった俺はとても緊張していた。


「辞めてください!痴漢ですよね!?」

「....は?」


取引先に向かっていた満員電車の中で急に前に立っていた女子高生が叫んだ。

もちろん俺はやっていない、えん罪だ。

しかし、俺の言い分は通るはずもなく、次に停車した駅で駅員室に呼ばれ、慰謝料を払い、事が終わった。


当然俺は会社をクビになり、稼ぎを失い、電車と女性に対してのトラウマだけが残った。

そのせいで高校の頃から付き合っていた彼女とも別れた。

そこから俺が実家に戻るのは一か月もかからなかった。



しかし、両親のおかげで病院に行きカウンセリングを受けながら生活をしていると徐々にトラウマを治すことができてきたのだ。

そこで俺はもう一度社会復帰をしてみようと考え、アルバイトをしてみることにした。


俺はついに家の外に出てみた。


しかし俺はすぐにトイレに籠り何回も吐いてしまった。

家を出たときに俺が見たのは、昔いじめていた田村が綺麗な女性と二人の子供を連れて笑顔で幸せそうに歩いている姿であった。



高校の頃いじめられていた田村が今幸せに暮らしており、高校の頃彼女もいて成績も優秀だった俺は今、引きこもりをしている。

この現実を見て俺はとてつもなく気持ち悪くなったのだ。


俺はこの瞬間、複雑な気持ちになり現実が嫌になり、目を背けるようになった。




そして、そのまま今の生活に至る。

「はぁ、嫌なことを思い出した。明日もデイリー任務はある、あ!モンドラのダンジョンがスタミナ消費なしでチャレンジできるイベントが明日くる!何をしてるんだ、早く寝て準備しないとなぁw」


そうして俺はゆっくりと眠りについた。



「んー、今何時だ?あ!モンドラのイベントが終わってる。本当に最悪だ」


そんなことをしつつ、俺は顔を洗うために洗面所に行った。鏡に写る自分のいかにも体調が悪そうな顔を見て、また気分が悪くなった。


部屋に戻ると俺の椅子に誰かが座っていた。

俺は驚きすぎて、声が出ずその場に立っているしかできなかった。


「何をしている?早くそこに座れ、お前に用があるのだ。」


そういいながら、小学生ぐらいの幼女がベッドを指さした。


何も考えることができない俺は言われるがままにベッドに座った。



「お前、異世界に行ってみたいと考えたことはないか?」

「行きたい!」


そう幼女に言われた瞬間に俺は即答した、正直俺は異世界に行くことをフィクションとして考えていたが、行くことができるならばすぐにでも行きたいと考えていた。



「お、おう、早いな。そこまで早いやつはこれまでにもこの後にもいないと思うぞ。

まぁ良い、ならば行こうじゃないか!」


「あ、少し待ってくれ。お前の名前はなんだ?俺はどういう世界に転移されるんだ?ラノベとかで出てくるチート能力みたいなものはないのか?」


俺は明日が遠足で楽しみで眠れない小学生並みにドキドキワクワクしている。



「お、多い!まぁいいが...さて、一つずつ答えていくとすると、我の名前だったか...うーむ『ヘドネー』とでも名乗っておくか。

次はあれだな、お前が行く世界についてだな、簡単に言うと剣と魔法の世界だな、お前らが見ているあにめ?というものの内容によく似ている。最後に能力か、まず我が貴様を選んだのは貴様の潜在能力が他の奴らに比べて飛びぬけていたからだ。だから心配するな、魔物に殺されるなどということは考えなくても良い。」


「ということは、俺は異世界に転移するとなんの不自由もなく最強になることができ、今よりも幸せに生活することができるということか?ヘドネー?」


正直ここまで上手い話に乗らない奴はいないと思う。もちろんなにか裏があるとも考えたが、

俺のアホな頭では思いつかなかった。


「そうだ、お前の名前を聞くのを忘れていたな。お前の名前はなんていうのだ?」


「東ユウキだ、けどな、異世界ではユーキと名乗ることにするよ」


「ほう、良い名だ。それでは行くぞ」


ヘドネーが転移の魔法を詠唱しようとした瞬間に大きな音とともに一人の幼女が出てきた。


「私の名前は『エレネー』!大きな魔法力を感知して来てみたけど、そこの小さい奴!何をしているの!?」


そういいながらエレネーと名乗った幼女は周りを見て、驚いた顔でヘドネーを見て


「まさか『ラリス』に地球の人類を送るつもり!?それは最高神ゼウス様から禁止されているはずでしょ?ゼウス様に逆らうのがどれほど危険なのかあなたわかってるの?」


はい?ラリス?最高神ゼウス?何を言っているんだ?

俺は急に訳が分からなくなり混乱した。


「ユーキ!事情が変わった。雰囲気を出そうと思い詠唱しようとしたが、今からお前を無詠唱でラリスに飛ばす!ラリスについたら少し待っておいてくれ!ほんの数分だ!細かいことはその時に話す!」


そういいながらヘドネーは無詠唱で俺を異世界に飛ばした。


その時、俺はヘドネーが『無詠唱』と言った瞬間にエレネーが恐怖に怯えた顔をしたのが見えた気がした。

















小説をご覧いただきありがとうございます!

最終巻の内容は決まっているのですが、そこまでつなげるのに一苦労なんです...

次回も見てもらえると幸せです!

ありがとうございました!


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