秘められた力と先生の秘密とは__⁉
最初はつまんないけど許してね!
1 「迪紀乃」君とプロローグ
「シャラン」
鈴の音がして、その時知った。
僕の血は「呪われている」ことを。
僕の家は古くから続いていることは知っていた。
歴史書物は沢山あって、知り合いには僕と同じものを感じる人がいた。
僕の名前は『穂窪 迪紀乃』
これで「すわ ゆきの」と読む。
穂窪という名前は僕の家系の中の術者にしか与えられない苗字だ。
僕は自分が術者として生まれてよかったと感じたことはない。
自分でもよくわからないことが出来てしまう。
それが嫌だった。
それからたまに「シャラン」という音が聞こえる。
気味が悪かった。
それらのせいでいつも一人だった。
ある人達と出会うまではずっと一人で16年間過ごしたのだ。
2 「埜闇」ちゃんと見えない学校
京都府立日本歴史高等学校。
そこに入学することになった。
「どこだよ!ここ!」
地図どうりに来たはずなのに道がない。
どうなってるんだよぅ…ここ…!
「邪魔よ。どいてくれないかしら。」
女の人の声がした。
振り返るとそこにはロングの綺麗な女の子がいた。
「あなた新入生?」
唐突だな!おい!
「そうだけど…どこにも学校なんてないよ?」
「あんた…話聞いてないの⁉」
うわぁ!おこられた!
「仕方ない。
来なよ、入り方教えてやるよ。」
歩き出すかと思いきや何かを唱えだした。
不思議な子だなぁ…
『表われし門よ開き給え』
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
突然、空中に扉が出てきた。
「ほら来いよ!
私は1年 埜闇 華爾奈、『のよ かじな』よ。
同級生ね。これからよろしく!」
登校初日、やばい子に会ってしまった…!!!!
まだまだ 続く!
お楽しみに~!